▼第4試合 K-1女子フライ級 3分3R延長1R
〇池内紀子(POWER OF DREAM/Krush女子フライ級王者)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×ベセラ・ロガスカ(ギリシャ/DIAMOND CAMP)

池内は21年3月にKrushでプロデビューし小澤聡子から判定勝利。その後も連勝すると、23年6月に麻央を撃破。10月は第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメントにエントリーされると、準決勝で真優から判定勝利をものにした。決勝では麻央と再戦し、延長判定で返り討ちにして無敗で第6代Krush女子フライ級チャンピオンに輝いた。24年11月のチェ・ウンジ戦は、チャンピオンになって初の試合、初の国際戦となったが、右の強打を決めて初のKO勝ちを収めた。

ロガスカは、ギリシャのムエタイ&キックボクシングで結果を残し、“ダイヤモンド”の異名持つ。23年8月にはトルコで行われた「OFC Fight Night」で、23年3月にKANAと激戦を繰り広げた5冠王のフンダ・アルカイエスと対戦し、勝利している。的確にジャブを当てて試合を組み立て、パンチ連打から蹴りへつなげるコンビネーションで崩していくタイプで、Kのリングでも大暴れしそうだ。

1R、池内はジャブを突きつつ左右の前蹴り、右ローを蹴っていく。ロガスカも左ミドル、右ロー、左右フックを返していく。池内は右ローを蹴り、右ミドル、左ボディ。ロガスカはボディを打たれて一瞬嫌な顔をする。

2R、右ローを蹴るロガスカに池内は前へ出てワンツー、ヒザ、左ボディ。池内の圧に下がるロガスカは池内との打ち合いにも応じるが、前へ出ていくのは池内。ワンツーの連打で畳み込み、右の強打を叩きつける。ロガスカも池内のジャブに右クロスを狙う。右カーフから右ストレートをヒットさせる池内が前へ出て攻め続けた。

3Rも前に出て攻めまくる池内。ロガスカも打ち返すが手数が違う。池内はジャブ、右ヒザ、右ロー、右ストレート。ロガスカは攻撃を出しても池内が前に出るため下がる。池内の右ストレートにロープを背負うロガスカ。ヒザ蹴りで反撃するロガスカに池内の右フックがヒットし、池内がラッシュをかける。最後まで攻め込み、ロガスカも打ち返した。





