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【RIZIN】秋元強真が日本人初のミックス越え、2R TKO! グスタボが桜庭をTKO、木村ドクターストップで高木がTKO勝ち、ライト級の武田がコレスニックを攻めだるま勝利、大島がケイトに判定勝ち、伊藤がモタを左ハイ&左STでTKO、鹿志村が所を66秒アナコンダ葬、ギョンピョのヒジに矢地が出血TKO負け、佐藤がLFAスウィーニーに一本勝ち、覚醒ララミーが征矢をTKO

2026/03/07 12:03
 2026年3月7日(土)東京・有明アリーナにて2026年のRIZIN開幕戦となる『RIZIN.52』(U-NEXT配信)が開催された。前日計量は全選手がパス。なお、今大会から新判定システムが採用された。 ▼RIZINフェザー級(-66.0kg) 5分3R ※試合見どころ〇秋元強真(JAPAN TOP TEAM)12勝1敗[2R 0分37秒 TKO] ※左ストレート→サッカーキック×パッチー・ミックス(米国)20勝4敗  RIZINの超新星と、元Bellatorバンタム級王者がフェザー級で激突する。  秋元は、MMA11勝1敗。2006年3月8日、千葉県出身の19歳。有明大会翌日に20歳になる。ボクシングをベースに、22年6月のGLADIATORでプロデビュー。24年3月にパラエストラ柏からJAPAN TOP TEAMへ移籍すると、同年5月に朝倉未来推薦選手として格闘代理戦争 THE MAXに出場しアラン“ヒロ”ヤマニハに2R TKO勝ち。同年9月に18歳にしてプロ5戦全勝でRIZIN初参戦。金太郎、鈴木博昭に勝利も、24年大晦日、元谷友貴に判定負けで初黒星。  2025年5月の高木凌戦の判定勝ちで再起を飾ると、赤田功輝、萩原京平、新居すぐるを相手に4連勝中。今回、UFCバンタム級2連敗で、2019年大晦日の元谷戦以来、RIZINにカムバックする元Bellator世界バンタム級王者のパッチー・ミックスを相手に、ワールドクラスの力を見せるか。  対するパッチー・ミックスは、元Bellatorバンタム級王者で32歳。MMA20勝中13の一本勝ちでは、10勝をチョークでマークするなど強力な寝技を持つ。UFC女子ストロー級コンテンダーのタティアナ・スアレスと婚約中。  2016年5月Prodigy MMAでプロデビュー。KOTCバンタム級王座を獲得、2度防衛後。19年6月よりBellator参戦。同年大晦日にRIZINに初参戦し、元谷友貴にギロチンチョークで一本勝ち。20年9月に、堀口恭司が返上した王座決定戦でアーチュレッタに5R判定負けでキャリア初黒星を喫した。  2連勝後の22年4月よりBellatorバンタム級GP参戦。初戦で堀口恭司に判定勝ちすると、12月の準決勝でマゴメド・マゴメドフを2Rギロチン、23年4月の決勝ではラフェオン・ストッツを1R、ヒザ蹴りで72秒KOでGP優勝。11月にセルジオ・ペティスに2R一本勝ち、アーチュレッタ戦以来6連勝で王座統一に成功した。  24年5月のパリ大会ではマゴメドフと5Rのスプリット判定勝ちで初防衛するもドーピング陽性でFMMAFが結果を覆し記録は敗北に(※ミックスが事前に報告していた大麻陽性、モヒガンサンコミッションが行ったドーピングテストではPED陰性)。25年6月にUFC参戦。  25年6月にマリオ・バティスタに判定負け、10月にヤクブ・ ヴィクワチと対戦。打撃を当てテイクダウンも奪うがスプリット判定負けでキャリア初の連敗。UFCリリースとなり、今回「フェザー級」に階級を上げて6年3カ月ぶりにRIZINに参戦する。身長180cmのパッチーがどんなコンディションでフェザー級の身体で仕上げるかにも注目だ。  1R、ともにサウスポー構えから。近い距離に立つ秋元。右ジャブから組みに行くミックス。切る秋元はミックスの右に左フックを突く。インローのミックスの左をかわして、右ジャブ。  ミックスも右ジャブ。もらわない位置の秋元。ミックスは左ジャブ、右インロー。右フックを届かせる。ミックスは目の周辺を出血。コーナーに詰めて秋元は速い右ジャブ、左ストレート! さらにボディも近付きすぎない。  右インローのミックス。秋元は左から右アッパーはかわしたミックス。右ミドルを蹴るが、秋元はヒジでガードとアピール。  秋元のテイクダウンディフェンスの強さから組みに入れないミックス。秋元は徐々に詰めて左ストレート、右ボディ、左フックでダウンを奪うとサッカーキック、さらにヒザを連打! ゴングはTKOではなく1R、終了のゴング。  2R前に、ミックスにコスチューム掴みにイエローカード。すぐに詰めるミックス。秋元はロープに詰まるも右に回ってさばくと、詰め直してミックスの右に右を当てると、ワンツー、左フック、左ストレート! ダウンしたミックスにさらにサッカーキックを当ててレフェリーが間に入った。  初の海外選手との試合で一本勝ちした秋元はこれで5連勝。3連敗のミックスはキャリア初のフィニッシュ負けを喫した。  大歓声に包まれる中、マイクを持った秋元は「今回の相手強くて、日本人誰も勝ったことないし、正直怖かったんですけれど、最高の日に最高の舞台で勝ててよかったです。今日で僕は10代最後の日になるんですけれど、高校行かないってなってずっとバイトもせず格闘技に専念させてくれた家族、ありがとうございます。もっといい景色見せるので。この先の10年、俺がRIZINを背負っていくので、皆さん俺に期待してください」と宣言した(※試合後インタビューはこちら)。  するとミックスもマイクを持ち「この機会をくれた榊原社長、RIZINスタッフありがとう。素晴らしい経験でした。素晴らしい相手でした。35試合プロとして経験がある中で、自分を初めてフィニッシュした秋元選手は素晴らしい選手でした。誕生日おめでとう。日本が大好きだし、RIZINも大好きなのでまた戻って来たいです。その時はもっといいパフォーマンスを見せたいと思います」と、秋元を称えた。 [nextpage] ▼RIZINライト級(-71.0kg)5分3R ※試合見どころ〇ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)15勝4敗[2R 2分32秒 TKO] ※右フック×桜庭大世(サクラバファミリア)2勝2敗  桜庭vs.シウバから25年、その“息子たち”が世代を変えた日本vs.ブラジルの打撃vs.寝技に挑む。  