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【RIZIN】「vs.世界」開幕! メインは秋元強真vs.ミックス、グスタボvs.桜庭、コレスニックvs.武田、高木vs.木村、ケイトvs.大島、伊藤vs.モタ、所vs.鹿志村、ギョンピョvs.矢地、佐藤vs.スウィーニー、征矢vs.ララミー、新井vs.ジョンヒョン、NOELvs.イ・ボミも=速報中

2026/03/07 12:03
 2026年3月7日(土)東京・有明アリーナにて2026年のRIZIN開幕戦となる『RIZIN.52』が開催。前日計量は全選手がパスした。なお、今大会から新判定システムが採用されている。 ▼RIZINフェザー級(-66.0kg) 5分3R ※試合見どころ秋元強真(JAPAN TOP TEAM)11勝1敗パッチー・ミックス(米国)20勝3敗  RIZINの超新星と、元Bellatorバンタム級王者がフェザー級で激突する。  秋元は、MMA11勝1敗。2006年3月8日、千葉県出身の19歳。有明大会翌日に20歳になる。ボクシングをベースに、22年6月のGLADIATORでプロデビュー。24年3月にパラエストラ柏からJAPAN TOP TEAMへ移籍すると、同年5月に朝倉未来推薦選手として格闘代理戦争 THE MAXに出場しアラン“ヒロ”ヤマニハに2R TKO勝ち。同年9月に18歳にしてプロ5戦全勝でRIZIN初参戦。金太郎、鈴木博昭に勝利も、24年大晦日、元谷友貴に判定負けで初黒星。  2025年5月の高木凌戦の判定勝ちで再起を飾ると、赤田功輝、萩原京平、新居すぐるを相手に4連勝中。今回、UFCバンタム級2連敗で、2019年大晦日の元谷戦以来、RIZINにカムバックする元Bellator世界バンタム級王者のパッチー・ミックスを相手に、ワールドクラスの力を見せるか。  対するパッチー・ミックスは、元Bellatorバンタム級王者で32歳。MMA20勝中13の一本勝ちでは、10勝をチョークでマークするなど強力な寝技を持つ。UFC女子ストロー級コンテンダーのタティアナ・スアレスと婚約中。  2016年5月Prodigy MMAでプロデビュー。KOTCバンタム級王座を獲得、2度防衛後。19年6月よりBellator参戦。同年大晦日にRIZINに初参戦し、元谷友貴にギロチンチョークで一本勝ち。20年9月に、堀口恭司が返上した王座決定戦でアーチュレッタに5R判定負けでキャリア初黒星を喫した。2連勝後の22年4月よりBellatorバンタム級GP参戦。初戦で堀口恭司に判定勝ちすると、12月の準決勝でマゴメド・マゴメドフを2Rギロチン、23年4月の決勝ではラフェオン・ストッツを1R、ヒザ蹴りで72秒KOでGP優勝。11月にセルジオ・ペティスに2R一本勝ち、アーチュレッタ戦以来6連勝で王座統一に成功した。  24年5月のパリ大会ではマゴメドフと5Rのスプリット判定勝ちで初防衛するもドーピング陽性でFMMAFが結果を覆し記録は敗北に(※ミックスが事前に報告していた大麻陽性、モヒガンサンコミッションが行ったドーピングテストではPED陰性)。25年6月にUFC参戦。 (C)Zuffa LLC/UFC  25年6月にマリオ・バティスタに判定負け、10月にヤクブ・ ヴィクワチと対戦。打撃を当てテイクダウンも奪うがスプリット判定負けでキャリア初の連敗。UFCリリースとなり、今回「フェザー級」に階級を上げて6年3カ月ぶりにRIZINに参戦する。身長180cmのパッチーがどんなコンディションでフェザー級の身体で仕上げるかにも注目だ。 [nextpage] ▼RIZINライト級(-71.0kg)5分3R ※試合見どころルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)14勝4敗桜庭大世(サクラバファミリア)2勝1敗  桜庭vs.