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レポート

【K-1】まさに“怪物”野杁正明が全試合KOでトーナメント制覇、カリミアンが延長戦で京太郎に判定勝ち、石井慧が延長戦の末に判定勝ちで大阪大会にも参戦表明

2021/09/20 13:09

▼第9試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R
○斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
KO 2R 2分05秒 ※左ストレート
×佑典(月心会チーム侍) 


 斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。5連勝で「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」にエントリーされ、優勝候補と目されていたが、右手首キーンベック病(手首の月状骨がつぶれて扁平化する病気)で全治2カ月のため無念の欠場。2021年2月に6戦無敗でKrushフェザー級王者・新美貴士に挑んだが、判定で初黒星を喫した。5月のK-1で亀本勇翔に判定勝ちして再起。戦績は7勝(3KO)1敗。


 佑典は身長170cmのサウスポーで、戦績は15勝(6KO)5敗。K-1 JAPAN GROUPには2021年2月のKrushで初参戦し、桝本翔也を1R2分36秒、左ストレートで2度ダウンさせてTKO勝ちしている。欠場者を受けて3月のK-1に緊急参戦し、一階級上のスーパー・フェザー級で横山朋哉と対戦するも初回29秒でKO負けを喫した。今回も篠塚辰樹の欠場を受けての代打出場となる。


 1R、サウスポー同士。斗麗は左ミドル、佑典は右ローで蹴り合う。両者距離を測りながらの技を繰り出すが、斗麗が上下に蹴りを散らせて行く。


 2R、斗麗は左ストレート、佑典が返そうとしたところへ右ハイキックをヒットさせる。バッティングからの再開後、斗麗がクリンチ状態からヒザを顔面まで届かせてダウンを奪う。


 佑典はパンチで必死の反撃も斗麗は左右に構えをスイッチしながらのストレートで追い込む。佑典はダウンしたヒザ蹴りで鼻から出血し、ドクターチェックに。再開後、打ち合いに行く佑典が左ストレートをヒットさせたが、直後の打ち合いで左ストレートを直撃させてダウンを追加。これでKO勝ちとなった。


 斗麗はマイクを持つと「僕は絶対世界一になるので、ここからもっと強くなって世界チャンピオンになります」と宣言した。

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