グスタボは、往年のシュートボクセスタイルを彷彿とさせるアグレッシブな突進力だけでなくグラウンドでも繊細な技術を兼ね備えたファイター。過酷な環境で幼少期を過ごし、ストリートの抗争に巻き込まれ父親を亡くしたのち、地元が開放していた格闘技ジムに通い始める。数々のアマチュア大会を経て14年に18歳でプロデビュー。16年、ヴァンダレイ・シウバにポテンシャルを評価され、アンドレ・ジダ率いるEVOLUCAO THAIに移籍、着実に勝ち星を重ねる。  18年8月、初参戦のRIZINで矢地祐介をKO。19年にはライト級GPに参戦すると、大晦日にパトリッキー・ピットブルにTKO負けを喫し準決勝敗退。コロナ禍による長期離脱を経て22年4月、矢地と再戦。約2年のブランクを感じさせない動きで圧倒し2R TKO勝利を収めると続く9月には大原樹理を1R TKOし2連勝。怪我からの復帰戦となった23年4月に武田光司に判定勝利、24年2月には堀江圭功に判定勝利を挙げ4連勝。  悲願のタイトル挑戦となった9月、王者サトシの鉄槌を浴び無念の1R TKO負けを喫した。再起戦となった25年3月、DEEP王者野村駿太とのストライカー対決では組みもいかす野村にペースを握られ、さらに3R偶発的なバッティングにより試合続行不可となると、3R 2分27秒までのテクニカル判定0-3で敗れ、プロキャリアで初の2連敗に。絶対に勝ち星を掴みたい今回、高いポテンシャルの桜庭に対して自身が積み上げてきた経験を武器に、持ち前の荒々しい打撃でド派手なKO劇を演じ、再起を大々的にアピールできるか。  桜庭大世は、桜庭和志の長男。13歳の時、桜庭家に遊びに来ていた柔道家に誘われ22歳まで柔道を経験し、24歳の時から「モテたい」とMMAの練習を開始。23年9月、父が主宰するQUINTETでグラップリングでのプロデビューすると柔道金メダリスト内柴正人からヒザ十字固めで一本勝利の番狂わせを演じた。  24年大晦日のMMAデビュー戦では矢地祐介を相手に1R、左の蹴り足を掴ませての左ストレートを突き刺して崩し僅か26秒で鉄槌TKO勝利を収めるという期待以上のインパクトを残した。25年5月の2戦目ではUの遺伝子を受け継ぐ40代半ばのベテラン中村大介に得意技の腕十字を許し無念のタップアウト。  1勝1敗で真価を問われるプロ3戦目では高いボクシング技術を持つ宇佐美正パトリックを相手に引かずに前に出ると、3R膝十字を極めて一本勝利で再起を果たした。また父・桜庭和志を彷彿させる姿で観客を沸かせた。僅か4戦めで王座挑戦経験のあるグスタボと対戦する今回、RIZINで初の連勝を飾るとともに、ビッグチャンスをものにし、一気にライト級戦線上位へ駆け上がれるか。  1R、サウスポー構えの桜庭にグスタボは右ミドル、桜庭も蹴り返し。さらに左ミドルは遠い。グスタボも左ハイでけん制。桜庭のローの左右を振る。  桜庭の蹴りに左フックのグスタボ。桜庭は左の蹴りを上下に打ち分ける。グスタボの入りに左テンカオも打つ桜庭は、レベルチェンジも。右オーバーハンドを潜る桜庭はシングルレッグも切るグスタボ。  桜庭は踏み込んで左ミドル。グスタボは右を届かせて左フックも。しかし打ち合いに退かない桜庭、左ミドルまで繋ぐ。右眉を切った桜庭。グスタボの右ミドルを掴んで崩す桜庭。すぐに立ったグスタボ。桜庭はグスタボの入りに左テンカオを効かせるとグスタボは後退も右ミドルで押し戻すと。下がった桜庭はヒザを返す。  2R、左ミドルを突く桜庭。グスタボのローを掴むも放す。右の蹴りのグスタボ。左右フックに桜庭もミドルから左をヒットさせる。グスタボがインローを蹴るとバランスを崩す桜庭。左インローを蹴る桜庭。グスタボの振りは若干手数が減る。さらに左ミドルを蹴る桜庭が前に。 大きな右オーバーハンドを振るグスタボ。かわした桜庭は左を打ち込むが、グスタボも右を返すと、右ハイ。ブロッキングした桜庭。グスタボは同じ挙動で今度はシャープに右をパンチで打ち込むと、もらった桜庭がダウン! パウンドにレフェリーが間に入った。  グスタボはマイクを持つと「こんばんは、元気? またここに来れてとても幸せです。特別な場所に来れて幸せです。RIZINの雰囲気が大好きだし、ファンがくれるエネルギーが恋しかったです。絶対にKOすると言ってKOするところを見せました。またタイトルに挑戦したいです」と、タイトル再挑戦を誓った。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(-66kg)5分3R ※試合見どころ〇高木 凌(パラエストラ八王子)10勝3敗[1R終了時 TKO]×木村柊也(BRAVE)5勝3敗  高木は、21年9月のプロデビュー戦以来パンクラスを主戦場に、4連勝うち3試合を右ストレートでKOしており、ジム代表の塩田歩が「神の右」と太鼓判を押す。22年12月、新居すぐるに一本負けで初黒星を喫するも、その後2連勝。23年10月、RIZIN初参戦でいきなり強豪ビクター・コレスニックと対戦、実力が出せぬまま判定負けを喫したが、24年4月RIZIN2戦目で西谷大成を得意の右ストレートでマットに沈めRIZIN初勝利を掴み、練習仲間の鈴木千裕とともに新世代の台頭を見せつけた。  9月には萩原京平とのストライカー対決で1Rリアネイキドチョークによる一本勝ち。25年5月、超新星・秋元強真との注目の若手対決では、総合力で上回られ悔しい判定負けを喫した。その後ヒロヤとともに元JTTコーチのビリーの元で研鑽を積む。塩田GOZO代表セコンドは継続しながらも所属ジムを離れて臨んだ9月、自身が抜けたPANCRASEの王座に就いた三宅輝砂を相手にジャブを当て、手数で上回る判定勝利を収めた。今回、ド派手なKOで木村柊也を食って連勝街道に乗るとともに、強豪ひしめくRIZINフェザー級でトップ戦線に割って入れるだけのポテンシャルを証明するか。  木村は、3歳より日本拳法を始める。明治大学在学中は体育会拳法部に所属し、19年には全日本拳法個人選手権大会決勝で芳賀ビラル海に勝利し優勝。最年少の18歳、大学1年生での優勝は同大学出身のプロレスラー拳王以来、史上二人目の快挙。コロナ禍で2大会中止後、22年大会でも優勝し学生時代2連覇。また全日本学生拳法個人選手権大会でも1年時より3連覇(20年は大会中止)。  さらに上を目指し22歳よりMMAを開始。23年12月、GLADIATORでプロデビュー。25年3月、地元四国でRIZIN初参戦。寝技師の横山武司を1R54秒パウンド葬で、5戦全初回KO勝利。  