▼第14試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
×モハメド・ブタザ(オランダ/Southpaw Gym)
判定0-2 ※28-30、30-30、29-30
〇璃久(HIGHSPEED GYM)

ブタザは元Enfusion -67kg世界王者で、現GLORY世界フェザー級7位のアフマド・チク・ムーサには2度勝利。2022年5月からは『ONE』に参戦。初戦でダビット・キリアに勝利してみせたが、シッティチャイ、モハメド・シアサラニには判定負け。2023年9月にフルカン・カラバフから1年4カ月ぶりの白星を勝ち取ると、2024年2月にドミトリー・チャンゲリアにも勝利してONE戦績を3勝2敗とした。11月23日にはドイツの『Fair FC 18』にて海人と2023年12月に対戦したジェームズ・コンデに勝利。2024年12月、シュートボクシングで海人との対戦が決まっていたが、練習中の怪我で欠場となり試合は実現しなかった。戦績は17勝(4KO)2敗。

ONEでの試合では頻繁にスイッチし、飛びヒザ蹴りをいきなり放つなどアグレッシブな戦いぶりを見せており、海人は「正直、苦手なタイプやと思います。距離を上手にとるし、トリッキーなところもあるので」と評していた。

璃久は2019年4月に『S-BATTLE』でプロデビュー。2戦目からはシュートボクシングを主戦場とし、4勝1敗の戦績を残す。『NO KICK NO LIFE』や『HOOST CUP』、『NJKF』などに出場し、2023年7月にKrush初参戦を果たすと森田奈男樹を3RでKOしてインパクトを残した。続けて12月のK-1ではアビラル・ヒマラヤン・チーターからダウンを奪って殊勲の勝利。2024年3月の「K-1 WORLD MAX -70kg世界最強決定トーナメント」に抜擢されたが、デング・シルバにTKO負けを喫した。5月・8月に行われた「第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」では決勝進出も小田尋久に敗れ戴冠ならず。11月のKrushで匡志YAMATOから左フックでダウンを奪っての勝利で再起した。アグレッシブかつ攻撃力の強さを発揮している。戦績は11勝(5KO)4敗1分。

1R、サウスポーのブタザは懐深く構えてジャブ、前蹴り。璃久はジャブを突きながら前へ出るがブタザのガードは堅い。ブタザは左インロー、左ストレートから右ローと攻撃をつなげていく。璃久もワンツー。ブタザはオーソドックスにスイッチして右ミドルを蹴っていった。

2R、璃久が右ストレートをヒットさせる。ブタザは一度下がるが右ローを蹴る。そこへ璃久が右ストレート。ブタザは前蹴りと右ロー、璃久は右ストレートをボディにも入れる。ブタザの前蹴りでバランスを崩す璃久。

3Rも右ローを蹴っていくブタザ。左右の前蹴りを出しながら前へ出て行く。璃久はワンツー、右ボディからの左フック。しかしブタザはすぐに前蹴りで突き放して右ローを蹴る。突き放すような前蹴りを多用するブタザ。右ローからの右ストレートも。璃久は右カーフからの右を放つが、またもブタザが突き放すような左右前蹴りで前へ出る。ブタザはガチャガチャした動きで璃久はやりづらそう。璃久は右のフックを連打。






