2026年5月2日(土)東京ドーム『NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ 井上尚弥 vs 中谷潤人』の記者会見が3月6日(金)都内にて行われた。
世界統一スーパーバンタム級タイトルマッチ3分12R、井上尚弥(大橋ジム)vs.中谷潤人(M.T)が正式発表された。
WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパー・バンタム級4団体統一王者で32勝(27KO)無敗の井上と、元WBC・IBF世界バンタム級王者で32勝(24KO)無敗の中谷がついに激突する。 会見に登壇した王者・井上は「この日を迎えられたことを自分自身嬉しく思います。そして1年前、年間表彰式でこの戦いを呼び掛けてから、お互いが無敗であること、1敗もしてはならないことを約束してこの日が来ました。5月2日、この2人が激突するという歴史的瞬間を皆さんに必ず見て欲しいと思います」と挨拶。
挑戦者・中谷については「12月のサウジアラビアでの試合も見ましたけれど、あの対戦相手にあの試合というのは自分自身凄く評価できる試合でありますし、、またひとつ中谷潤人というボクサーを強くした試合ではあると思うので、気を引き締めて5月2日まで行きたいと思います」と評した。井上真吾トレーナーは「身長があり、リーチもあり、懐が深く、なかなか攻略しづらいと思うんですけれど、そこはトレーナー陣と尚弥といろいろ話し合いながら、しっかり崩せるように、そして勝利できるように仕上げていきたいと思います」と話している。
中谷は「1年間、井上選手から声をかけられて無敗でしっかりこの場所にたどり着くことが出来たので、あとは世界チャンピオンになるだけだと思っています。最高の試合にしたいと思いますので、皆さんに見ていただけたら嬉しく思います」と話し、「年末の試合でたくさん得るものが大きかったので、そこと向き合って自分自身成長が出来ているので、5月2日にその成長した姿をお見せするとともに必ず世界チャンピオンになりたいと思っています」と宣言。 ルディ・エルナンデストレーナーは「どのような試合を見せたいかとの話になりますと、中谷潤人が中谷潤人たる全てを出すために、最高の能力と100%の力を出し切らなければならないと思っています。そうすることで井上尚弥選手、世界最強とも言われるこの男との対戦というものがしっかりとものになるではないでしょうか。最強と最強のぶつかり合いということには変わりないと思います」とした。
また、セミファイナルでは世界スーパーバンタム級3分8Rとして前WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋ジム=11勝(9KO)1敗)vs.WBAアジア・スーパーバンタム級王者&WBA世界同級15位ワン・デカン(中国)、第5試合ではWBC世界バンタム級タイトルマッチ3分12Rとして王者・井上拓真(大橋ジム)vs.世界4階級制覇・井岡一翔(志成ジム)も行われる。
今大会は「LeminoR」にて国内生配信。「ドコモ MAX」「ドコモポイ活MAX」契約者は「特別な体験価値」特典として、追加料金なしで視聴できる。チケットは「ドコモ MAX」「ドコモ ボイ活MAX」「dカードPLATINUM」利用者限定で、2026年3月6日(金)午後6時00分から先行で先着販売。
[nextpage]
井上尚弥、中谷なら井上を倒せるの声に「ちょっと待てよ、そこは証明したい。自分が積み上げてきたこのキャリアをナメられてんじゃないか」
「非常にワクワクしてますね。プロデビューしてからこの約2カ月前まで、自分がこの状態になるっていうのは初めてのことですし、それだけ世間の注目というか、自分自身がこの試合にどれだけの気持ちで臨んでいるかっていうのが現れてます。
(日本人対決は全然心境も違う?)やっぱり違いますよね。(運命的なものを感じる?)うーん、この同じ時代にお互いが全盛期と言える時代に、そしてこのお互いの積み上げてきた戦績というものも見れば“運命的”と言っていいんじゃないですか。
(中谷との運命が始まったのは?)自分もその最初の頃は全く気にしてはなかったですけど、階級が近づくにつれて、そして、ファンがやっぱりこう『中谷なら井上を倒せるんじゃない』(という声を聞き)『ちょっと待てよ』──まあ、そんなところからですね。
(「格の違いを見せる」というのはその気持ちの表れ?)まあ、そうですね。少なからず日本のファンの方から、そういった声が出てるんであれば、そこは証明したいという思いだし、それも同じ日本人というところで、そういう声が上がってるのは、自分がこう積み上げてきたこのキャリアを見た時に、ナメられてんじゃないかと、そういう気持ちにもなりますし、『やってきたことは違うよ』ってところで、5月2日はしっかり格の違いを見せて勝ちたいと思います。
(ルディトレーナーの「勝つなら判定」発言について)でも、ちょっとさっき訂正してましたよね。まあ、ルディは策士だから、そういう発言からもう始まってると。僕に判定では勝てません。
(高揚感や違うものを見せてやるという思いも?)違うものを見せてやるぞという特別な思いはなくて、やることはもう毎度、毎試合同じです。
