K-1K-1
K-1
レポート

【K-1】金子晃大が2度ダウンを奪って防衛成功、ヨードクンポンが秒殺KOで初防衛、寺田匠がリベンジ果たし初防衛、「特技はKO」ターザンがまたも初回KO、璃久がブタザに勝つ、小田尋久はシルバに及ばず、大久保琉唯がJTTの刺客をKO「朝倉未来選手、もっと強い選手を呼んでほしい」、女子アトム級王座決定トーナメントは本命・松谷綺が優勝

2025/02/09 11:02

▼第16試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R
〇ティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club)
KO 1R 2分31秒 ※左フック
×カルロス・ブディオ(ブラジル/ブラジリアンタイ)


 ターザンはヨーロッパを中心に驚異のKO率(27勝25KO無敗。そのほとんどが1RでKO)を誇り、まだ23歳と若く身長188cm・体重90kg。子供の頃から陸上競技をしており、オランダとゼーラントで優勝経験あり。12歳からは体操も経験。キックボクシング歴は5年で、Enfusion世界ライトヘビー級&クルーザー級王座の2階級制覇、特技は「ノックアウト」。2024年7月の『LEGEND vol.1』に初来日を果たし、遊笑に初回KO勝ち。12月のK-1に再来日すると、RUIを1Rわずか27秒、左ストレートでKOして自身21回目の初回KO勝ちを飾った。


 いま注目のターザンを迎え撃つブディオはFIGHT DRAGON BRASIL-90kg王者、KTK WORLDヘビー級王者で、2018年10月のHOOST CUPで谷川聖哉に判定勝ち、2022年8月のRISEでは安ジェスにKO勝ちして2022年12月にK-1初参戦。クルーザー級王者シナ・カリミアンと対戦して1Rに強烈なパンチでダウンを奪ってKO寸前まで追い込んだものの、2Rに後頭部へのパンチを放ってしまい、反則負けを喫してしまった。2023年7月の2度目のK-1参戦では星龍之介を1Rわずか58秒で3度のダウンを奪ってKO勝ちしている。戦績は19勝(14KO)3敗とこちらもKO率はかなり高い。


 1R、ブディオは序盤からフルスイングの左右フック、ターザンは右カーフ。ブディオも右カーフを2発。ターザンが前に出てきたところへブディオが右フックをヒットさせてグラつかせたが、ターザンはすぐに回復して再び前へ出る。その後もブディオのフックをもらうターザンだが、前へ出て右カーフ。相打ちのようにターザンの左がヒットし、グラつくブディオ。ターザンはクリンチしてきたブディオを足を掛けて倒し、ブディオは転倒。


 再開後、ターザンが右カーフを蹴り、ブディオの返しの左フックをスウェーでかわしたターザンがショートの左フック。これでブディオはダウンし、ターザンのKO勝ちとなった。


 ターザンはマイクを持つと「お久しぶりです。ア~アア~! 本調子でなかったけれど最高のKOをお届けすることが出来て最高に嬉しいです」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント