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レポート

【K-1】まさに“怪物”野杁正明が全試合KOでトーナメント制覇、カリミアンが延長戦で京太郎に判定勝ち、石井慧が延長戦の末に判定勝ちで大阪大会にも参戦表明

2021/09/20 13:09

▼第17試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
○村越優汰(湘南格闘クラブ)
判定3-0 ※30-27×2、30-26
×西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)


 村越は2011年4月にプロデビュー。2014年7月には第5代RISEバンタム級王座を獲得。K-1には2017年12月から参戦し、2018年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで優勝して王座に就く。2019年3月に卜部弘嵩の挑戦を退け初防衛に成功すると8月にスーパー・フェザー級転向のため王座を返上。11月には武尊に敗れるも武尊を苦しめた。2020年3月にレオナ・ペタスに敗れて連敗を喫したが、12月の両国大会で山本直樹からダウンを奪って再起。今年3月には芦澤竜誠も判定で破っている。戦績は30勝(11KO)9敗。


 西元は伝統派空手をバックボーンに持ち、2019年9月大会からKrushに初参戦。友尊をハイキックでKOするインパクト大のKrushデビューを飾ったが、朝久泰央、松本涼雅、TETSUに泥沼の3連敗。しかし、2021年3月のKrushでSATORU成合をKOして連敗から脱出すると、5月のK-1ではMOMOTAROをKO撃破した。戦績は11勝(11KO)6敗2分。


 1R、前に出る西元にサウスポーの村越は前蹴り、西元が打ちに来たところで右フックでいきなりのダウンを奪う。村越は左ミドル、右へ回り込んでのジャブ。西元はローから左フックを狙う。村越は左ミドルで距離を作っての右フック。西元はじりじりと圧をかけていく。


 2R、間に出る西元を前蹴りとけん制する村越。両者とも相手の前足に関節蹴りのような蹴りを出す。ロープを背負い続ける村越だが、西元の強打はもらわず、西元が近付いてくると左ミドル、左ストレート。西元はその左ミドルに右ストレートを合わせに行く。村越がコーナーを背負ったところで右ヒザ、左右ストレート連打を繰り出す西元。


 3Rも前に出るのは西元。村越はロープやコーナーを背負っての戦いとなるが、西元には打たせず左ミドルやヒザ蹴りで迎え撃つ。さらに左ボディストレート。村越の一定の距離に入れさせないような戦い方。近付けばヒザ蹴り、左ストレート、右フックを打つ村越。西元の強打は空振りさせる。


 ゴングが鳴ると村越は両手を広げて勝利をアピール、西元はがっくりとうなだれる。判定はその通り、村越の文字通りの“完封”勝利となった。

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