底知れないポテンシャルと一撃のフィニッシュ力を買われ、RIZIN2戦目にしてメインイベントで元王者ケラモフの相手に抜擢されると判定で初黒星を喫したが、組みを凌ぎ得意の打撃を光らせたことで評価を上げる結果となった。しかし、11月、国内屈指の寝技師である摩嶋一整に2R一本負けでキャリア初の2連敗に。  背水の陣で臨む今回、リーチ差ある高木凌をマットに沈め、華々しい再起を遂げるとともに国内最強ストライカーとして白熱するフェザー級トップ戦線に飛び込めるか。  1R、木村の右の入りに前蹴りを合わせる高木。右を突く! ともに右カーフをヒット。スイッチを見せる木村は刻みのステップでコーナーに詰めて左から右! ダックする高木はコーナーを出て、左ジャブを喉下に突く。  木村は左から右も届いていない。しかし右カーフをヒット。右ミドルの木村。高木も右を返し、左ジャブ。木村のローをかわす高木は木村の右に伸びる右を合わせる! レベルチェンジを見せる木村のダブルレッグを高木が切ってゴング。  2R、木村の右目にグローブが入ったか、ドクターチェック。スローでは高木のグローブは開いていないがこの前の攻防でアイポークがグローブがかすめたか。ドクターチェックにより、木村の右目が開かずドクターストップ。  1R終了時、木村がドクターストップにより、高木のTKO勝ちとなった。 高木はマイクを持つと「納得いく勝ちではないですけれど、木村選手ありがとうございました。今日、中学の先生が観に来てくれて。大勢の方の前で試合が出来るようになりました。自分はこれで生きていきます。ありがとうございます。それと武田、もう俺から逃げんなよ、次、俺とどう? 逃げんなよ」と、恩師へのメッセージと武田光司へ宣戦布告した(※高木、試合後インタビュー)。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(-66kg)→ライト級(-71kg)5分3R×ビクター・コレスニック(ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya)26勝6敗1分[判定0-3] ※28-29×3〇武田光司(TRIBE TOKYO MMA)19勝8敗 ※緊急参戦相本宗輝(ROOM)9勝0敗 は交通事故で欠場  相本は9戦全勝の25歳。25年3月に開催されたDEEPフェザー級GP2025にノミネートしたものの一回戦の高橋遼伍戦に向けた減量中に緊急搬送され欠場。  9月の木下カラテ戦で1R TKO勝ち。12月には、自身の欠場で中止となったGP一回戦で対戦するはずだった高橋遼伍と対戦し、1R 右ストレートでTKO勝ちを飾った。今回のコレスニック戦でRIZINデビューの予定だったが、自転車移動中の交通事故により無念の欠場となった(※榊原CEOと佐伯DEEP代表による会見)。  これを受けてRIZINでは、4日の夜に対戦相手を探したところ、武田光司(TRIBE TOKYO MMA)が名乗りをあげたため71kg契約でコレスニックと対戦することが決まった。武田は25年12月の前戦で奥山貴大を1R リアネイキドチョークを極めて、5月RIZINでのジ・ヒョクミン戦の2R TKO負けから再起を果たしていた。  コレスニックと武田は、2024年11月の『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』で対戦が予定されていたが、コレスニックが感染症を罹患し緊急手術を行い全治4週間のため、欠場。試合はキャンセルとなっていた。  1R、グローブタッチ。サウスポー構えの武田。オーソのコレスニックはインロー。さらに左ロー、前蹴り。コレスニックは右の蹴りを上中下に突く。武田はローをチェック。  シングルレッグに入る武田を切るコレスニック。右の前蹴り、さらに左カーフ、右ハイ。左ストレートを突いて前に出る武田だが、回るコレスニック。左カーフも。左インローを返す武田。右インロー、右ハイのコレスニック。さらに前蹴り。  武田は左ストレートで詰めるが、さばくコレスニックは左ローでバランスを崩すと立ち上がりに組みに行くが、コーナーに押し込むのはコレスニック。突き放す武田に、コレスニックはワンツー。  シングルレッグから上で組んだ武田。右で差したコレスニックの体の入れ替えに頭を抱えてがぶりからダブルレッグで攻める武田。コレスニックも差し上げてゴング。 2R、右の蹴りを上下に突くコレスニックに、その滑りにシングルレッグでテイクダウン狙う武田。コレスニックはコーナー背に押し返すが、がぶりからシングルレッグで押し込む。  差し上げるコレスニックは左小手。右で差す武田はがぶりからダブルレッグでクラッチも差し上げるコレスニックがコーナーに向かったところに武田はボディロックテイクダウン!   両手を着いたコレスニックに、両足をかけてバックに乗った武田はリアネイキドチョーク狙いからフェイスロックを仕掛けるが、前に落としたコレスニック。すぐについていく武田は間合いを詰めて左を差してコーナーに押し込みシングルレッグ。差し上げるコレスニックに、左で差して押し込む。コレスニックも消耗。  3R、左ローの武田、間合いをどんどん詰めてコーナーに押し込み。コーナーを抜けるコレスニックを追う武田。逆にコーナーが体を入れ替え、右で差して押し込むが武田が体を落としてがぶり手首の取り合いに。  さらに左で差して押し込む武田。コレスニックも右で四つに組んでコーナーに押し込みヒザ。右を突いて左インロー。押し込みヒザ、さらに組み続けて小手巻くコレスニックをスリップさせて崩した武田はヒザ。立つコレスニックに武田はヒジもコレスニックをがぶり、詰めてゴング。  判定は3-0(29-28×3)で武田が勝利。緊急参戦でライト級でコレスニックに勝利した。 武田はマイクを持つと「お久しぶりです。TRIBE TOKYO MMA所属の武田光司です。ヤバいね、本当に。去年5月に負けて首の手術もあったんですけれど、そこから帰って来れたですね。ただいまかな、これ。緊急オファーをもらって、これはチャンスだと思って。長南亮にむちゃくちゃ怒られたけれど、このチャンスを逃さないと思ってつかみにいっただけです。水曜日に試合が決まったんですけれど、3日前かな。プロ練終わったら飲みに行こうって言ってた矢先に出番が来たので、今日飲みに行こうぜ」とジョークで締めくくった(※武田、試合後インタビュー) [nextpage] ▼RIZIN女子スーパーアトム級(-49.0kg)5分3R ※試合見どころ〇大島沙緒里(リバーサルジム新宿 Me,We)16勝7敗[判定3-0] ※29-28×3×ケイト・ロータス(フリー)9勝8敗  大島は、現DEEP&DEEP JEWELSミクロ級王者。