シウバから25年、その“息子たち”が世代を変えた日本vs.ブラジルの打撃vs.寝技に挑む。  グスタボは、往年のシュートボクセスタイルを彷彿とさせるアグレッシブな突進力だけでなくグラウンドでも繊細な技術を兼ね備えたファイター。過酷な環境で幼少期を過ごし、ストリートの抗争に巻き込まれ父親を亡くしたのち、地元が開放していた格闘技ジムに通い始める。数々のアマチュア大会を経て14年に18歳でプロデビュー。16年、ヴァンダレイ・シウバにポテンシャルを評価され、アンドレ・ジダ率いるEVOLUCAO THAIに移籍、着実に勝ち星を重ねる。  18年8月、初参戦のRIZINで矢地祐介をKO。19年にはライト級GPに参戦すると、大晦日にパトリッキー・ピットブルにTKO負けを喫し準決勝敗退。コロナ禍による長期離脱を経て22年4月、矢地と再戦。約2年のブランクを感じさせない動きで圧倒し2R TKO勝利を収めると続く9月には大原樹理を1R TKOし2連勝。怪我からの復帰戦となった23年4月に武田光司に判定勝利、24年2月には堀江圭功に判定勝利を挙げ4連勝。  悲願のタイトル挑戦となった9月、王者サトシの鉄槌を浴び無念の1R TKO負けを喫した。再起戦となった25年3月、DEEP王者野村駿太とのストライカー対決では組みもいかす野村にペースを握られ、さらに3R偶発的なバッティングにより試合続行不可となると、3R 2分27秒までのテクニカル判定0-3で敗れ、プロキャリアで初の2連敗に。絶対に勝ち星を掴みたい今回、高いポテンシャルの桜庭に対して自身が積み上げてきた経験を武器に、持ち前の荒々しい打撃でド派手なKO劇を演じ、再起を大々的にアピールできるか。  桜庭大世は、桜庭和志の長男。13歳の時、桜庭家に遊びに来ていた柔道家に誘われ22歳まで柔道を経験し、24歳の時から「モテたい」とMMAの練習を開始。23年9月、父が主宰するQUINTETでグラップリングでのプロデビューすると柔道金メダリスト内柴正人からヒザ十字固めで一本勝利の番狂わせを演じた。24年大晦日のMMAデビュー戦では矢地祐介を相手に1R、左の蹴り足を掴ませての左ストレートを突き刺して崩し僅か26秒で鉄槌TKO勝利を収めるという期待以上のインパクトを残した。25年5月の2戦目ではUの遺伝子を受け継ぐ40代半ばのベテラン中村大介に得意技の腕十字を許し無念のタップアウト。  1勝1敗で真価を問われるプロ3戦目では高いボクシング技術を持つ宇佐美正パトリックを相手に引かずに前に出ると、3R膝十字を極めて一本勝利で再起を果たした。また父・桜庭和志を彷彿させる姿で観客を沸かせた。僅か4戦めで王座挑戦経験のあるグスタボと対戦する今回、RIZINで初の連勝を飾るとともに、ビッグチャンスをものにし、一気にライト級戦線上位へ駆け上がれるか。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(-66kg)5分3R ※試合見どころ高木 凌(パラエストラ八王子)9勝3敗木村柊也(BRAVE)5勝2敗  高木は、21年9月のプロデビュー戦以来パンクラスを主戦場に、4連勝うち3試合を右ストレートでKOしており、ジム代表の塩田歩が「神の右」と太鼓判を押す。22年12月、新居すぐるに一本負けで初黒星を喫するも、その後2連勝。23年10月、RIZIN初参戦でいきなり強豪ビクター・コレスニックと対戦、実力が出せぬまま判定負けを喫したが、24年4月RIZIN2戦目で西谷大成を得意の右ストレートでマットに沈めRIZIN初勝利を掴み、練習仲間の鈴木千裕とともに新世代の台頭を見せつけた。  9月には萩原京平とのストライカー対決で1Rリアネイキドチョークによる一本勝ち。25年5月、超新星・秋元強真との注目の若手対決では、総合力で上回られ悔しい判定負けを喫した。その後ヒロヤとともに元JTTコーチのビリーの元で研鑽を積む。