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レポート

【K-1】まさに“怪物”野杁正明が全試合KOでトーナメント制覇、カリミアンが延長戦で京太郎に判定勝ち、石井慧が延長戦の末に判定勝ちで大阪大会にも参戦表明

2021/09/20 13:09

▼第11試合【サイクリー Presents】スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R
○小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×國枝悠太(二刃会)


 小澤は空手とアマチュアボクシングをバックボーンに2014年6月のKrushでプロデビュー。11戦目で武尊の相手に抜擢され、乱闘騒ぎを起こすなど武尊に喧嘩を売って注目を浴びた。2016年8月には大岩龍矢を破り、第2代Krushフェザー級王座に就く。武尊には2016年11月の初代フェザー級王座決定トーナメント決勝戦で連敗を喫するもののライバルとして君臨。しかし、西京春馬に連敗を喫して2戦目でタイトルを奪われ、ジョージ・バレラ、芦澤竜誠にも敗れるなど大きく後退。覇家斗、鷹大に連勝して再び波に乗るかと思われたが、鷹大戦で左手拳を骨折し、2020年3月の約9カ月ぶりの復帰戦でもジャオスアヤイにTKO負け。さらに1年後の2021年3月に篠塚辰樹に敗れて連敗中。戦績は14勝(7KO)9敗2分。


 國枝はMA日本キックボクシング連盟を主戦場にし、今年1月からKrushに参戦。初戦は龍斗に判定で敗れたが、3月の2戦目では林京平を1Rで豪快KO。6月には鷹大も初回KOで仕留め、戦績を11勝(6KO)5敗3分とした。


 1R、サウスポーの小澤が前へ出る。小澤はサウスポーのセオリー通りではなく、相手の右側に入って左ストレートを連打する。國枝のパンチをよく見てかわし、左フック、右ミドル。バックステップも使う。小澤が左ストレートで突っ込みすぎ、バランスを崩したところへ國枝がボディを見舞う。


 2R、小澤は左ミドル、左ローで距離をとり、國枝がワンツーで前へ出てくるとバックステップでかわしていく。ノーガードで誘う小澤だが、出入りが速く國枝にパンチを当てさせない。自分は左ロー、左ミドルを蹴る。

 3Rも左ミドルを駆使する小澤。國枝は距離を詰めて左右フックからボディを見舞う。絶妙に距離を取ってなかなか國枝にパンチを当てさせない上手さを見せる小澤。國枝のパンチをかわして左のパンチを当てに行き、試合終了。判定3-0で小澤が久しぶりの勝利を飾った。

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