3歳から柔道を始める。同級生の本野美樹のプロデビュー戦を観戦し、MMA転向を決意。19年、全日本アマチュア修斗優勝。20年1月、プロデビュー戦で修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメントに抜擢、準決勝まで進んだ。7月、DEEP JEWELS初参戦。9月、DEEP女子ミクロ級王座獲得。  21年3月からのDEEP JEWELSアトム級GPで富松恵美、パク・シウ、青野ひかるを破り王座獲得。22年5月、須田萌里を1R一本勝ちで初防衛成功。23年2月、BLACK COMBATとの対抗戦でホン・イェリンにアームバーを極め4連勝。しかし9月のDEEP JEWELS/BLACK COMBATアトム級W王座戦でパク・シユンに敗れ王座陥落。  24年5月、村上彩に1R TKO勝ちでDEEP/DEEP JEWELSミクロ級2冠達成とともに再起すると6月、Invicta FC 参戦。初のアジア圏外の国際戦(アトム級)でブラジルのアンドレッサ・ロメロに判定負け。11カ月ぶりの試合となる25年5月、格下のイ・イェジに判定負けを喫し自身初の2連敗。9月のDEEPでは須田萌里との再戦に判定勝利。RIZIN には21年10月より参戦し4戦4勝で25年11月に伊澤星花のRIZIN王座挑戦の機会を手にしたが判定で惜敗、3階級制覇はならず。再起戦となる今回、粘り強い組みとストライキングを武器にDEEP、RIZINの舞台で活躍するケイトを圧倒的にねじ伏せ王者の強さを見せつけるか。  ケイトは、兄の影響で5歳から始めた空手(型)で全国大会ベスト8になる。12歳からは柔道を2年経験。フィジークをやっていた22歳の頃、減量のため近くのジムでミット打ちを始めたことがきっかけでMMAを始める。20年12月、DEEP JEWELSでのプロデビュー戦で熊谷麻理奈を相手に一本勝利を飾って以降は、勝ち負けを繰り返す。23年9月には当時19歳の須田萌里に判定負けを喫した。  再起戦にしてアトム級サバイバルマッチとなった24年3月のDEEP JEWELSでは桐生裕子を相手に1R 1分28秒スタンドの猛攻でプロ初のTKO勝利を挙げファイターとして一皮剥けると、7月、かねてより出場をめざしたRIZINの舞台で、SB王者のRENAを相手にデビューするビッグチャンスを掴む。ベテラン相手にアグレッシブに仕掛け、打撃を効かせる場面を見せるも2RにTKOで敗れ涙を流した。  11月のDEEPでは空手世界王者の月井隼南を2Rリアネイキドチョークに極め再起を遂げた。25年5月、初の海外試合となったRIZIN韓国大会でシン・ユリに判定勝利。9月、DEEPで富松恵美に打撃技術の差を見せてパウンドTKO勝利すると、さらに11月のRIZIN神戸大会ではイ・ボミを相手にアグレッシブに攻め続け、激しい打撃戦を制し判定勝利で4連勝。この勢いに乗り、DEEP王者の大島を越えていよいよベルトを射程圏内に入れるか。  1R、サウスポー構えのケイトに、まずは遠間に立つオーソの大島。ケイトは右ローでけん制。左ストレートを伸ばす。大島の入りにパンチを合わせに行くケイト。組んで両差しの大島がボディロックも、四つに差し返したケイトを大島が大内刈でテイクダウン!  コーナー下でクローズドガードのケイト。背中をコーナーにつけようとするケイトに大島は引き出してパウンド。ケイトは下から手首をつかみハイガード。いったん体を離した大島に蹴り上げ。大島はかつぎを狙うが、再びインサイドガードに。  大島が上のままコーナーに押し込み、ときおりパウンド、ケイトも蹴り上げ狙いゴング。  2R、右ジャブ、関節蹴りのケイトは左ハイ。ガードした大島は打ち終わりに組んでシングルレッグからまたも小外刈テイクダウン。コーナーに押し込む大島は、ケイトが上体を背中に立てると、横に寝かせて背中を着かせる。  リストコントロールで立たせない大島はケイトの左手首を獲りに行くがハーフからバックを狙うケイト。左手が抜けない。大島は足を抜きに動きつつ、左腕で首を抱えてギロチン狙い。下になるケイト。そのままゴング。  3R、サウスポー構えで詰めるケイトに、大島は胴タックルから自陣で四つで絞るとクラッチして小外がけテイクダウン。コーナー使い立ったケイトに、大島は詰めてケイトの首を抱えて、ケイトのヒザに合わせて大内刈テイクダウン! リング中央。立てないケイトはクローズドで下からヒジ連打! ケイトは下から蹴り上げ、フットチョークも狙いながら下から鉄槌。さらにフットチョークを狙うが、絞まりは浅い。ボディヒジの大島にケイトは下からヒジ。3Rはケイトのラウンドか。試合後、大島のグローブが外れていたことが判明。  判定は3-0でテイクダウンから押さえ込みパウンドを入れた大島が勝利。 マイクを持った大島は「ケイト選手が勢いありすぎて、倒してからもキープするのに必死で。極めのクイーンと言われながら取れずにすいません。こんな試合になってしまったんですけれど、私のことが嫌いでも女子格闘技とRIZINのことは嫌いにならないでくださーい!」と話した。(※大島、試合後インタビュー)(※ケイト、試合後インタビュー) [nextpage] ▼59kg契約 5分3R ※試合見どころ〇伊藤裕樹(ネックス)20勝7敗[1R 2分27秒 TKO]×カルロス・モタ(ブラジル) 元LFAフライ級王者、KNOCKOUT UNLIMITEDフェザー級王者 8勝3敗  伊藤は、幼少期からボクシングを学び、2016年にTHE OUTSIDERでMMAデビュー。19年5月からDEEPで3連勝し、デビュー以来破竹の12連勝。21年3月のRIZINデビュー戦で杉山廣平を1R 33秒でTKOに下すと、10月には中村優作を1R終盤TKO、22年7月には宮城友一を2R TKOでRIZIN3連勝。8月からDEEPフライ級GPに参戦し、原虎徹、ビョン・ジェウンに勝利したが23年2月の準決勝で本田良介に判定負け。同年5月のRIZINで山本アーセンに判定負けを喫し自身初の連敗。  RIZINでヒロヤ、トップノイ、上田将年を相手に判定勝利。24年10月にはROAD FCのイ・ジョンヒョンに3R TKO勝ち。25年3月、初の北米選手との国際戦で、トニー・ララミーに判定勝ちでRIZIN5連勝。5月の男祭りでは神龍誠に判定負け。フライ級GP1回戦ではエンカジムーロ・ズールーに判定勝ちしたが、フライ級GP総選挙で無念のリザーバーに。25年9月の前戦で山本アーセンとの再戦を判定負けしている。  モタは、元LFAバンタム級王者。2016年7月にMMAでプロデビュー。ブラジルで8連勝後、19年11月から『LFA』に参戦。22年1月に現UFCのチャールズ・ジョンソンとのフライ級王座戦で5R激闘の末にTKOで敗れるも、同年5月にスティーブン・メリルに1R TKO勝ちでRMFフライ級王者に。同年8月にリズヴァン・アブエフを1R 左フックでKO。LFAフライ級王座についている。同年10月にはUFCにも参戦。ATTの実力者コディ・ダーデンに判定負け。試合後のドラッグテスト陽性で2年の出場停止処分が下り、UFCからリリース。  24年12月のKNOCK OUTで初来日し、UNLIMTEDルールで栗秋祥梧に判定勝ち。25年6月に古木誠也にKNOCK OUT-BLACKルールで初回KO負けを喫したが、8月のUNLIMITEDでは中村悠磨に判定勝ち。12月に有川直毅とKNOCK OUT-UNLIMITEDフェザー級王座決定戦を争い、高速カウンター合戦を2R KOで制し、UNLIMITED初代フェザー級のベルトを獲得した。MMA戦績8勝2敗。  今回、両者は57kgのRIZINフライ級から2kg重い59kg契約で対戦する。KNOCK OUT UNLIMTEDルールで際の打撃を磨いたモタが、サッカーキック&踏みつけ有りのRIZINルールでさらなる覚醒なるか。  1R、サウスポー構えの伊藤は右ジャブ、互いにローの打ち合いから、モタは伊藤の蹴りを掴んで右を入れる。さらに伊藤の頭が下がったところにモタは右ミドル。ブロックの伊藤は左インロー。モタは右から左を振る。右ボディの伊藤に、モタは左ロー。  強振するモタに伊藤は回転上げてパンチの攻防で左を振ってきたモタに頭を傾けさせると、伊藤は巧みに左ハイをヒット! “効いてない”と咆哮したモタだが、伊藤はすぐにワンツーの左ストレート! モタが後方に倒れて伊藤がパウンド連打、レフェリーが間に入った。 伊藤は「有明の皆さん、盛り上がってますか。これがRIZINフライ級の伊藤裕樹です。開幕戦一発目からどうですか、盛り上がったんじゃないでしょうか。RIZINが『vs.世界』って言ってるんですけど、どんどん強いヤツをRIZINに呼んできてもらって、2026年の大晦日は名古屋なので日本人最強の、どこ行ったあの運転の下手な人。あなたを超えるためにこの1年突っ走るのでよろしくお願いします。言い忘れた、征矢、何やってるんだよバカ野郎。まあいいや、俺がフライ級獲るので」と、ハイテンションでアピールした。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(-61kg)5分3R ※試合見どころ×所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)36勝34敗2分[1R 1分06秒 アナコンダチョーク]〇鹿志村仁之介(BatlleBox)11勝5敗  所は、ZSTのリングで経験を積み「闘うフリーター」の愛称で05年にHERO'Sのリングでデビュー。積極的な試合運びで人気を博し、DREAMやVTJのリングで活躍。RIZINには15年大晦日の旗揚げ興行より参戦。17年7月のバンタム級GPは、1回戦でUFC帰りの堀口恭司にTKO負けで敗退。その後MMAから遠ざかりグラップリング大会に出場を重ねる。  約3年半ぶりの20年大晦日、レスリングのオリンピック銀メダリスト太田忍のMMAデビュー戦で得意の腕十字による一本勝利を挙げた。7月には階級をフライ級に下げ、若きDEEP王者神龍誠に判定負けを喫するも常に一本を狙い続ける姿で会場を盛り上げた。大晦日には元UFCファイターのジョン・ドッドソンから1Rに強烈な打撃を被弾しTKO負け。  23年10月、再びバンタム級に戻しアラン“ヒロ”ヤマニハと対戦するも判定負けで3連敗。24年7月「負けたら引退」の決意のなか、ヒロヤと59kg契約で対戦。1R、ヒロヤのローに右ストレートを合わせてダウンを奪い、マウント&ヒジでまさかのTKO勝ち。崖っぷちの逆境から再起を果たして現役続行。今回、2回り若い寝技師・鹿志村仁之介を相手に、48歳格闘技人生最終章の回転を見せるか。  鹿志村は、10勝中9勝が一本勝利という生粋のグラップラー。9歳から柔道を始めたが、結果が出せず寝技の強化のために12歳から並行して柔術を始める。19年より柔術で結果が伴い始め、JBJJF全日本柔術選手権をはじめ多数優勝。さらにRIZINを見て興味を持ったMMAの練習を始め、アマチュアのマーシャルワールド杯ライト級優勝、20年にPANCRASEでMMAデビュー。3連勝後の22年6月にROAD TO UFCにライト級で緊急参戦も、キ・ウォンビンに1R TKO負け。11月、初参戦のDEEPで雅駿介をリアネイキッドチョークに極めた。しかし北米修行を経た23年3月のDJ.taiki戦、7月の日比野"エビ中"純也戦いずれも判定負けで、2連敗。11月の再起戦で橋本優大に1R腕十字で一本勝ちすると、24年9月に力也、12月にはRYUKIをともにリアネイキドチョークで極め、3試合連続1R一本勝ちをマーク。  25年6月、RIZIN初参戦。スタンドも極めも強い後藤丈治とのハイレベルな攻防で会場を沸かせ、結果は判定負け。再起戦となった9月のDEEP日中対抗戦では大将を務め、YFUの刺客マジシャンを相手に多彩な仕掛けを見せ1R一本勝利。RIZIN2戦目の11月には柔道ベースの安井飛馬を相手にバック、腕を狙い続ける目まぐるしい寝技の攻防を制して、初となる判定での勝利で2連勝。今回、自分の2倍の年齢である48歳のベテラン・所英男の“回転体”を上回る寝技で世代交代を成し遂げたい。  1R、サウスポー構えの鹿志村、オーソの所。右を伸ばしてシングルレッグからボディロックでテイクダウンの鹿志村。パスガードの動きに、所は草刈りから蹴り上げ狙い。半身でさばく鹿志村は一気にサイドに出たところで、所は亀から立ちに、そこに定石通りアナコンダチョークを狙う鹿志村。仰向けになり足はかけさせずに回る所だが、鹿志村の絞めに所が落ちた。  勝利に歓喜した鹿志村は「有明の皆さん、調子どうですか。もっともっと調子どうですか。よし、とりあえずひと段落。戦っていただいたスーパーレジェンド所英男選手、ありがとうございました。この場を借りて所英男を超えられたこと、とても光栄に思います。