塩田GOZO代表セコンドは継続しながらも所属ジムを離れて臨んだ9月、自身が抜けたPANCRASEの王座に就いた三宅輝砂を相手にジャブを当て、手数で上回る判定勝利を収めた。今回、ド派手なKOで木村柊也を食って連勝街道に乗るとともに、強豪ひしめくRIZINフェザー級でトップ戦線に割って入れるだけのポテンシャルを証明するか。  木村は、3歳より日本拳法を始める。明治大学在学中は体育会拳法部に所属し、19年には全日本拳法個人選手権大会決勝で芳賀ビラル海に勝利し優勝。最年少の18歳、大学1年生での優勝は同大学出身のプロレスラー拳王以来、史上二人目の快挙。コロナ禍で2大会中止後、22年大会でも優勝し学生時代2連覇。また全日本学生拳法個人選手権大会でも1年時より3連覇(20年は大会中止)。  さらに上を目指し22歳よりMMAを開始。23年12月、GLADIATORでプロデビュー。25年3月、地元四国でRIZIN初参戦。寝技師の横山武司を1R54秒パウンド葬で、5戦全初回KO勝利。底知れないポテンシャルと一撃のフィニッシュ力を買われ、RIZIN2戦目にしてメインイベントで元王者ケラモフの相手に抜擢されると判定で初黒星を喫したが、組みを凌ぎ得意の打撃を光らせたことで評価を上げる結果となった。しかし、11月、国内屈指の寝技師である摩嶋一整に2R一本負けでキャリア初の2連敗に。  背水の陣で臨む今回、リーチ差ある高木凌をマットに沈め、華々しい再起を遂げるとともに国内最強ストライカーとして白熱するフェザー級トップ戦線に飛び込めるか。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(-66kg)→ライト級(-71kg)5分3Rビクター・コレスニック(ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya)26勝5敗1分武田光司(TRIBE TOKYO MMA)18勝8敗 ※緊急参戦相本宗輝(ROOM)9勝0敗 は交通事故で欠場  相本は9戦全勝の25歳。25年3月に開催されたDEEPフェザー級GP2025にノミネートしたものの一回戦の高橋遼伍戦に向けた減量中に緊急搬送され欠場。  9月の木下カラテ戦で1R TKO勝ち。12月には、自身の欠場で中止となったGP一回戦で対戦するはずだった高橋遼伍と対戦し、1R 右ストレートでTKO勝ちを飾った。今回のコレスニック戦でRIZINデビューの予定だったが、自転車移動中の交通事故により無念の欠場となった(※榊原CEOと佐伯DEEP代表による会見)。  これを受けてRIZINでは、4日の夜に対戦相手を探したところ、武田光司(TRIBE TOKYO MMA)が名乗りをあげたため71kg契約でコレスニックと対戦することが決まった。武田は25年12月の前戦で奥山貴大を1R リアネイキドチョークを極めて、5月RIZINでのジ・ヒョクミン戦の2R TKO負けから再起を果たしていた。  コレスニックと武田は、2024年11月の『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』で対戦が予定されていたが、コレスニックが感染症を罹患し緊急手術を行い全治4週間のため、欠場。試合はキャンセルとなっていた。 [nextpage] 【休憩】 ▼RIZIN女子スーパーアトム級(-49.0kg)5分3R ※試合見どころ大島沙緒里(リバーサルジム新宿 Me,We)15勝7敗ケイト・ロータス(フリー)9勝7敗  大島は、現DEEP&DEEP JEWELSミクロ級王者。3歳から柔道を始める。同級生の本野美樹のプロデビュー戦を観戦し、MMA転向を決意。19年、全日本アマチュア修斗優勝。20年1月、プロデビュー戦で修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメントに抜擢、準決勝まで進んだ。