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レポート

【K-1】まさに“怪物”野杁正明が全試合KOでトーナメント制覇、カリミアンが延長戦で京太郎に判定勝ち、石井慧が延長戦の末に判定勝ちで大阪大会にも参戦表明

2021/09/20 13:09

▼第6試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R延長1R
×谷山俊樹(谷山ジム)
判定0-3 ※30-26、30-25、30-27
○篠原悠人(DURGA)


 谷山は学生キックを経て、2008年3月にプロデビュー。Bigbang以外にもK-1やKrushで活躍し、これまでWBKF王座のほか、WKA世界スーパー・ライト級、初代Bigbangスーパー・ライト級、ISKAインターコンチネンタル63kgなどの王座も獲得。今年3月のBigbangではPFCフェザー級王者・林優作を1RにハイキックでKO勝ちしている。戦績は33勝(10KO)10敗2分のベテランだ。K-1には2017年2月以来の出場となる。


 篠原は高校生時代にK-1甲子園2015 -65kgで優勝し、2016年4月にK-1初参戦。2018年K-1ライト級世界最強決定トーナメントでは1回戦でゴンナパーをKOする大番狂わせを起こして3位になり、2018年8月にはKrushスーパー・ライト級王座に就いた。同王座は返上してライト級に本格転向し、2020年6月ゴンナパー・ウィラサクレックが保持するKrushライト級王座に挑んだが判定で敗れ王座奪取ならず。9月のK-1大阪大会で卜部功也、今年3月のK’FESTAで西京佑馬に敗れて3連敗中。戦績は13勝(6KO)6敗。


 1R、篠原のジャブに谷山は右ロー。谷山は左ミドル、右ローと蹴りを多用するが、そこへ篠原が右ストレート、ジャブを合わせてくる。攻める谷山にカウンターを狙う篠原という展開。篠原は後ろ蹴りも繰り出す。


 2Rも谷山はジャブを出し、左ミドルと右ロー。篠原がジャブ、ワンツーを合わせる展開に。前へ出始めた篠原が左フック、右ストレート。プレッシャーをかけて谷山にロープを背負わせ左フック、右アッパー、右ストレート。谷山も左ミドルを返すが圧力に押され気味。


 3R、谷山は至近距離からの右ハイで勝負を懸けるが、篠原は前へ出てジャブを当てていく。さらに谷山が前へ出ようとするところへワンツー。そして谷山の右ストレートに右を合わせ、左フックの追撃でダウンを奪う。


 ワンツーの連打で追い詰める篠原が右フックでダウンを追加。谷山が立ち上がったところで試合終了のゴングとなった。篠原が大差の判定で連敗をついに脱出した。

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