vs.世界でRIZIN動いていると思いますが、僕も参加させてください。誰とでも戦うし、誰とででも組めるし、俺が戦えば一本とれるんじゃないかなとみんなワクワクすると思うので。世界一の団体RIZINをこれからもよろしく」と、vs.世界に自分も加わりたいとアピールした。 [nextpage] ▼RIZINライト級(-71.0kg)5分3R ※試合見どころ〇キム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)15勝5敗[2R 4分25秒 TKO] ※矢地がカットし、ドクターストップ×矢地祐介(フリー)28勝16敗  矢地は、中学3年より格闘技を始め、2009年4月に修斗でプロデビュー。2012年11月に修斗環太平洋ライト級王座、2015年にはPXCフェザー級王座を戴冠。2016年末からRIZINに参戦すると五味隆典らから5連勝を収めるも、2018年8月のメインでルイス・グスタボの右フックに倒れRIZIN初黒星。2019年7月には朝倉未来に判定負けを喫した。2021年大晦日にライト級王者サトシに挑戦するも一本負け。2024年5月にはBellator初参戦も、元ROAD FC王者マンスール・バルナウイに1R一本負け。9月の再起戦では宇佐美正パトリックを相手に完封勝利して見せたが、大晦日に桜庭大世のMMAデビュー戦で1R僅か26秒TKO負け。2025年9月の再起戦では、GRACHAN王者の芳賀ビラル海に実力差を見せつけ2R一本勝ちした。  ギョンピョは、打倒極の安定した強さに加え持ち前のフィジカル&気持ちの強さを併せ持つオールラウンダーにして、(T)KO/一本での勝利が85%のフィニッシャー。19歳の頃から韓国の名門MMA Storyで格闘技を始め、2015年2月に『ROAD FC』でプロデビュー。『THE OUTSIDER』やロシアの『MFP』などに参戦し5連勝したが、2017年10月、ROAD FCで現UFCライト級のアルマン・ツアルキャンに惜敗。  2019年7月のHEATライト級王座戦での勝利を含め4連勝を挙げると、1敗を挟み『ROAD TO UFC』に参戦。トーナメント準決勝でアンシュル・ジュブリにスプリット判定負けで敗退。2023年4月、RIZIN初参戦で宇佐美正パトリックからリアネイキドチョークでタップを奪う。2024年6月、怪我からの復帰戦でスパイク・カーライルに一本負けでRIZIN初黒星。2025年11月、DEEPで当時5連勝中の倉本大悟にTKO勝利を収めた。今回は約1年4カ月ぶりのリング復帰、かつ自身の怪我で中止となった失地祐介との一戦を2年越しに迎える。  1R、サウスポー構えの矢地。オーソのギョンピョに左ミドルを突くと、ギョンピョの蹴りに合わせて組み。コーナーに押し込んだギョンピョが四つから回して小外気味にテイクダウン奪うと、矢地は下から左でオーバーフック。ギョンピョは空いた左でヒジ! この1発で右目周辺をカットした矢地。  ラバーからクローズドガードの矢地。足を解き立ち上がり。ギョンピョは出血した矢地をコーナーに押し込み、右を効かせると、矢地の組みを切ってテイクダウンを奪い、パウンド。  矢地は右の蹴り上げをヒットさせるが、インサイドガードに入っていくギョンピョはヒジ! 矢地は下のままゴングを聞く。  2R、矢地は詰めて左ミドル、左ハイ。喧嘩四つで互いの蹴りが交錯し、ギョンピョのローブローに。中断、再開。  右ストレート、左フックのギョンピョだが、1Rで力を使ったか。四つに組んだ矢地は小内刈テイクダウン。ハーフから腰を抱く。下のギョンピョもヒジ。腰を上げてけんけんでパスガードを狙う矢地だがさせないギョンピョがスイープでトップを奪う。  出血の多い矢地、右眉毛横を大きくカットした矢地にドクターチェックが入り、矢地はタオルで拭ってやれる、と示すが、試合ストップ。ギョンピョがTKO勝ちした。 複雑な表情を浮かべたギョンピョは「1年4カ月ぶりにRIZINに戻ってきました。また戻ってくる日を夢見ながら頑張ってきました。ファンの皆さんを満足させる試合を見せたかったんですが、自分の基準では最悪の試合になってしまいました。今日は矢地選手にちょっと運がなくて、自分に運があった。それだけですす。次回はもっといい試合をお見せします。RIZINの皆さん、このリングに立たせていただいてありがとうございます。日本のファンの皆さん、応援ありがとうございました」と語った。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(※61kg)5分3R ※試合見どころ〇佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)38勝17敗2分[1R 4分49秒 三角絞め]×ジョン・スウィーニー(米国)元LFAバンタム級王者 14勝4敗  佐藤は、2008年4月にプロMMAデビュー、PANCRASEを経て、15年から本格的に修斗参戦。2連勝を経て、9月のVTJでは安藤達也を判定で下す。17年に石橋佳大に判定勝ちで修斗世界バンタム級王座獲得。19年5月からONE参戦。ハファエル・シウバやクォン・ウォンイルら強豪相手に4連勝。23年10月、RIZIN初参戦で太田忍に判定ち。24年3月の2戦目で井上直樹に判定負けでRIZN初黒星。9月に牛久絢太郎に完封勝利。5月の韓国大会ではキム・スーチョルと13年ぶりに対戦し判定勝ち。9月、ダニー・サバテロに判定負け。今回が再起戦となる。  スウィーニーは、元LFAバンタム級王者。カレッジレスリングを経て、17歳でキックボクシングとMMAを始め、IKFキックボクシング世界王者に。スティーブン・トンプソンが先輩にして友人であり、その父レイの下で拳法空手黒帯を取得。カルロス・マチャドの下でブラジリアン柔術茶帯を受けた。  17年4月のLFAでプロMMAデビュー、キャリア6勝1敗で迎えた19年2月にROCバンタム級王座挑戦もTKO負け。その後、コロナ禍の20年7月、NFCでコーディ・ダーデンに1R1分20秒、TKO負けでキャリア発の2連敗を喫したが、この試合をターニングポイントに21年5月以降、破竹の8連勝中。  23年6月にはアラン・ベゴッソとのLFAバンタム級王座決定戦を判定勝利でベルトを獲得。24年7月(※25年2月27日に上久保周哉との対戦が決定している)にラファエル・ド・ナシメントを相手に初防衛戦も、前日計量で規定体重を6.4ポンド超過し王座剥奪。