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レポート

【K-1】まさに“怪物”野杁正明が全試合KOでトーナメント制覇、カリミアンが延長戦で京太郎に判定勝ち、石井慧が延長戦の末に判定勝ちで大阪大会にも参戦表明

2021/09/20 13:09

▼第4試合【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
○松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス)
TKO 2R 3分00秒
×マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)
※松岡が準決勝へ進出。


 松岡は空手からキックボクシングに転向し、新日本キックボクシング協会でプロデビュー。2017年に現在のK-1ジム五反田に移籍し、2018年1月からKrushに参戦した。2019年8月のK-1で近藤魁成にKO負けを喫して引退を口にしたが、2020年7月に復帰宣言。2021年4月には加藤虎於奈を判定で破り、第9代Krushウェルター級王座に就いた。戦績は10勝(4KO)7敗2分。


 その松岡と1回戦で対戦するドゥワンソンポンは、ムエタイで78勝(5KO)27敗2分の戦績を持ち、今年3月にK-1初参戦。近藤魁成に判定2-0で惜敗するも、右ミドルと前蹴りで前へ出るタフファイトを見せた。7月には中野滉太との試合が決まっていたが、中野の欠場により試合中止に。戦績は78勝(5KO)28敗2分。


 1R、松岡はムエタイスタイルにどっしりと構え、リズムもドゥワンソンポンに合わせる。しかし、ドゥワンソンポンが右を蹴り始めると松岡も右アッパー連打&右フックで応戦して手数が増えていく。ドゥワンソンポンは右を繰り出していくも松岡はよく見て当てさせない。


 2R、右ミドルの蹴り合いから松岡が左の三日月、右ヒザ。ジャブを伸ばす松岡にドゥワンソンポンは右を狙って何度も打っていくが、松岡はよく見てかわす。逆に左右フック、右ハイ、ヒザ蹴り、さらに連打とヒザ蹴りでロープに釘付けにし、ダウンを奪う。


 続いて右アッパー、左フック、右ハイ、ヒザ蹴りと猛攻を加えてドゥワンソンポンは防戦一方となり、レフェリーがストップ。松岡が猛攻で1回戦を突破した。

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