7月、DEEP JEWELS初参戦。9月、DEEP女子ミクロ級王座獲得。21年3月からのDEEP JEWELSアトム級GPで富松恵美、パク・シウ、青野ひかるを破り王座獲得。22年5月、須田萌里を1R一本勝ちで初防衛成功。23年2月、BLACK COMBATとの対抗戦でホン・イェリンにアームバーを極め4連勝。しかし9月のDEEP JEWELS/BLACK COMBATアトム級W王座戦でパク・シユンに敗れ王座陥落。  24年5月、村上彩に1R TKO勝ちでDEEP/DEEP JEWELSミクロ級2冠達成とともに再起すると6月、Invicta FC 参戦。初のアジア圏外の国際戦(アトム級)でブラジルのアンドレッサ・ロメロに判定負け。11カ月ぶりの試合となる25年5月、格下のイ・イェジに判定負けを喫し自身初の2連敗。9月のDEEPでは須田萌里との再戦に判定勝利。RIZIN には21年10月より参戦し4戦4勝で25年11月に伊澤星花のRIZIN王座挑戦の機会を手にしたが判定で惜敗、3階級制覇はならず。再起戦となる今回、粘り強い組みとストライキングを武器にDEEP、RIZINの舞台で活躍するケイトを圧倒的にねじ伏せ王者の強さを見せつけるか。  ケイトは、兄の影響で5歳から始めた空手(型)で全国大会ベスト8になる。12歳からは柔道を2年経験。フィジークをやっていた22歳の頃、減量のため近くのジムでミット打ちを始めたことがきっかけでMMAを始める。20年12月、DEEP JEWELSでのプロデビュー戦で熊谷麻理奈を相手に一本勝利を飾って以降は、勝ち負けを繰り返す。23年9月には当時19歳の須田萌里に判定負けを喫した。再起戦にしてアトム級サバイバルマッチとなった24年3月のDEEP JEWELSでは桐生裕子を相手に1R 1分28秒スタンドの猛攻でプロ初のTKO勝利を挙げファイターとして一皮剥けると、7月、かねてより出場をめざしたRIZINの舞台で、SB王者のRENAを相手にデビューするビッグチャンスを掴む。ベテラン相手にアグレッシブに仕掛け、打撃を効かせる場面を見せるも2RにTKOで敗れ涙を流した。  11月のDEEPでは空手世界王者の月井隼南を2Rリアネイキドチョークに極め再起を遂げた。25年5月、初の海外試合となったRIZIN韓国大会でシン・ユリに判定勝利。9月、DEEPで富松恵美に打撃技術の差を見せてパウンドTKO勝利すると、さらに11月のRIZIN神戸大会ではイ・ボミを相手にアグレッシブに攻め続け、激しい打撃戦を制し判定勝利で4連勝。この勢いに乗り、DEEP王者の大島を越えていよいよベルトを射程圏内に入れるか。 [nextpage] ▼59kg契約 5分3R ※試合見どころ伊藤裕樹(ネックス)19勝7敗カルロス・モタ(ブラジル) 元LFAフライ級王者、KNOCKOUT UNLIMITEDフェザー級王者 8勝2敗  伊藤は、幼少期からボクシングを学び、2016年にTHE OUTSIDERでMMAデビュー。19年5月からDEEPで3連勝し、デビュー以来破竹の12連勝。21年3月のRIZINデビュー戦で杉山廣平を1R 33秒でTKOに下すと、10月には中村優作を1R終盤TKO、22年7月には宮城友一を2R TKOでRIZIN3連勝。8月からDEEPフライ級GPに参戦し、原虎徹、ビョン・ジェウンに勝利したが23年2月の準決勝で本田良介に判定負け。同年5月のRIZINで山本アーセンに判定負けを喫し自身初の連敗。  RIZINでヒロヤ、トップノイ、上田将年を相手に判定勝利。24年10月にはROAD FCのイ・ジョンヒョンに3R TKO勝ち。25年3月、初の北米選手との国際戦で、トニー・ララミーに判定勝ちでRIZIN5連勝。5月の男祭りでは神龍誠に判定負け。フライ級GP1回戦ではエンカジムーロ・ズールーに判定勝ちしたが、フライ級GP総選挙で無念のリザーバーに。