シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】風間大輝「今回の試合順にも納得いってなくて面白くないのでイライラしてる」vs.荒尾祐太「自分自身にとってもいい日になるように全力で頑張る」

2026/02/12 22:02
 2026年2月14日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2026 act.1』(U-NEXT配信)にて、第3試合の70.0kg契約3分3R延長無制限Rで対戦するSB日本スーパーウェルター級1位・風間大輝(橋本道場)と同級5位・荒尾祐太(チーム吉鷹)のインタビューが主催者を通じて届いた。  風間は2023年3月のSB初参戦時から、SBの理念である「打つ」「投げる」「極める」を体現する試合を見せ、オープンフィンガーグローブマッチでも熱い試合を連発し、SBの名勝負製造機として活躍。現在4連勝中と好調を維持し、ランキング1位として都木航佑が保持するベルトを狙う。  対する荒尾はSB伝説の漢・吉鷹弘率いるチーム吉鷹所属。極真空手仕込みの蹴りを得意とし、180cmの長身から繰り出される右ミドルとストレート、さらに近距離ではヒザと穴のないファイトスタイルで好成績を残す。昨年12月の前戦では、RISEミドル級5位の宮城寛克に判定勝利しており、こちらも3連勝と勢いに乗っている。 風間「気持ちよく勝ってタイトル戦に繋げる」 ――昨年は4戦4勝と好調でした。 「絶対に負けないぞ、という一心で戦った1年でした。好調というと語弊がありますけど、そういうのが報われた年だったんじゃないですかね」 ――連勝しているのは、その前の2024年10月に都木航佑選手に負けたことが一番大きかったですか? 「都木戦という括りはないですけど、プロデビューして3年でベルトを巻こうと思っていたんですけど、それが結果的に都木戦がラストの期限内というか、そこで負けてしまったのですが、負け方が微妙で辞められなかったのでスッキリするまでやろうと挑んだ1年だったので、その気持ちがずっと続いた感じになりました」 ――昨年の最終戦となった11月、ラジャダムナンスタジアムの元トップランカーのネットパヤック サウン・アルハンペクマイ戦では、首投げで2度のシュートポイントを奪取しただけでなく、3度のダウンを奪ってTKO勝ちと圧勝でしたが、今振り返ると? 「試合前から差がある相手だなとは思っていましたから。自分が負ける可能性があるとすれば、OFGマッチだったので一発もらうか、ムエタイ特有の左ミドルで僕が触れない展開が続いての判定負けの二択でした。実際はそうはさせず、普通に勝った試合になりました」 ――そういう中で決まった今回の相手、荒尾祐太選手に関してはどういった印象がありますか。 「印象がなかった選手なので動画を見返したところ、燃えない相手でしたが、ベルトを獲るために負けられない試合になるので、いつも通りの気持ちでやってきましたね」 ――試合映像を見ても特に驚かせるような攻撃や警戒ポイントもなさそうな感じだったんですか? 「ないです。試合を見ても、戦績の数字や試合結果を見ても、相手のいいところを消して判定付けづらい試合に持っている印象があります」 ――下手すればご自身もそういった試合に引き込まれる可能性も考えてます? 「もちろん試合なんでその可能性はあると思いますけど、僕のスタイルを貫き通したいですし、ここ最近はしたいことが試合で出るようになっています。僕が持っている一個の引き出しを開けれられば、自分の成長にも繋がるので、色々やりたいと思ってます」 ――何か磨いているものもあるんですか? 「特にこれをということはないんですけど、左構えに変えてから左でできることだったり、左の強みを万遍なく試合でやれていて、今回は今までに見たことのない展開になれば、僕の今までに出たことがない部分が出せたら、自分自身の成長の実感になりますね」 ――左構えに変えたのは何かきっかけがあったんですか? 