キックボクシング
レポート

【ONE FF】元K-1王者・黒田斗真が吉成名高と戦ったバンルーロックに判定負け、元ラジャダムナン王者・松田龍聖はまさかの2連敗、DEEP☆KICK王者・吉岡龍輝も判定負け

2026/03/06 21:03
ONE Friday Fights 1452026年3月6日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信 ▼第7試合 ONE(-65.8kg)バンタム級キックボクシング 3分3R〇アーサー・クロップ(フランス/Phuket Fight Club)判定3-0×吉岡龍輝(及川道場)  吉岡は“魔の左”と呼ばれる威力抜群の左ストレートを武器とするサウスポー。DEEP☆KICKでは2024年10月より行われたDEEP☆KICK -63kg王座決定トーナメントにて準決勝で竹内皇貴に1RでTKO勝利、決勝戦では龍翔から3R残り10秒で放たれた魔の左でダウンを奪取し判定勝利、第7代王座に就いた。RIZIN、RISEで連勝を重ねて現在6連勝中。ONE FF初参戦。  クロップは2025年7月にONE FF初参戦で、第3代RISEウェルター級王者の中野椋太に判定負け。10月の2戦目で卜部功也と朝久裕貴から勝利を奪っているジュー・シュアイに判定勝ちでONE初白星を飾った。  1R、サウスポーの吉岡はセオリーの右回りではなく左へ回り込む。クロップはそこへ右ミドル、左ロー、ワンツー。吉岡もワンツーを打って前へ出る。左ボディストレートの吉岡は左インロー、さらに左ストレート。クロップは右ミドルを蹴り返す。  ワンツーで前に出る吉岡は左ボディストレートで追撃、クロップは右ミドル。吉岡はボディにパンチをまとめ、左ヒザも突き刺す。するとクロップも負けじと左右ボディを連打して前へ出ていく。吉岡が左ミドルを蹴ると、すぐに右ミドルを蹴り返すクロップ。ややクロップが有利のラウンドか。  2R、前に出てくるクロップに左インローを蹴り、左ストレートにつなぐ吉岡。クロップのミドルをバックステップでかわし、左ストレートで前へ出る。吉岡の左ヒザにクロップは左右フック、吉岡がのけ反る。右ミドルを当てるのが上手いクロップは、そこから右ストレート。  吉岡の前蹴りで転倒するクロップ。吉岡のヒザはクロップがかわし、ワンツーを見舞う。前蹴りから左ヒザの吉岡にクロップが左右フックを返す。クロップの右ストレートには吉岡が左右フック。吉岡が左ストレートを伸ばしたところでラウンド終了。手数では吉岡だが、クリーンヒットはクロップか。  3R、吉岡がワンツーの連打、左ストレート。クロップもいきなり入り込んでのワンツー、吉岡が返してくると右ミドルを蹴る。吉岡の左ヒザはローブローに。再開後、クロップの左右フックに転倒する吉岡。その後の足を止めての打ち合いでクロップの右フックがヒットする。  前へ出る吉岡は左ストレートも、クロップの左右フックを至近距離でもらってしまう。ワンツーで攻め込む吉岡に、疲労が見えるクロップはクリンチが多い。クロップは下がっての左フックを狙うが、流し気味に試合を終えた。  判定は3-0でクロップの勝利。日本のキックボクサー勢は3戦全敗となった。 [nextpage] ▼第3試合 ONEアトム級(-52.2kg)キックボクシング 3分3R〇バンルーロック・シットワチャラチャイ(タイ)判定3-0×黒田斗真(FORWARD GYM) 黒田は2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」で必殺の左ストレートを武器に圧倒的な強さで優勝。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの風音に延長戦の末に判定負けしたが、12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」で優勝し、初代王座に就いた。2023年6月には現在ONEで活躍中のラマダン・オンダッシュに判定勝ち。12月に石井一成の挑戦を判定3-0で退け、初防衛に成功。 その後は試合から離れていたが、2025年5月の『SPACE ONE×BOM』にて復帰、シワラットを1Rわずか55秒でKOした。9月の『ONE Friday Fights 126』にて初参戦を果たすも、アダム・ソー・デチャパンに判定負けで黒星スタート。11月の2戦目でロシアのキリル・チジクに判定で初勝利をあげた。戦績は15勝(5KO)4敗1分。 対戦相手のバンルーロックは2023年3月の『ONE Friday Fights 8』でONE初出場。3試合を行い、いずれもKO・TKO(1Rが2回、3Rが1回)勝ちしていたが、2025年6月にONE FF初出場となった吉成名高と対戦し、判定負けした。今回はそれ以来のONEでの試合、初めてのキックボクシングルールとなる。  