25年9月の前戦で山本アーセンとの再戦を判定負けしている。  モタは、元LFAバンタム級王者。2016年7月にMMAでプロデビュー。ブラジルで8連勝後、19年11月から『LFA』に参戦。22年1月に現UFCのチャールズ・ジョンソンとのフライ級王座戦で5R激闘の末にTKOで敗れるも、同年5月にスティーブン・メリルに1R TKO勝ちでRMFフライ級王者に。同年8月にリズヴァン・アブエフを1R 左フックでKO。LFAフライ級王座についている。同年10月にはUFCにも参戦。ATTの実力者コディ・ダーデンに判定負け。試合後のドラッグテスト陽性で2年の出場停止処分が下り、UFCからリリース。  24年12月のKNOCK OUTで初来日し、UNLIMTEDルールで栗秋祥梧に判定勝ち。25年6月に古木誠也にKNOCK OUT-BLACKルールで初回KO負けを喫したが、8月のUNLIMITEDでは中村悠磨に判定勝ち。12月に有川直毅とKNOCK OUT-UNLIMITEDフェザー級王座決定戦を争い、高速カウンター合戦を2R KOで制し、UNLIMITED初代フェザー級のベルトを獲得した。MMA戦績8勝2敗。  今回、両者は57kgのRIZINフライ級から2kg重い59kg契約で対戦する。KNOCK OUT UNLIMTEDルールで際の打撃を磨いたモタが、サッカーキック&踏みつけ有りのRIZINルールでさらなる覚醒なるか。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(-61kg)5分3R ※試合見どころ所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)36勝33敗2分鹿志村仁之介(BatlleBox)10勝5敗  所は、ZSTのリングで経験を積み「闘うフリーター」の愛称で05年にHERO'Sのリングでデビュー。積極的な試合運びで人気を博し、DREAMやVTJのリングで活躍。RIZINには15年大晦日の旗揚げ興行より参戦。17年7月のバンタム級GPは、1回戦でUFC帰りの堀口恭司にTKO負けで敗退。その後MMAから遠ざかりグラップリング大会に出場を重ねる。  約3年半ぶりの20年大晦日、レスリングのオリンピック銀メダリスト太田忍のMMAデビュー戦で得意の腕十字による一本勝利を挙げた。7月には階級をフライ級に下げ、若きDEEP王者神龍誠に判定負けを喫するも常に一本を狙い続ける姿で会場を盛り上げた。大晦日には元UFCファイターのジョン・ドッドソンから1Rに強烈な打撃を被弾しTKO負け。  23年10月、再びバンタム級に戻しアラン“ヒロ”ヤマニハと対戦するも判定負けで3連敗。24年7月「負けたら引退」の決意のなか、ヒロヤと59kg契約で対戦。1R、ヒロヤのローに右ストレートを合わせてダウンを奪い、マウント&ヒジでまさかのTKO勝ち。崖っぷちの逆境から再起を果たして現役続行。今回、2回り若い寝技師・鹿志村仁之介を相手に、48歳格闘技人生最終章の回転を見せるか。  鹿志村は、10勝中9勝が一本勝利という生粋のグラップラー。9歳から柔道を始めたが、結果が出せず寝技の強化のために12歳から並行して柔術を始める。19年より柔術で結果が伴い始め、JBJJF全日本柔術選手権をはじめ多数優勝。さらにRIZINを見て興味を持ったMMAの練習を始め、アマチュアのマーシャルワールド杯ライト級優勝、20年にPANCRASEでMMAデビュー。3連勝後の22年6月にROAD TO UFCにライト級で緊急参戦も、キ・ウォンビンに1R TKO負け。11月、初参戦のDEEPで雅駿介をリアネイキッドチョークに極めた。しかし北米修行を経た23年3月のDJ.taiki戦、7月の日比野"エビ中"純也戦いずれも判定負けで、2連敗。