「1年前の都木戦で左肩をケガしてから変えました。左肩が使えないことで、最初、筋力が戻らず、左腕が下がってきてしまい、練習でオーソドックスに構えていると右ストレートをすごくもらっていて、右ストレートもらわないように左構えにしたんです。左の筋力が戻ってからもずっと左構えでやるようになりました」 ――もうサウスポーの方が合っているんですね。 「そうですね。技術の比べ合いも左構えの方ができますし、これからもずっと左構えでしか試合をしていないですね。左構えの方がクリーンヒットをもらわないし、パンチもよく見えます。でも、僕の試合の理想は、RISEだったらYA-MANvs.山口裕人、RIZINで言えば、萩原京平vs.秋元強真のようなバチバチの殴り合いなんです。SB内では、ああいう試合をする選手がいないので、多分できないと思うんですけど、早くベルトを獲ってそういう試合をできる相手と戦いたいですよね」 ――今回勝って、タイトル挑戦のアピールもしますか? 「僕としてはいつまで待たせるの? って感じなんですけど、逆にタイトルに挑戦できるのは僕しかいないわけじゃないですか。仮に今回、彼が僕に勝ったとしても次はタイトルマッチにならないと思います。僕が勝った方が面白い展開になるのかなと思います」 ――最近の都木選手に関してはどういう印象がありますか。 「昨年11月大会でRISEの憂也選手に負けてましたよね。僕が獲ろうとしているベルトを持ってる人は強いままでいてほしいじゃないですか。僕は結構、応援してたんですけど、その試合では終始何もしないで負けたので何をしてるのかなと。本人はどう思ってるのか分かんないですけど、何で倒そうとしているのかが全く分からないし、KOを狙っているのかすらも分かりませんでした。何で倒そうとしているのかも全く分からず、疑問が残ったまま終わった試合でした。僕がベルトを巻いた方が、僕は打ち合うタイプなので試合自体も面白いし、今後面白い展開になるんじゃないですか。いつまでも中途半端な位置で戦っても続けている意味はないので、早くベルトを獲りたいですね」 ――当然かと思いますが、昨年11月のS-cupで優勝した同門の安本晴翔選手の活躍もご自身の刺激になりました? 「もちろんすごい刺激になりましたし、あの日だけに限らず、花岡竜君もそうですけど、アマチュアの時からあの2人の試合を見ていたので、最近に限らず、僕はずっと早く追いつかなきゃなという気持ちでいます。ここで気持ちよく勝ってタイトル戦に繋げます。今回、タイトルマッチがメインじゃないことで、SBのタイトルマッチをする選手たちが、SBのことを知らないお客さんの方々から軽視されちゃうと思うんですよ。ポスターでも4選手は小さく扱われてるし。だから、僕がタイトルマッチをメインにしてもらえるような勝ち方をするので楽しみにしていてください。僕は今回の試合順にも納得いってなくて面白くないのでイライラしてるんです。KOで勝ってマイクアピールするので楽しみにしていてください」 [nextpage] 荒尾「吉鷹先生からのアドバイスで対策もバッチリ」 ――2025年は6戦し、ご自身にとってどういった一年でしたか。 「今までにないぐらいたくさん試合をさせていただいたのでいろんな経験もできて、選手としても技術的にも成長させてもらった1年になりましたね」 ――試合数が多いのはご自身の希望で? それとも師匠の吉鷹弘さんからの指示なんですか? 「吉鷹先生が組んでくださってます。『これでいくよ』と言われたら、僕は『はい、わかりました』という感じで相手を選ぶことなく、試合をさせていただきます。やっぱりファイターというのは試合をしてなんぼだという考えもあるでしょうし、試合ができませんぐらいの大きな怪我は今のところありがたいことにないので、そういった部分でも組んでくださっているのかなと思いますね」 ――吉鷹さんは偉大な選手だっただけに、練習での一言の重みも違ってきますか? 「そうですね。僕自身はすごく重みを感じます。