1R、両者サウスポー。バンルーロックが左ローの連打で先制する。黒田も左ローを返すが、バンルーロックはバックステップでかわして踏み込んでの左ローを蹴る。その左ローに左ストレートを合わせようとする黒田だが、バンルーロックはヘッドスリップでかわす。左ミドルにも左ストレートを合わせようとするが空振り、逆にバンルーロックは左ローを当てる。  黒田の左ストレートに右手を伸ばしてガードし、左手のパーリングで黒田の左ストレートを受け止めるバンルーロック。防御と左ローでバンルーロックのラウンドか。  2R、黒田はワンツーから右ミドルハイ、左ミドルも蹴る。前に出てくるバンルーロックは左ミドル、左ロー。黒田は顔面前蹴りをヒットさせる。バンルーロックは左ローからのワンツー。黒田はジャブから左ストレートを狙い、バンルーロックの左ローに左ストレートを合わせて大きくバランスを崩した。  黒田のジャブにバンルーロックは左ハイ、前に出てくるバンルーロックに黒田はジャブを突く。バンルーロックは左ローをフェイントにして左ストレートを打つ。  3R、ワンツーを放って前へ出る黒田だが、バンルーロックはバックステップでかわしてすぐに左ロー、左ミドルから左ローで前へ出る。圧をかけて左ローを蹴るバンルーロックだが、黒田は左ミドルに左ストレートを合わせる。残り30秒、前に出て左ストレートを当てる黒田は飛びヒザも繰り出す、最後はパンチをまとめるがバンルーロックも打ち返した。  両者とも自分の勝利をアピール。判定3-0でバンルーロックが勝利をつかんだ。 [nextpage] ▼第2試合 ONEストロー級(-56.7kg)キックボクシング 3分3R〇シンダム・カフェフォーカス(タイ)判定3-0×松田龍聖(大原道場) 松田は2024年4月の『RWS JAPAN』に初参戦すると、初のムエタイルールにも関わらず石井一成を苦しめドロー。7月に41戦負け無し(1引き分けを含む)という快進撃を続け、ムエタイのトップを走っていたラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.5kg)王者クンスックレックに挑戦し、2RでKOするという大番狂わせを起こした。 ムエタイルールわずか2戦目にしてムエタイのトップ中のトップファイターをKOし、ラジャダムナン王座に就いた快挙を達成したことで吉成名高は「人類最速のラジャ王者」と称した。9月にはタイ・ラジャダムナンスタジアムに乗り込みクンスックレックとのダイレクトリマッチで初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ初黒星を喫した。2024年12月のRWS JAPANでは強敵ゴッダオに判定勝ち。2025年10月、ONE FFに初参戦もペットシアムに判定負け。戦績を14勝(5KO)2敗1分とした。 当初はリッティデットとの対戦が決まっていたが、シンダムに変更。シンダムは2024年10月にONE FF初出場、ウクライナのアンドレイ・メゼンツェフに判定勝ち、2025年10月の2戦目ではティーヤイにも判定勝ちで2連勝している。背水の陣でONE2戦目に臨む松田は本領発揮で初勝利を挙げることが出来るか。  1R、サウスポーのシンダムが左ミドルで先制すると、松田は右ストレートからのスーパーマンパンチを放つ。シンダムが左ミドルを連発、松田は右ストレートから右インロー&左カーフに切り替える。徹底して左ミドルを蹴って来るシンダムに右ストレートのカウンターを狙う松田。  サウスポーにスイッチした松田が左ミドルに右インロー、オーソドックスに戻ると右の三日月。松田得意の右ボディがヒット。シンダムの左ミドルが2度ローブローに。1Rはややシンダムの左ミドルを受けすぎたか。  2Rは松田の方から右ミドルハイ、右インローを蹴っていく。またもシンダムの左ミドルがローブローとなり、試合は中断。再開後、松田は右ボディストレート、前蹴り、右ミドル、左の横蹴りでボディを狙う。シンダムはあくまでも左ミドル。松田のパンチに合わせて左ミドルを蹴り、松田が大きくバランスを崩す。  右インロー、右フックを打つ松田。シンダムは左の前蹴りも使い始める。流れを変えたい松田はバックハンドブローを繰り出す。右ボディブロー、右ミドル。シンダムの左ミドルが松田の顔面をかすめた。このラウンドもシンダムのラウンドか。  3R、シンダムの4回目のローブローで、松田が座り込む。再開後、松田は大きく深呼吸して戦闘再開。松田が飛び込むところに左ミドルを合わせるシンダムに、松田は右を浴びせようと前へ出るが左ミドルと前蹴りに阻まれる。右ヒザを見舞う松田だがパンチは空を切り、後ろ廻し蹴りも空振り。最後はシンダムが流すように終えた。  判定は3-0でシンダムの勝利。松田はまさかの2連敗となった。
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