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【K-1】金子晃大が2度ダウンを奪って防衛成功、ヨードクンポンが秒殺KOで初防衛、寺田匠がリベンジ果たし初防衛、「特技はKO」ターザンがまたも初回KO、璃久がブタザに勝つ、小田尋久はシルバに及ばず、大久保琉唯がJTTの刺客をKO「朝倉未来選手、もっと強い選手を呼んでほしい」、女子アトム級王座決定トーナメントは本命・松谷綺が優勝

2025/02/09 11:02

▼第3試合 K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
〇松谷 綺(ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者)
判定3-0 ※30-26×2、30-27
×マフィア・ペットモンコンディー(タイ/Petchnongki Gym)
※松谷が決勝へ進出。


 松谷は2021年8月にKrush初参戦を果たし、森川侑凜からダウンを奪って判定勝ち。2022年6月の「K-1初代女子アトム級王座決定トーナメント」1回戦で菅原美優に判定2-0で敗れ、プロ8戦目にして初黒星もその後は再び連勝し、2023年7月に初代K-1女子アトム級王者のパヤーフォンを延長戦の末に降した。11月には奥脇奈々に勝利し、第4代Krush女子アトム級王者に。その後は奥脇奈々、チョン・ユジョンから共にダウンを奪って勝利し、11月にはガブリエル・デ・ラモスを初回KOで仕留めて6連勝中。戦績は11勝(1KO)1敗2分。


 マフィアはなんとまだ15歳の若さで、戦績は21歳の松谷を大きく上回る42勝(3KO)4敗1分。変幻自在の戦い方が出来る器用なムエタイファイターで、スピードを活かしたステップワークからの的確な前蹴り、相手のボディをえぐるような鋭角なヒザ蹴りで苦しめたかと思えば、アグレッシブに前へ出てパンチで追い込む戦いを見せるという。K-1ルールへの順応がカギとなりそうだ。


 1R、マフィアは前蹴りを伸ばしていく。蹴りからパンチで前へ出ていくマフィアに松谷は左へ回り込みながらの右ロー、左ミドル。手数多く前にも出てくるマフィアを松谷は前手を伸ばして止め、左ローを蹴ってワンツーにつなぐ。松谷の前蹴り2発に転倒するマフィア。前蹴りで前へ出たマフィアを松谷が左フックでグラつかせ、一気に左の連打をまとめてダウンを奪う。立ち上がったマフィアを前蹴りで吹っ飛ばす。


 2R、一気に仕留めに行く松谷だがマフィアも前へ出て左ミドルと前蹴り。松谷はジャブでその進撃を止めるが、マフィアは首相撲が多い。ワンツー・左右ミドルのマフィアに松谷はプッシュしてワンツー。左フックでグラつかせる松谷だが、マフィアは前へ出て組んでくる。前蹴りで迎え撃つ松谷だが、パンチが近すぎて当たらない。


 3R、松谷がパンチとヒザで攻めるがマフィアも前へ出て左右ミドル。松谷の右ローが重く決まるが、マフィアの突進は止まらない。松谷の手をつかんで連打を許さないマフィア。松谷がジャブ、右フックで前へ出るがマフィアがすぐに組むため攻撃が止まってしまう。


 判定は松谷が大差で勝利。末松が待つ決勝へコマを進めた。

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