試合は激しい打撃戦の末にスウィーニーが判定勝利している。今回がRIZINデビュー戦にして1年8カ月ぶりの試合。  スイッチスタンスで伝統派空手仕込みの低い手の位置の構えは懐深く、遠間から飛び込むパンチは巧みなカウンターのみならず、飛び込み連打に繋いでくることも。そして回転系の蹴りとともに三日月蹴りも大きな武器。組みもカレッジレスリング仕込みのがぶりから突き放して打つなど組み&打撃がアグレッシブかつ、一本負けが一度も無い北米流“いぶし銀”の戦いで佐藤と戦う。  世界的ファッションデザイナーの父・佐藤孝信の赤のコートに合わせて単髪を金髪に染めた佐藤将光。  1R、サウスポー構えのスウィーニー、オーソの佐藤は左回りで外足を取り、右ロー。かわすスウィーニーの右フックをかわして右ストレートから組み。コーナーに押し込むのはスウィーニー。異議で差して体を入れ替え、両差しでクラッチしてテイクダウン!  サイドから細かいパウンドから抑え込むのではなく、体を放してRIZINならではの左右ヒザ! 大きくカットしたスウィーニー。マウントを奪う佐藤はパウンド! ヒジ! 右まぶたカットのスウィーニーの出血が多くなる。  右ヒジを滑らせる佐藤は両脇を開けさせて左足をまたいでマウント三角! 下になって絞めてタップを奪った。スウィーニーに何もさせずに完勝!「にわかにも響くような試合を」という予告通りの新たな姿を見せた佐藤は2011年以来、4年4カ月ぶりの一本勝ち。RIZIN初の一本勝ちを極めた。 佐藤は「生き残ったぞ! 最高ですわ。センターラインの向こう側の皆さん、楽しめましたか? これですよ、これ。持ってますから。まだまだ生き残って、このRIZIN世界へ向けてでっかくなっているので、選手も一緒に成長していきますので、これからもアツい試合を届けで行きますのでよろしくお願いします。今回の試合へ向けたファイトキャンプをやりながら思ったんですが、どんな状況でも幸せに気付ける心があれば、どんな場所にいても人生楽しめるので楽しみましょう。最高の日になりました。楽しんだよ、俺は」とメッセージを送った(※佐藤、試合後インタビュー)。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(-57.0kg)5分3R ※試合見どころ×征矢 貴(THE BLACKBELT JAPAN)13勝8敗1分[3R 2分00秒 TKO]〇トニー・ララミー(カナダ/Maximum training centre)12勝3敗  征矢は、アマチュア修斗から2012年7月、DEEPでプロデビュー。主戦場を修斗に移してからもアグレッシブなスタイルで3連続1RKOを挙げ、13年修斗バンタム級新人王とMVPを獲得。2017年5月の試合後に指定難病のクローン病の治療に専念。2019年6月、約2年振りの復帰戦にしてRIZINデビュー戦で川原波輝を衝撃的なカウンターで倒すと、8月には村元友太郎をTKOし健在ぶりをアピール。しかし、再び体調不良で試合から遠ざかる。2022年4月、約2年半ぶりの復帰戦でWARDOG王者の中務修良にTKO勝利を収め完全復活を果たした。2024年7月、ベアナックルルール初挑戦で、BKFC王者ジョン・ドッドソンに判定負けも、2025年5月にMMAルールで再戦し、判定勝利でリベンジを果たした。7月、フライ級グランプリではアリベク・ガジャマトフに3RにKO負けでGP初戦敗退の結果に終わった。  ララミーは、11歳の時から兄で元UFCファイターのTJ・ララミーの影響でレスリング、格闘技を始める。15歳でレスリング国内王者に輝いたほか、WKAキックボクシング王座も獲得。アマチュア戦績7戦無敗(1KO、5度の一本勝利)。2017年4月、カナダの『TKO MMA』でプロデビュー。国内団体のほかLFA等にも参戦し8連勝(うち6勝はKO /TKO)を飾る。2020年3月にPFCフライ級王座獲得。2023年8月、『BTC』に初参戦すると2024年6月、BTCフライ級王座を1Rわずか25秒で手にした。11月、RIZINに初参戦すると村本友太郎に完封勝利。2025年3月、伊藤裕樹と激しい打撃戦の末に判定負け。11月の再起戦では山内渉と対戦、相手の体重超過により自身に黒星がつくことのない試合ながらも、山内を相手にその高いレスリング能力をRIZINで初披露する形で完封勝利を挙げ、連敗を脱した。  1R、ともにオーソドックス構え。左から右はララミー。征矢も右で飛び込む。ガードのララミーの踏み込みは速い。征矢の左に右を被せると右ローキックも。  右ストレート、右アッパーのララミー。上下に散らしてボディストレートも。互いに右の交錯から左ジャブの征矢に、ララミーはボディに。  互いの右に右を狙う征矢。ララミーはパンチから右ローに繋ぐ。ララミーの右をスリッピングアウェーで顔をずらす征矢。右ストレートを届かせる征矢に、ララミーもワンツーの右をブロック上に強打する。 2R、左ジャブ、右ローのララミー。征矢も左ボディを返すが、手数はララミー。右アッパーから左フック。征矢も左ジャブダブルから右で詰めるが、ララミーの右ローに左足が赤くなる。  上を突いて右ローを打ち下すララミー! 征矢の足を潰しに行く。右ローを当てるララミー。左から右、右ロー。征矢の左右フックをブロッキング。ララミーは右ローを当てる。  右ローを腿に蹴るララミー。征矢もジャブ、右アッパーもララミーは上下に打ち分け、右ローに征矢はバランスを崩す! 左回りのララミーを歩いて追う征矢。そこにララミーは右後ろ蹴りをボディに突く。 3R、詰める征矢。左ジャブから右。ララミーはボディから対角の右ローを効かせる。征矢の腿が紫色になり鼻血も。ララミーのジャブに左を狙う征矢だが、ララミーの右フックにダウン。立ち上がりにさらにララミーは左ボディを当てて右フックを当ててダウンを奪うと、パウンド! レフェリーが間に入った。 前回のテイクダウン狙いから、今回は上下に打ち分けて削ってフィニッシュに繋いだララミーはマイクを持つと「俺が最強のフライ級だ。征矢を圧倒して勝った、触らせなかった。征矢のチームメイトのチャンピオンとやらせろ。発音が分からないが、ヤツとやらせろ。俺がトニー・ララミーだ。みんな今日はありがとう。RIZINは世界一の団体です。ありがとうございます」と、征矢のセコンドについてフライ級王者・扇久保博正へ挑戦をアピールした(※ララミー試合後インタビュー)。