練習で苦しくて疲れて動けなくても『まだ動ける、大丈夫だよ』と何気ない一言でも、『ああ、まだ動くんじゃないのかな』と、そんな気持ちにさせてくださいます」 ――ご自身としては、どんどん試合をしたいタイプですか? 「そうですね。試合していた方がいいタイプかなと自分でも思いますね」 ――それはベースの極真空手ではトーナメントになると、連日何試合も組まれる試合経験によるものですか? 「そこは意外と関係ないかもしれないです(笑)。自分的には試合をたくさんさせてもらった方が、一戦ごとに良くなったり、成長した部分というのを自分で多く感じます。逆に空手の時はたくさん試合をしていたのですが、そういう成長をあまり感じたことはなく、むしろあんまり試合をやりたくないタイプでした(苦笑)」 ――成長というのはどういう部分で感じるんですか? 「試合前の調整方法もそうですし、精神的な部分は昔よりは緊張するんですけど、緊張をコントロールすることが徐々に自分でできるようになったりもしてきました。あとは、技術的な部分で吉鷹先生から『次の試合ではこうやるぞ』と言われたことを、試合までの間にたくさん詰め込んでやるので、知らない間にいろんな技術が身に付いています。あと、僕はキャリアが浅い中でも、韓国人選手と多く対戦させてもらっていて、対戦相手にも恵まれていると思います。韓国人選手と戦ってきて思ったんですけど、みんな気持ちが強く、すごく頑丈だなと。この攻撃は効いたのにと思っても、なかなか倒れなかったり、効いた素振りを見せないことがすごく多かったので、そういう面でも勉強になりました」 ――昨年8月には現チャンピオンの都木選手と対戦し、今振り返ってご自身的にどういった試合になりましたか? 「しんどい苦しい試合でしたが得るものは多く、たくさんのことを学ばせてもらったので対戦させてもらって良かったと思います。あの試合があって、より自分は一層成長させてもらったので都木選手に感謝しています」 ――再延長にもつれ込む大接戦の末に判定負けでしたが、現チャンピオンとの差はどう感じました? 「経験の差があると思いました。チャンピオンは僕よりもデビューは早く、キャリアもたくさん積んでいるので、そういった部分は大きく感じました」 ――昨年12月には、沖縄でRISEランカーの宮城寛克選手に勝利していますが、どういう試合だったんですか。 「相手が得意なパンチを特にもらわず、3Rに右ハイキックが当たってグラつかせたことが結構ポイントになったことで判定勝ちすることができました。相手は他団体のランカーということでしたが、特に意識した部分はなかったですね。その3週間前にGLADIATORさんのリングで試合をしていて、そのスパンで試合をするのが初めてで、それが吉と出るか凶と出るのか、そこだけが心配でしたね。試合に対する思い入れとしては、とにかく勝ちたい、負けられないという気持ちしかなく、RISEの選手というのは全く意識してなかったです」 ――今回の相手、風間選手についてはどういった印象がありますか。 「スイッチしてサウスポーでもオーソドックスでも戦えるいい選手だと思います。すごく投げが上手い選手なので、そのあたりはすごく警戒はしてますが、吉鷹先生からのアドバイスで対策もバッチリです」 ――風間選手はランキング1位の選手だけに、ここで勝てばタイトルにもぐっと近づく一戦になるかと思いますが、そこは意識してますか? 「そうですね。でも今はタイトルのことはほぼ考えてなく、目の前の試合が大事なので負けないことを意識しています」 ――では試合を楽しみにしているファンにメッセージを。 「去年の8月に試合をさせてもらって負けてしまったんですけれども、そこから経験を積ませてもらって、今回の試合を観に来てよかったと思えるような、自分自身にとってもいい日になるように全力で頑張りますので、よろしくお願いします。応援してください、とは言わないので、少しでも見てもらえたら嬉しいですし、少しでも名前だけでもまた覚えてもらえたらいいかなと思います」
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