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レポート

【K-1】金子晃大が2度ダウンを奪って防衛成功、ヨードクンポンが秒殺KOで初防衛、寺田匠がリベンジ果たし初防衛、「特技はKO」ターザンがまたも初回KO、璃久がブタザに勝つ、小田尋久はシルバに及ばず、大久保琉唯がJTTの刺客をKO「朝倉未来選手、もっと強い選手を呼んでほしい」、女子アトム級王座決定トーナメントは本命・松谷綺が優勝

2025/02/09 11:02

▼第15試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
〇ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)
KO 1R 1分04秒 ※バックハンドブロー
×ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム)


 フェルドンクは“美しい人狼”と呼ばれているオランダの強豪ファイター。ヨーロッパのキックボクシング団体『Enfusion』の元ライト級(-70kg)王者で、K-1初参戦当時は11勝のうち7KOと高いKO率を持っていた。とくに左フックが強く、パンチの回転の速さで相手のガードを弾くパワーが持ち味。24年3月のK-1初参戦ではK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦で、和島大海をKOしてサプライズを起こした。続く7月の準々決勝はデング・シルバに判定負けを喫した。10月にはゾーラ・アカピャンに延長戦で判定勝ち。戦績は14勝(8KO)6敗。


 ジョムトーンはラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座を14歳で獲得すると、フェザー級、スーパー・フェザー級、ウェルター級の4階級制覇を達成。WBCムエタイでも世界フェザー級、世界スーパー・フェザー級、世界スーパー・ライト級と3階級を制覇。WMCでも世界フェザー級王座を獲得し、これまで獲得したベルトは16本という超一流選手。


 日本では2004年11月に初来日して以来、菊地剛介、大和哲也、日菜太、増田博正、T-98、アトム山田と各団体トップ選手に勝利。2022年9月にK-1初参戦を果たすと、アビラル・ヒマラヤン・チーターに初回KOち、12月には森田奈男樹にも2RでKO勝ち。2023年3月にK-1スーパー・ウェルター級王者の和島大海に挑戦したが、延長戦でKO負けを喫した。12月にウェルター級に階級を落として松岡力と対戦するも判定負け。戦績は211勝(49KO)47敗4分。


 1R、右ストレートでジョムトーンをコーナーへ追いつめたフェルドンクは、飛び二段ヒザ蹴りのような動きから着地すると同時にバックハンドブロー。完全に意表を突かれたジョムトーンはモロに喰い、フェルドンクの見事な一撃KO勝ちとなった。


 フェルドンクはマイクを持つと「レジェンドに1Rで勝つことが出来て嬉しく思います。さあ、次は誰との試合になりますか?」と笑顔でマイクアピールした。

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