2026年4月26日(日)東京・後楽園ホール『RISE 197』の対戦カード発表記者会見が、3月6日(金)都内にて行われた。
中村寛が返上したRISEライト級(-62.5kg)王座を、同級1位・奥山雅仁(OISHI GYM)と同級3位・塩川琉斗(TOP STAR GYM)が第9代王座決定戦3分5R延長1Rで争う。
塩川が「第9代ライト級王者になる塩川琉斗です。やっとタイトルマッチまでこぎ着けたので必ずベルトを巻きたいと思います」と挨拶すると、奥山は「第9代ライト級王者になる奥山雅仁です。ついにここまで来たなという感じで、OISHI GYMとしては3本目のベルトなのでしっかりと持って帰ります」と、両者とも自分が王者になる男だと主張。塩川は「真似すんなよ」と釘をさす。
互いの印象を聞かれると、塩川は「特にこれといった印象はないんですけれど、相撲みたいに前に出て来るなと思っています」と評する。
これに奥山は「僕のスタイルは前に出てガツガツ戦うスタイルなので。それが良いと思っているので、それに飲まれるんだろうなと思っています」と否定はせず、飲み込んでやるとし、塩川については「足技が得意なのかなって印象ですね」とした。
上半身裸でジーンズにバラの花を差すという奇抜なファッションで登場した奥山は、その理由を聞かれると「このバラはベルトに対する愛と、塩川選手に対する愛。愛を持ってぶん殴るので」と言うと塩川にそのバラを手渡し。
「ありがとう」と素直に受け取った塩川だが、「愛を持って戦うらしいので、僕も愛を持ってぶっ飛ばしてやろうかなと思っています」と、両者とも愛を持って相手を殴るという。
塩川はこれまで8勝(1KO)3敗。伊藤隆RISE代表からKOが少ない、あまり狙いにいかない戦い方だと指摘を受けたこともある塩川だが、「いろいろ選手が会見だったりで『絶対倒します』とか言ってるけれど、有言実行してる選手は少なくて判定が多い。僕は倒せる時があれば倒すし、チャンスがなければ完封して相手をぶちのめすだけなので。だからべつにKOへのこだわりはないですね。倒せる場面があれば倒しに行く感じです。このスタイルを変えるつもりはないし、伊藤代表に言われたからKOを狙いに行くとかはないです。でも常にKOは狙っているので。倒せる場面があったら倒します」と言い放つ。
これに対し奥山は「例え話なんですけれど1000万円稼ぐという目標を立てたとして、直ぐに1000万円稼げるかと言えば無理ですよね。1000万円稼ぐためには1億円稼ぐとかちょっと大きい目標を立てないといけないと思うので。試合だったら『KO勝ち』、『倒しに行く』って言わないと勝てないですよね。塩川選手はそれでも勝ってると思うんですけれど、周りから見たらそれってどうなのかなと思うので。僕は倒しに行きます」と、真っ向から反論する。
しかし塩川は「お前の試合も面白くないだろ。相撲だぞ、アレは。前に出るだけだからな」と毒舌。奥山も負けじと「後ろに下がってチョコチョコやってるよりは面白いと思うので」と塩川のスタイルをディスる。
塩川は「いや、前に出ても技を出さないと意味ないだろ。これは相撲じゃなくてキックボクシングなんだ。パンチも蹴りも技を出して前に出るのはスタイルになるけれど、お前は押してるだけ」と相撲スタイルだと反論し、奥山は「いや、パンチも蹴りも出してるし、ただ押してるだけじゃない」と言い返すが、塩川は「お前は押してるだけのが多い」と互いのスタイルを否定する舌戦を展開した。
困惑する伊藤代表を挟んでの舌戦が一通り終わり、前王者である中村寛が強烈なキャラクターでRISEを引っ張る選手であったことから、その後を継ぐ王者としてどんな王者になりたいかと聞かれると、奥山は「僕はありがたい事に周りから『カッコいい』と言って貰えているので、そういった部分でも王者になってもっともっと注目を集めていけるかなと思っているので。王者になってもっともっとRISEを有名にしていきたいです」と、ルックスを活かしていきたいと宣言。
塩川は「中村寛選手は『倒す』って言ってたくさん倒してKOが出来る選手だったんですけれど、僕は違うスタイルで完璧な試合をして毎回“塩漬け”にするスタイルを貫いて圧倒的な王者で居続けたいと思っています」と、塩漬けスタイルで絶対王者になると断言。
【写真】奥山のバラに塩をふりかける塩川 伊藤代表も苦笑する中、奥山は「塩漬けはさせないので、そこは覚悟しておいて欲しいですね」と自分は漬けられないと返答。それを聞いた塩川は「言っとけって感じですね。今までの試合を見れば分かると思うんですが、みんな完封してきているので。じゃあ、塩漬けさせないためにどんな試合をするのって感じですね」と、全く意に介さなかった。
相撲スタイルvs.塩漬けスタイル、KOを巡るイデオロギーも相反する両者。自分を貫いてベルトを巻くのはどっちだ。