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(-57.0kg)5分3R ※試合見どころ×新井 丈(和術慧舟會HEARTS)17勝13敗2分[3R 3分44秒 TKO]〇イ・ジョンヒョン(韓国/TEAM AOM)8勝3敗  新井は、『Never Give Up』を信条とする、修斗初の二階級同時制覇王者。16歳でキングダムエルガイツに入門し、アマチュアで10戦以上を経験。2016年3月のプロデビュー以来、修斗を主戦場とし、中国のWLFにも参戦経験を持つ。2戦目のプロ初勝利以降は9連敗を喫するも、その後は6連勝。2022年9月、猿丸ジュンジにKO勝利で修斗世界ストロー級王座を奪取。2023年11月、山内渉とのフライ級王座決定戦で3RにTKO勝利。修斗史上初の同時二階級制覇を達成した。キャリア11連勝に。同年大晦日にRIZIN初参戦するが、ヒロヤに2R TKO負け。2024年9月、ズールーにTKO負けを喫し2連敗に。2025年5月の関口祐冬との修斗フライ級王座統一戦を負傷欠場でベルトを全て手放す。11月、修斗ストロー級王者の田上こゆるに判定勝ちで再起した。  ジョンヒョンはアマチュアMMA戦績8勝2敗、『Road FC』 でプロデビュー以来5連勝を飾ると、その後は山本聖悟、秋葉太樹らを下し無敗の8連勝を飾った。2023年、『ROAD TO UFC』(RTU)シーズン2に抜擢されると、一回戦でマーク・クリマコに判定負けでプロ初黒星。2024年2月、神龍誠を相手にRIZINデビューするが肩固めによる一本負け。11月には伊藤裕樹にレフェリーストップで敗れ2連敗に。12月のROAD FCでピョン・イェジュンを相手に判定勝利で再起すると、25年3月、ROAD FCフライ級王座決定戦でコ・ドンヨクに判定勝利でベルトを獲得。9月にはピョン・イェジュンとの再戦でタイトル初防衛を果たした。  試合前に中央で額を突き合わせた両者。  1R、いきなり右の新井にイ・ジョヒョンは首相撲ヒザでコーナーに押し込み。そこに左右ボディは新井。体を入れ替えた新井が押し込み。離れたイ・ジョヒョンは首相撲ヒザ! 新井の入りに前蹴り。新井の右をかわす。  左ボディのイ・ジョヒョンは左ハイ。ガードした新井は右カーフ、左右ボディ。そこに左フックのイ・ジョヒョン。中央を取る新井は右カーフ。左ジャブを突くイ・ジョヒョン。新井のボディ打ちにイ・ジョヒョンは首相撲を合わせる。  右目を腫らせた新井。イ・ジョヒョンも間合いを詰めて首相撲ヒザ。さらに跳びヒザ。コーナーに詰まる新井にヒザ。新井はボディ打ちも頭が下がるところにクリンチボクシングからヒザ。  新井も右ヒジを返すがコーナー背に。近い距離で互いに打ち合い。左前蹴りのイ・ジョヒョンに新井は左右ボディもイ・ジョヒョンは首相撲にとらえる。 2R、先に前に出る新井。イ・ジョヒョンはコーナー際での首相撲を狙う。右ボディを当てた新井。イ・ジョヒョンにシングルレッグの新井だが、差し上げたイ・ジョヒョンが首相撲ヒザ。右で差して体を入れ替えようとする新井をさらに入れ替えたイ・ジョヒョン。首相撲ヒザ。ボディ打ちも。  体を入れ替えた新井に、戻して左右フックのイ・ジョヒョン。隣りのコーナーに動く新井を追って首相撲。離れて右フックを当てる新井だが、イ・ジョヒョンは首相撲ヒザ。さらにコーナーに押し込みダーティーボクシングに、ヒザも休まず連打する。  コーナー背にさせられる新井は間合いを取りたいが、イ・ジョヒョンは首相撲ヒザ。コーナーを出られない新井。離れ際にイ・ジョヒョンは右ヒジ、肩パンチを当ててゴング。新井は厳しい状況。  3R、前に出る新井だが、それ以上に押し込む力があるイ・ジョヒョンは歩くよう左右を当てて追うと、首相撲ヒザ。被弾する新井は後退。左右連打に新井も左を返すも単発。イ・ジョヒョンは左ミドルも。またもコーナーに詰まった新井はダブルレッグに入るが、切って崩したイ・ジョヒョン。新井をコーナーに座らせ右ヒザを3連打!  立ち上がる新井はいったん上半身がロープ外に出るが、戻した新井。コーナーのタオル、あるいはレフェリーストップされてもおかしくないほど新井は被弾。イ・ジョヒョンの連打に新井が反撃できず、レフェリーがストップした。 ジョヒョンは「こんにちは。めっちゃ嬉しいです。RIZINの皆さん、応援ありがとうございます。格闘技ファンの皆さん、ハムサムニダ」と日本語でマイクパフォーマンスした。 [nextpage] ▼RIZIN女子スーパーアトム級(-49.0kg)5分3R ※試合見どころ〇NOEL(DELiGHTWORKS)4勝2敗[1R 2分07秒 ギロチンチョーク]×イ・ボミ(韓国/SSMA上昇道場)3勝2敗  NOELは12歳からMMAの練習を始め、アマチュア戦績は16勝5敗2分(一本10)。2024年8月、『SHOOTO colors 3』でプロデビュー。アトム級インフィニティリーグ準優勝。2025年7月にRIZIN初参戦で須田萌里と対戦も2Rにアームバーを極められ無念のタップアウト。11月、海咲イルカをアームバーに極め、RIZIN初勝利を手にした。今回の試合に向けてTHE BLACKBELT JAPANでも出稽古。KARENらと練習を行っている。セコンドに大塚隆史、万智ら。  イ・ボミは、上組みでの投げを得意とし、そこからの極めや強烈なパウンドでの高いフィニッシュ力を持つアグレッシブファイター。16歳でMMAを始め、2024年アジア選手権銀メダル。『ROAD FC』を主戦場とし、2024年8月にプロデビュー戦するとプロ3戦全勝オールフィニッシュで注目される。2025年11月、RIZIN初参戦でケイト・ロータスと打ち合いを展開したが、判定で敗れ、プロ初黒星を喫した。  1R、ともにオーソドックス構え。ジャブから右を当てるイ・ボミ前進にダブルレッグに入るNOEL。左で差して投げも残すイ・ボミ。ケージ背に右小手で、NOELの投げを切り返して上に。袈裟固めから亀になって腕を巻き込みトップになったNOELはイ・ボミに右腕のノーアームギロチンチョーク、左足を上からかけてフタをして、最後は角度をつけて極めてタップを奪った。 歓喜するNOELはマイクを持つと「JKファイタ―のNOELです。今年一発目のRIZINで新しい時代の幕開け、一発目どうでしたか? トイレ休憩とか女子格興味ないと言われるんですけれど、私は面白い試合をするのでこれからも応援よろしくお願いします」と元気よくアピールした。
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