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レポート

【K-1】金子晃大が2度ダウンを奪って防衛成功、ヨードクンポンが秒殺KOで初防衛、寺田匠がリベンジ果たし初防衛、「特技はKO」ターザンがまたも初回KO、璃久がブタザに勝つ、小田尋久はシルバに及ばず、大久保琉唯がJTTの刺客をKO「朝倉未来選手、もっと強い選手を呼んでほしい」、女子アトム級王座決定トーナメントは本命・松谷綺が優勝

2025/02/09 11:02

▼第18試合 K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇寺田 匠(team VASILEUS/王者)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×新美貴士(名古屋JKファクトリー/挑戦者)
※寺田が初防衛に成功。


 寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んでABEMAの番組企画『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると6戦無敗の快進撃を続けていたが、2023年6月の元Krushフェザー級王者・新美貴士との試合で初黒星。11月にはイタリアの『OKTAGON』でISKA世界スーパーフェザー級王座を奪取、2024年2月は『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で冨永武聖から1RでTKO勝ちを奪うと、7月に挑戦者の最有力候補だった兼田将暉を判定で破った。そして9月、軍司泰斗を延長戦の末に破り、K-1 WORLD GPフェザー級王座に就いている。戦績は10勝(4KO)1敗。


 新美は2018年8月からK-1 GROUPに参戦し、2020年の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」で優勝して王座に就いた。同王座は2022年5月の4度目の防衛戦で玖村修平に敗れて失っている。2023年3月のRISEでRISEフェザー級王者・門口佳佑に判定で敗れた。6月に無敗の寺田匠からダウンを奪って初黒星を付け、再起を果たしたのもつかの間、10月に稲垣澪に判定で敗れた。2024年3月には『ホーストカップ』でシュートボクシングの魁斗とドロー。7月には竹内将生をKO、11月に大脇武を初回KOに沈めて寺田への挑戦をアピールしていた。戦績は18勝(8KO)10敗1分のサウスポー。


 1R、さっそく前に出る新美に前蹴りを出す寺田だが、すぐに新美が距離を詰めてパンチ&ロー、左ミドル。寺田がローを返すとワンツーを繰り出す。サウスポーの新美がノーモーションの左ストレートを打ち、寺田も左フックを打ち返す。寺田が左ボディから左フック、さらに左ボディで新美をロープに釘付け。寺田の左ボディ、左フックに防戦一方となる新美。


 2R、新美が再び前に出て左インロー。しかしローブローになってしまう。新美は左ミドル、左インロー。寺田は前に出て左フック、左ボディを狙う。プッシュして左インローを蹴る新美。右ハイを蹴る寺田は右カーフ、左ボディ。寺田が前蹴り、ヒザ蹴りで新美を迎え撃つ。



 3Rも前に出る新美。ガードの上からでもパンチを叩き、左ミドルと左インロー。寺田も右ローを返して左フック。前進して左ミドルを蹴る新美に寺田は右ロー。寺田が左ボディを連発。終盤になると両者パンチで打ち合い、寺田が左右フックを当てていく。


 判定は3-0で寺田の勝利、初防衛に成功した。「1年半前に新美選手に初めて負けて、そこから悔しくて応援してくれる人が減ったりとか絶対に負けたくないと思って。そこから2年間しっかり練習して決ました。やってきたことは間違っていなかったので上を目指していきます。それと武尊さん、武尊さんのおかげで今の僕があるし、3月はみんなで武尊さんを応援しましょう」と語った。

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