11月の再起戦で橋本優大に1R腕十字で一本勝ちすると、24年9月に力也、12月にはRYUKIをともにリアネイキドチョークで極め、3試合連続1R一本勝ちをマーク。  25年6月、RIZIN初参戦。スタンドも極めも強い後藤丈治とのハイレベルな攻防で会場を沸かせ、結果は判定負け。再起戦となった9月のDEEP日中対抗戦では大将を務め、YFUの刺客マジシャンを相手に多彩な仕掛けを見せ1R一本勝利。RIZIN2戦目の11月には柔道ベースの安井飛馬を相手にバック、腕を狙い続ける目まぐるしい寝技の攻防を制して、初となる判定での勝利で2連勝。今回、自分の2倍の年齢である48歳のベテラン・所英男の“回転体”を上回る寝技で世代交代を成し遂げたい。 [nextpage] ▼RIZINライト級(-71.0kg)5分3R ※試合見どころキム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)14勝5敗矢地祐介(フリー)28勝15敗  矢地は、中学3年より格闘技を始め、2009年4月に修斗でプロデビュー。2012年11月に修斗環太平洋ライト級王座、2015年にはPXCフェザー級王座を戴冠。2016年末からRIZINに参戦すると五味隆典らから5連勝を収めるも、2018年8月のメインでルイス・グスタボの右フックに倒れRIZIN初黒星。2019年7月には朝倉未来に判定負けを喫した。2021年大晦日にライト級王者サトシに挑戦するも一本負け。2024年5月にはBellator初参戦も、元ROAD FC王者マンスール・バルナウイに1R一本負け。9月の再起戦では宇佐美正パトリックを相手に完封勝利して見せたが、大晦日に桜庭大世のMMAデビュー戦で1R僅か26秒TKO負け。2025年9月の再起戦では、GRACHAN王者の芳賀ビラル海に実力差を見せつけ2R一本勝ちした。  ギョンピョは、打倒極の安定した強さに加え持ち前のフィジカル&気持ちの強さを併せ持つオールラウンダーにして、(T)KO/一本での勝利が85%のフィニッシャー。19歳の頃から韓国の名門MMA Storyで格闘技を始め、2015年2月に『ROAD FC』でプロデビュー。『THE OUTSIDER』やロシアの『MFP』などに参戦し5連勝したが、2017年10月、ROAD FCで現UFCライト級のアルマン・ツアルキャンに惜敗。2019年7月のHEATライト級王座戦での勝利を含め4連勝を挙げると、1敗を挟み『ROAD TO UFC』に参戦。トーナメント準決勝でアンシュル・ジュブリにスプリット判定負けで敗退。2023年4月、RIZIN初参戦で宇佐美正パトリックからリアネイキドチョークでタップを奪う。2024年6月、怪我からの復帰戦でスパイク・カーライルに一本負けでRIZIN初黒星。2025年11月、DEEPで当時5連勝中の倉本大悟にTKO勝利を収めた。今回は約1年4カ月ぶりのリング復帰、かつ自身の怪我で中止となった失地祐介との一戦を2年越しに迎える。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(※61kg)5分3R ※試合見どころ佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)37勝12敗2分ジョン・スウィーニー(米国)元LFAバンタム級王者 14勝3敗  佐藤は、2008年4月にプロMMAデビュー、PANCRASEを経て、15年から本格的に修斗参戦。2連勝を経て、9月のVTJでは安藤達也を判定で下す。17年に石橋佳大に判定勝ちで修斗世界バンタム級王座獲得。19年5月からONE参戦。ハファエル・シウバやクォン・ウォンイルら強豪相手に4連勝。23年10月、RIZIN初参戦で太田忍に判定ち。24年3月の2戦目で井上直樹に判定負けでRIZN初黒星。9月に牛久絢太郎に完封勝利。5月の韓国大会ではキム・スーチョルと13年ぶりに対戦し判定勝ち。