▼プレリミナリーファイト第5試合 K-1ライト級 3分3R
×川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定0-3 ※27-30、28-30、29-30
〇中野大輝(TAD)
伝統派空手(全日本空手道連盟=通称・全空連)の大物がK-1デビューを果たす。その男、中野大輝(TAD)は大阪府出身の26歳。浪速高校、近畿大学と日本一の超強豪校の主将を務め、2020年には初のナショナルチーム入り。空手での主な実績は以下の通り。
2021年世界選手権 団体出場
2021年全日本選手権 無差別第三位
2022年シリーズAカイロ 第三位
2022年プレミアリーグバクー 第五位
2022年シリーズAジャカルタ 第三位
2023年全日本体重別選手権 準優勝
2023年プレミアリーグカイロ 第五位
2023年プレミアリーグラバト 第五位
2023年プレミアリーグ福岡 第七位
2023年 年間世界ランキング 第七位
2024年プレミアリーグトルコ 第五位
2024年全日本体重別選手権 第三位
2020年~2023年 ナショナルチーム所属
空手では2024年に一区切りをつけることを表明し、8月の全日本体重別選手権で3位入賞したのを最後に。『KARATE COMBAT』出場を目標に掲げ、11月にはアマチュアのキックボクシング大会に出場、サウスポーからハンドスピードを活かした右フックで豪快KO勝ちしている。
迎え撃つ川越は『格闘代理戦争』出身で、2020年4月にプロデビュー。なかなか芽が出なかったが、2022年5月に初勝利を飾り、現在の戦績は3勝8敗1分。プロ12戦のキャリアを持って、注目選手にプロの洗礼を浴びせることが出来るか。
1R、サウスポーでリングを大きく左へ回り込む中野。左ボディからの右フックをヒットさせて川越を大きくグラつかせるとラッシュを仕掛けるが川越は耐える。中野は蹴りをほぼ使わず、サークリングから飛び込んでのパンチを打つ。ボディ、アッパーも打つ中野。川越は前へ出て右ミドルを蹴るが、中野のパンチが速い。中野は左の三日月蹴りも。
2Rも大きく回り込む中野を川越が追う。中野が左ボディからの右フック、川越はヒザを突き上げる。ドスンッと音がする左ボディを打つ中野。さらに左三日月。川越は距離を詰めていくが中野にパンチを打たれ、中野はサークリングで離れていく。中野はミドル、ローを蹴るが川越は下がらず距離を詰める。
3R、右へ回り込んで右フック、左三日月を蹴る中野。川越はどんどん前へ出ていくが中野がかわす。そこへ中野が左フックをヒット。川越はヒザからクリンチに。川越が前に出ると回り込んでかわす中野が左ストレート、左アッパー。川越は前へ出て距離を詰めるがそこへ中野のパンチをもらってしまう。
判定3-0で中野がプロデビュー戦を勝利で飾った。