(自身との対戦の声もあった井岡一翔と井上拓真の試合に感じるものは?)ああ、すごく感じますね。あの井岡選手とやるっていうことは自分の中でもなんか、拓真がそれだけ特別な思いで試合に挑めると思うし、自分もいっときはそういった声が上がっていたんで特別な選手ではありますし──ただ一つ訂正したいのが畑山さんのチャンネルで、僕が“井岡さん、ヤバいんじゃないか”と。ちょっと間違いがありまして、すごくリスペクトしています。強さも認めています。ただ(拓真が)勝てないなんてことは1ミリも思っていません。なんか違う風に伝わってしまって」
[nextpage]
中谷潤人「リング上は自分の全てが出る場所」
「(今回の井上戦の運命はどこから始まった?)どこから始まった……でもバンタムに上げてからっていうのは、より周りの人たちの声っていうのも、井上選手も言ってましたけど、そういう声があるからモチベーション(高まる)っていう、そこは僕自身もありますし、たくさんの人に求めてもらって戦いができるっていうのはプロボクサーとしてすごく光栄なことですし、そこで自分自身、中谷潤人っていうものを表現できる場所を与えてもらったっていうのは本当に感謝して、怪我なくベストで仕上げたいなっていう気持ちにさせてもらえてます。
(本当に明確になったのは1年前の声かけから?)まあ、そうですね。はい。そこからはお互い無敗ということで、そこ(試合)に向けて進んでいったような感じです。
(会見のルディとのやり取りを受けて井上チャンピオンが『判定で俺には勝てない』と言っていたが?)いろんな想定して、判定でもノックアウトでも勝利するって言ったところは準備しておかないといけないっていう風に思ってるので、判定でも勝利するっていう気持ちでいます。
(チャンピオンは『判定では俺には勝てない』って言っても?)あ、本当。まあ5月2日に分かります。
(『格の違い見せる』というようなチャンピオンから発言もあったが?)本当に5月2日に分かるかなと思うので、僕自身やるべきことは、井上選手に勝利するためにやることがありますし、あとは自分自身どれだけ体現できるか、いいパフォーマンスを見せられるかっていったところに集中して調整していければ、本当に5月2日は歴史的な戦いになると思うので、そこ楽しみに皆さん待っていただけたら嬉しいなっていう風に思ってます。
(中学卒業してアメリカに渡って自分で切り拓いてきた、井上選手と全然歩み方は違う中で、こう交錯できるっていうのは、どのようにこれまでの全てをぶつけたい?)リング上は自分の全てが出る場所だっていう風に思ってるので、お互いの背負ってきたストーリーだったり、辿ってきたストーリーっていうもののぶつかり合いだっていう風に思ってるので、そこで生まれる感動だったり、次、見てもらってる人たちの次からの活力だったりっていうのを与えられると思うので、それでよりボクシングの注目が集まって、素晴らしいボクシング界になっていくかなっていう風に思ってるので、そこをしっかり担って、僕自身はベストの自分を作るっていったところにフォーカスしていきたいなという風に思ってます。
(前回の試合で『課題がたくさん出た』と。一番の課題は?)相手のやりたいことに付き合いすぎたっていったところは、一つ反省点。そこでしっかり切り替えて、よりスマートにボクシングを展開していければ、より楽に戦っていけたと思うので、そこらへんの反省ではあります。
(パワーの違い、体格の違いとかは?)パンチ受けてめっちゃ効くなとかっていうのは全然なかったので、そこらへんは“対相手”だという風に受け止めて、技術っていったところをしっかり伸ばしていきたいなっていう風に思ってます。
(不安は?)もちろん不安要素はいっぱいありますけど、これからそこと向き合って、自分自身、その不安を払拭して、5月2日には何もなく、しっかり自信を持ってリングに上がりたいと思ってるので、これからしっかり向き合っていきます」
[nextpage]
発表対戦カード
▼メインイベント 世界統一スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分12R井上尚弥(大橋ジム/王者)中谷潤人(MTジム/世界3階級制覇/挑戦者)
▼セミファイナル 世界スーパーバンタム級 3分8R武居由樹(大橋ジム/前WBO世界バンタム級王者)ワン・デカン(中国/WBA世界スーパーバンタム級15位)
▼第5試合 WBC世界バンタム級タイトルマッチ 3分12R井上拓真(大橋ジム/王者)井岡一翔(志成ジム/世界4階級制覇)
▼第4試合 OPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ 3分10R田中 空(大橋ジム/王者)佐々木尽(八王子中屋ジム/元WBOアジア同級王者/挑戦者)
▼第3試合 フェザー級 3分10R阿部麗也(KG大和ジム)下町俊貴(グリーンツダジム)
▼第2試合 OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック スーパーミドル級タイトルマッチ 3分10Rユン・ドクノ(韓国/王者)森脇唯人(ワールドジム/挑戦者)
▼第1試合 WBOアジアパシフィック フライ級タイトルマッチ 3分10R富岡浩介(REBOOTジム/王者)田中将吾(大橋ジム/挑戦者)