2026年2月27日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 144』(U-NEXT配信)に、日本人選手5名の出場が発表された。
RISEスーパーフライ級(-53kg)1位・政所仁(魁塾)の初参戦が決定。ONEストロー級(-56.7kg)キックボクシング3分3Rでエドゥアルド・マルカリアンと対戦する。
政所はバルカン砲とも称される回転の早い打撃と相手の意表をつく技を武器に多くの強豪を破りJ-NETWORKフライ級王座、WBKF世界スーパーフライ級王座を獲得。2021年9月のDoA-53kgトーナメント一回戦で田丸辰にリベンジを果たすも準決勝で風音に判定負け。2023年7月に風音にリベンジし、11月の「NEW WARRIORSトーナメント」の準決勝で花岡竜をKO、決勝で長谷川海翔を破って優勝。2024年6月に大﨑一貴とのタイトルマッチを実現させたが、判定で敗れた。
12月には花岡と第3代RISEスーパーフライ級王座決定戦を争うも、判定負けでまたも王座に手が届かず。2025年5月、フライ級からの挑戦者・数島大陸にスプリット判定で辛勝したのも束の間、8月に那須川龍心に判定で敗れた。12月の再起戦では酒寄珠璃を2RにKOしている。戦績は23勝(8KO)13敗1無効試合。
政所と同門のRISEミドル級(-70kg)2位・憂也(魁塾)も初参戦。モハメド・ハディディとONEフェザー級(-70.3kg)キックボクシング3分3Rで対戦する。
憂也は長らくRISEミドル級のトップ戦線で活躍し、56戦のキャリアを誇るベテランファイター。破壊力のある右ストレートで、これまでに緑川創、匡志YAMATO、T-98といったトップファイターを撃破している。2025年6月にズオ・ヨウミンをKO、8月に髙木覚清にTKO勝ち、11月にはシュートボクシングに乗り込みSB日本スーパーウェルター級王者・都木航佑に延長戦で勝利した。戦績は38勝(19KO)15敗3分。
そして、WBCムエタイ女子世界ミニフライ級(-47.62kg)王者・藤原乃愛(尚武会 フジワラムエタイジム)の初参戦も決定。ONEアトム級(-52.2kg)ムエタイ3分3Rでカティ(タイ)と対戦する。
藤原はジュニアキック時代から50戦以上のキャリアを重ね、2021年5月にプロデビュー。相手を圧倒する前蹴りで連勝を重ね、プロ6戦目でAyakaに勝利し、高校3年生にしてミネルヴァ ピン級タイトルを獲得。2023年3月に撫子との初防衛戦で敗れ、続く5月のムエロークでは女子ムエタイ界トップの一角、モンクットペットに判定負けを喫して以降は、タイを主戦場に。
2024年6月にはタイ・カラレスタジアムで行われたFairtex Fight47kgタイトルを獲得。9月の『RAJADAMNERN KNOCK OUT』でも完勝、『BOM』『RWS JAPAN』『RWS』『ムエローク』で勝ち進み、2025年8月の『RWS』でシャダー・サイヤーンムエタイにTKO勝ちすると、10月の『BOM』でWBCムエタイ世界王座を獲得した。現在15連勝中。
ラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級(-47.62kg)の1位にランキングされ、日本人女子初のラジャダムナン王者を目指していると思われていたが、今回ONEに電撃参戦する。初のオープンフィンガーグローブムエタイ、そして通常より5kg近く重い階級が試合でどのように影響するか。
本戦契約選手である北野克樹(誠至会)の出場も決定。レニー・ブラジとONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ3分3Rで対戦する。
北野は関西の名門・誠至会のエースで、回転系の蹴り技を得意とし“竜巻旋風脚”の異名を持つ。2020年9月にベテランの健太から判定勝利を奪うと、11月にRISE初参戦で当時11戦無敗と勢いに乗る山田洸誓にプロ初黒星を付けた。これまでHOOST CUPウェルター級王座、WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王座、NJKF同級王座、WPMFインターコンチネンタル同級王座、IOCインターコンチネンタル同級王座と五冠を獲得。
BOMで行われた「ROAD TO ONE ムエタイ」のウェルター級トーナメントで2023年4月に優勝し、10月の『ONE Friday Fights 38』に初出場。ハリル・キュトゥクチュからヒジ打ちでダウンを奪って判定勝ち。2025年3月の『ONE Fight Night 29』で待望の本戦出場もステファン・コロディに判定で敗れた。今回が再起戦。
既報通り、RISEライト級7位のTAKU(TARGET)はサンガルティット・ルークサイコーンディン(タイ)とONEバンタム級(-65.8kg)キックボクシング3分3Rで対戦する。
RISEトップファイターの政所と憂也、日本女子ムエタイ界期待の藤原、ベテランの北野、そして新鋭TAKUと5名もの日本人選手が出場する注目度の高い大会となった。