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レポート

【K-1】まさに“怪物”野杁正明が全試合KOでトーナメント制覇、カリミアンが延長戦で京太郎に判定勝ち、石井慧が延長戦の末に判定勝ちで大阪大会にも参戦表明

2021/09/20 13:09

▼第2試合【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
○野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
KO 1R 2分12秒 ※右ストレート
×FUMIYA(ポゴナクラブ)
※野杁が準決勝へ進出。


 野杁は空手からキックボクシングに転向し、2009年にK-1甲子園初となる高校1年生王者になり、“怪物”と呼ばれるようになった。圧倒的なテクニックと類まれなるセンスでプロ転向後すぐにトップクラス入りし、WBCムエタイ日本スーパー・ライト級王座、第2代Krushウェルター級王座、NDC -66kg王座などを獲得。2017年6月には日本人選手として初めてゲーオ・ウィラサクレックに勝利し、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者となった。翌年にはウェルター級に転向し、ジョーダン・ピケオーには敗れたもののその後は5連勝している。戦績は43勝(19KO)10敗。


 FUMIYAは水泳でジュニアオリンピックに出場し、陸上でも関東大会出場を果たしたフィジカルエリート。2017年3月にKrushでプロデビュー。勝っても負けても全てKO決着というレコードで戦績は8勝(8KO)8敗。8月29日の『Bigbang』で第7代Krushウェルター級王者・山際和希との再戦を初回KOで返り討ちにして今大会への出場を決めた。


 1R,いきなり右クロスをヒットさせる野杁。続いての左フックも鋭い。FUMIYAは得意のバックハンドブローを繰り出すが、野杁はしっかりブロック。ロープを背負わせるとヒザを突き上げ、これが空振りすると一度バックステップ、そこから踏み込んでの左ストレートでダウンを奪う。


 野杁は再びロープを背負わせると左ボディを打つが、FUMIYAが左右フックで反撃。野杁はFUMIYAのパンチをよく見ながらかわし、ブロックしてコーナーを背負ったFUMIYAに左フックから右ストレートで2度目のダウンを奪い、トーナメントルールの2ノックダウンで圧倒的な強さを見せつけて初戦を突破した。

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