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レポート

【K-1】金子晃大が2度ダウンを奪って防衛成功、ヨードクンポンが秒殺KOで初防衛、寺田匠がリベンジ果たし初防衛、「特技はKO」ターザンがまたも初回KO、璃久がブタザに勝つ、小田尋久はシルバに及ばず、大久保琉唯がJTTの刺客をKO「朝倉未来選手、もっと強い選手を呼んでほしい」、女子アトム級王座決定トーナメントは本命・松谷綺が優勝

2025/02/09 11:02

▼第13試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
〇デング・シルバ(ブラジル)
判定2-0 ※29-28×2、28-28
×小田尋久(TEAM3K)


 シルバはブラジルMMA団体『SFT』のSFT COMBAT-70kg王者。“灼熱のビッグモスキート”と呼ばれ、キックとMMAの二刀流ファイターでもある。身長190cmとこの階級では高くリーチがあり、蹴りとパンチのバランスに長けている。38勝のうち24KOを記録し、打ち合いの中から繰り出されるハイキックは的確。「 -70㎏世界最強決定トーナメント」開幕戦では璃久に初回TKO勝ち、準々決勝ではダリル・フェルドンクに判定勝ち、準決勝でコプリヴレンスキーに判定で敗れ3位となった。10月はジョーダン・ピケオーに延長戦で判定負け。戦績は44勝(24KO)6敗。


 小田はフルコンタクト空手出身で、2021年11月にプロデビュー。“マッスルタンク”のニックネーム通りのムキムキボディの持ち主で、空手の蹴り技にプラスしてパンチの強打を持つ。Krushには23年2月の夜叉猿戦で初参戦し、判定勝利。8月に山崎陽一からKO勝ちを収めるも、11月にフランスで初黒星。24年2月はKNOCK OUで中島弘貴から判定勝ちで再起すると、5月は第5代Krushスーパー・ウェルター級トーナメント準決勝で森田奈男樹をKOし、8月の決勝で璃久を破って同級王座を獲得した。10月にはストーヤン・コプリヴレンスキーに挑み、ダウンを奪う大健闘の末に延長Rで判定2-1の惜敗。戦績は8勝(4KO)2敗。


 1R、ローを狙う小田にサウスポーのシルバが長いリーチからの左右フック、さらに右ローを蹴る。小田は蹴りから入っていくが、シルバの右ストレートをもらって後退。シルバが前蹴りを出すと、小田は後ろ蹴りで対抗する。


 2R、小田はジャブを出しながら距離を詰めていくが、シルバは前蹴り、右ロー、ヒザと小田の進撃を防ぐ。小田は思い切って入り込むが、シルバはパンチを合わせてくる。再び前蹴りから入ろうとした小田にシルバが右のショートを合わせてダウンを奪う。小田は立ち上がると後ろ廻し蹴り、シルバは余裕が出たか同じ後ろ廻し蹴りを出す。


 3R、小田が左右のボディ。両腕ブロックを固めて前へ出る。右フックを繰り出す小田だがそこへシルバが右ショート。小田は密着するような状態から左ボディを打つ。


 判定2-0でシルバの勝利となった。

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