▼第2試合 K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
×ルシール(オーストラリア/Taylormade Muay Thai)
判定0-3 ※27-30×2、28-30
〇末松 晄(K.I.K team BLADE)
※末松が決勝へ進出。

末松は福岡出身の19歳で、2023年4月にプロ2戦目でKrush初参戦。9戦のキャリアを持つ谷田美穂と対戦し、スピードを活かしたパンチ&キックで谷田を翻弄。しっかりサイドに動いて相手の突進をかわし、2Rには右ストレートの連打でダウンを奪って勝利。機動力とスピードを見せつけ、関係者から高く評価された。Krush2戦目では12戦のキャリアを持つKihoと対戦してドローに終わったが、高校卒業後の2024年9月は加藤りこに勝利、12月には大西日和との無敗対決も制した。戦績は5勝(1KO)無敗1分。身長159cmで今回のトーナメントでは最長身となる。

オーストラリアから参戦のルシールはWBCムエタイ世界ミニマム級(-45.35kg)王者、WBCムエタイ豪州ミニフライ級(-47.62)王者、MTL女子ミニマム級(-45kg)王者の三冠王。ムエタイベースで、オーソドックス構えからの右ローキック、左ミドルキックを得意とする。対戦相手のパンチ連打も堅いディフェンスを駆使して守り、接近戦ではボディへ突き刺すヒザ蹴りも使いこなす。2023年9月、当時9戦無敗の戦績を引っ提げてK-1に初参戦。菅原美優と対戦して判定負けも最後まで食い下がった。戦績は15勝(3KO)3敗。

1R、積極的に前へ出てパンチとローで攻める末松。左右フックの末松にルシールは左ミドル。末松は回り込んでタイミングのいい左フック、さらに回り込んでの右ストレート。ルシールもパンチを返すが、末松のスピードと手数についていけない様子。末松の右カーフに大きな反応を見せるルシール。末松は左ボディから左右フック、右ローと手数を出す。

2R、ルシールが強い左フックを放つも末松は下がらずワンツー、右カーフ、左インロー。ルシールの左フックに右のクロスを入れる末松。右カーフ3連発に下がるルシールへ飛びヒザ蹴り。ルシールはヒザとワンツーも末松に右カーフを蹴られて動きが止まり、末松がワンツーを打つ。飛びヒザ蹴りも。ルシールは足を止めて打ち合うが、末松が優る。

3R、ルシールは右ミドル、右ロー。末松は左右ボディにワンツー、右ローと手数を出し、コーナーへ詰めてのワンツーからパンチをまとめる。末松のヒザ、右ストレートで押し込まれるルシール。試合終了のゴングが鳴ると、ルシールは両手を腰に当てて負けを悟った様子。