9月、ダニー・サバテロに判定負け。今回が再起戦となる。  スウィーニーは、元LFAバンタム級王者。カレッジレスリングを経て、17歳でキックボクシングとMMAを始め、IKFキックボクシング世界王者に。スティーブン・トンプソンが先輩にして友人であり、その父レイの下で拳法空手黒帯を取得。カルロス・マチャドの下でブラジリアン柔術茶帯を受けた。17年4月のLFAでプロMMAデビュー、キャリア6勝1敗で迎えた19年2月にROCバンタム級王座挑戦もTKO負け。その後、コロナ禍の20年7月、NFCでコーディ・ダーデンに1R1分20秒、TKO負けでキャリア発の2連敗を喫したが、この試合をターニングポイントに21年5月以降、破竹の8連勝中。  23年6月にはアラン・ベゴッソとのLFAバンタム級王座決定戦を判定勝利でベルトを獲得。24年7月(※25年2月27日に上久保周哉との対戦が決定している)にラファエル・ド・ナシメントを相手に初防衛戦も、前日計量で規定体重を6.4ポンド超過し王座剥奪。試合は激しい打撃戦の末にスウィーニーが判定勝利している。今回がRIZINデビュー戦にして1年8カ月ぶりの試合。  スイッチスタンスで伝統派空手仕込みの低い手の位置の構えは懐深く、遠間から飛び込むパンチは巧みなカウンターのみならず、飛び込み連打に繋いでくることも。そして回転系の蹴りとともに三日月蹴りも大きな武器。組みもカレッジレスリング仕込みのがぶりから突き放して打つなど組み&打撃がアグレッシブかつ、一本負けが一度も無い北米流“いぶし銀”の戦いで佐藤と戦う。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(-57.0kg)5分3R ※試合見どころ征矢 貴(THE BLACKBELT JAPAN)13勝7敗1分トニー・ララミー(カナダ/Maximum training centre)11勝3敗  征矢は、アマチュア修斗から2012年7月、DEEPでプロデビュー。主戦場を修斗に移してからもアグレッシブなスタイルで3連続1RKOを挙げ、13年修斗バンタム級新人王とMVPを獲得。2017年5月の試合後に指定難病のクローン病の治療に専念。2019年6月、約2年振りの復帰戦にしてRIZINデビュー戦で川原波輝を衝撃的なカウンターで倒すと、8月には村元友太郎をTKOし健在ぶりをアピール。しかし、再び体調不良で試合から遠ざかる。2022年4月、約2年半ぶりの復帰戦でWARDOG王者の中務修良にTKO勝利を収め完全復活を果たした。2024年7月、ベアナックルルール初挑戦で、BKFC王者ジョン・ドッドソンに判定負けも、2025年5月にMMAルールで再戦し、判定勝利でリベンジを果たした。7月、フライ級グランプリではアリベク・ガジャマトフに3RにKO負けでGP初戦敗退の結果に終わった。  ララミーは、11歳の時から兄で元UFCファイターのTJ・ララミーの影響でレスリング、格闘技を始める。15歳でレスリング国内王者に輝いたほか、WKAキックボクシング王座も獲得。アマチュア戦績7戦無敗(1KO、5度の一本勝利)。2017年4月、カナダの『TKO MMA』でプロデビュー。国内団体のほかLFA等にも参戦し8連勝(うち6勝はKO /TKO)を飾る。2020年3月にPFCフライ級王座獲得。2023年8月、『BTC』に初参戦すると2024年6月、BTCフライ級王座を1Rわずか25秒で手にした。11月、RIZINに初参戦すると村本友太郎に完封勝利。2025年3月、伊藤裕樹と激しい打撃戦の末に判定負け。11月の再起戦では山内渉と対戦、相手の体重超過により自身に黒星がつくことのない試合ながらも、山内を相手にその高いレスリング能力をRIZINで初披露する形で完封勝利を挙げ、連敗を脱した。