▼第16試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
○朝久裕貴(朝久道場)
KO 1R 2分59秒
×MOMOTARO(OGUNI-GYM)
朝久は父であり、朝久道場の朝久篤館長のもとで5歳から空手を学び、10歳の時にキックボクシングの練習を始めた。2015年からKrushに参戦し、無尽蔵のスタミナから繰り出すパンチ&蹴りのラッシュで小澤海斗や佐野天馬から勝利を収めている2016年からは中国の格闘技イベント『武林風』に定期参戦し、中国でも活躍。2018年3月には武林風WLF -60kg級王座決定トーナメントで優勝を果たした。2020年11月にはK-1で大岩龍矢に判定3-0の完勝を収めている。戦績は21勝(6KO)7敗。
MOMOTAROは2010年10月にNJKFでプロデビューし、2014年11月にNJKFフェザー級王座に就く。2015年9月には10連勝でWBCムエタイ日本統一王者になると、2016年4月にはWBCムエタイ米国フェザー級王者にも完勝。タイ、中国でも試合を重ね、2017年6月にはWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得。2019年には『ONE Championship』と契約し、3勝2敗の戦績を残して今年3月にK-1参戦を発表。しかし、5月の第一戦では西元也史にKO負けを喫し、今回が再起戦。戦績は32勝(8KO)12敗1分。
1R終盤、朝久は左ミドルで飛び込むと続く大きく外から回した左フックでダウンを奪う。そしてパンチで畳みかけると左フックをクリーンヒットさせ、MOMOTAROをマットに沈めた。
マイクを持った朝久は「久しぶりの試合ということで気合い入れて練習した結果でいい結果を出せたと思っています。MOMOTARO選手は尊敬していますし、僕も世界チャンピオンである以上、これからも強い日本人選手と戦うことになると思います。これからも頑張ります。これでスーパーフェザー級最強は誰か分かったと思います」と満面の笑顔で語った。