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(-57.0kg)5分3R ※試合見どころ新井 丈(和術慧舟會HEARTS)17勝12敗2分イ・ジョンヒョン(韓国/TEAM AOM)7勝3敗  新井は、『Never Give Up』を信条とする、修斗初の二階級同時制覇王者。16歳でキングダムエルガイツに入門し、アマチュアで10戦以上を経験。2016年3月のプロデビュー以来、修斗を主戦場とし、中国のWLFにも参戦経験を持つ。2戦目のプロ初勝利以降は9連敗を喫するも、その後は6連勝。2022年9月、猿丸ジュンジにKO勝利で修斗世界ストロー級王座を奪取。2023年11月、山内渉とのフライ級王座決定戦で3RにTKO勝利。修斗史上初の同時二階級制覇を達成した。キャリア11連勝に。同年大晦日にRIZIN初参戦するが、ヒロヤに2R TKO負け。2024年9月、ズールーにTKO負けを喫し2連敗に。2025年5月の関口祐冬との修斗フライ級王座統一戦を負傷欠場でベルトを全て手放す。11月、修斗ストロー級王者の田上こゆるに判定勝ちで再起した。  ジョンヒョンはアマチュアMMA戦績8勝2敗、『Road FC』 でプロデビュー以来5連勝を飾ると、その後は山本聖悟、秋葉太樹らを下し無敗の8連勝を飾った。2023年、『ROAD TO UFC』(RTU)シーズン2に抜擢されると、一回戦でマーク・クリマコに判定負けでプロ初黒星。2024年2月、神龍誠を相手にRIZINデビューするが肩固めによる一本負け。11月には伊藤裕樹にレフェリーストップで敗れ2連敗に。12月のROAD FCでピョン・イェジュンを相手に判定勝利で再起すると、25年3月、ROAD FCフライ級王座決定戦でコ・ドンヨクに判定勝利でベルトを獲得。9月にはピョン・イェジュンとの再戦でタイトル初防衛を果たした。 [nextpage] ▼RIZIN女子スーパーアトム級(-49.0kg)5分3R ※試合見どころ〇NOEL(DELiGHTWORKS)4勝2敗[1R 2分07秒 ギロチンチョーク]×イ・ボミ(韓国/SSMA上昇道場)3勝2敗  NOELは12歳からMMAの練習を始め、アマチュア戦績は16勝5敗2分(一本10)。2024年8月、『SHOOTO colors 3』でプロデビュー。アトム級インフィニティリーグ準優勝。2025年7月にRIZIN初参戦で須田萌里と対戦も2Rにアームバーを極められ無念のタップアウト。11月、海咲イルカをアームバーに極め、RIZIN初勝利を手にした。今回の試合に向けてTHE BLACKBELT JAPANでも出稽古。KARENらと練習を行っている。  イ・ボミは、上組みでの投げを得意とし、そこからの極めや強烈なパウンドでの高いフィニッシュ力を持つアグレッシブファイター。16歳でMMAを始め、2024年アジア選手権銀メダル。『ROAD FC』を主戦場とし、2024年8月にプロデビュー戦するとプロ3戦全勝オールフィニッシュで注目される。2025年11月、RIZIN初参戦でケイト・ロータスと打ち合いを展開したが、判定で敗れ、プロ初黒星を喫した。  1R、ともにオーソドックス構え。ジャブから右を当てるイ・ボミ前進にダブルレッグに入るNOEL。左で差して投げも残すイ・ボミ。ケージ背に右小手で、NOELの投げを切り返して上に。袈裟固めから亀になって腕を巻き込みトップになったNOELはイ・ボミに右腕のノーアームギロチンチョーク、左足を上からかけてフタをして極めてタップを奪った。 歓喜するNOELはマイクを持つと「JKファイタ―のNOELです。今年一発目のRIZINで新しい時代の幕開け、一発目どうでしたか? トイレ休憩とか女子格興味ないと言われるんですけれど、私は面白い試合をするのでこれからも応援よろしくお願いします」と元気よくアピールした。
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