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インタビュー

【BOM】17連勝をストップされた藤原乃愛「次の日から泣きながら練習してました」世界王座を懸けての再戦は「人生を懸けてでも勝ちに行かないといけない」

2026/07/29 19:07
 2026年8月2日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール『Shimizu presents BOM 51』にて、WBCムエタイ世界ミニフライ級(-47.62kg)タイトルマッチ3分5Rで、同級世界2位カナ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)の挑戦を受けての初防衛戦に臨む王者・藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。  両者は今年4月にオープンフィンガーグローブマッチで対戦し、17連勝中だった藤原をカナが僅差ながらも判定で破る大金星を上げた。今回は藤原が保持するWBCムエタイ世界王座を懸け、通常のボクシンググローブでの再戦となる。 自分の甘いところが出た ――カナ選手との再戦が決まり、心境はいかがですか。 「こんなに早く再戦を組んでいただいたことに感謝をしないといけないなと思っています」 ――今振り返ると、敗因は何でしたか。 「相手をナメていたわけじゃないんですけど、カナ選手がもちろん強いことも分かってましたし。私は17連勝をしていて、自分の中でずっと頑張っていたつもりでしたけど、今振り返るとカナ戦に向けては練習に身が入っていなかったというか、うまく気持ちを作れておらず練習からダメだったなという気はしますね。言い訳になってしまうのであまり言いたくはないんですけど、ONEでの試合が2月27日にあって、カナ選手との試合まで1カ月ぐらいしか準備期間もありませんでした。ONEでは初のオープンフィンガーグローブでの試合だったのでダメージがすごく、休む期間もなく、試合間隔が短かったなと。例えそういう状況でも、試合が決まっているからには自分が作り上げなきゃいけなかったので、そこが自分の甘いところだったなと思いました」 ――実際にカナ選手と対戦してどういう印象がありますか。 「思っていたより大きかった感じがしました。同じくらいの身長かなと思っていたんですけど、意外と結構背も高く、体もガッチリしていたので、ちょっとそこは想定外でした。組んだ時に力強さは感じなかったですけど、やっぱり体が大きい分、腕や足も長いし、少しやりにくさはありました」 ――これまでタイ人選手との連戦でしたが、今まで戦った選手とは違う感覚もありました? 「モンクットペット選手も大きくて手も長かったのですが、OFG2戦目で日本人選手とやるのは初めてだったので、そこが初めての感覚だったかもしれないです。背が高い上に、OFGで組まれた時に不利になる状況ではあったんですけど、組まれる前に自分は結構パンチをもらって、そこから組まれたので相手のペースになってしまいました。首相撲をやりあってもカナ選手に負けるわけはないんですけど、その前の段階が悪かったので結果的に悪い印象になっちゃったかなと思います」 ――ONEのOFG初戦で見せたような、相手のパンチをもらっても前に出る勝ち気な姿が見せられなかったかと思うんですけど、そこはどう感じていますか。 「そうですね。やっぱりそこは気持ちが甘かったのかなと思います。カナ選手はパンチは上手でしたし、OFGなのでガードの隙間からパンチが入ってくるので結構もらっちゃって焦りが出ちゃったなと。自分が想定していたよりもいろいろもらって劣勢になってしまいました」 ――試合後はかなり落ち込んだんですか? 「かなり落ち込みましたね。悔やんでも悔やんでも悔やみきれないぐらい悔しくて。次の日からもういてもたってもいられなくて、泣きながら練習してました(苦笑)。もう後悔しかないというか、もうなんであんな試合をしてしまったんだと」 ――ちなみに、負けた後、控え室に怒鳴りに来ることで有名なお母さんは前回も控え室に来られたんですか? 「今回来なかったので良かった……と思いました(苦笑)。でもマジでママに会うのが怖くて、意外と会ったらブチ切れてなくて『お前がちゃんと練習しないからだろ? これも経験だから次に活かせ』と」 ――試合後はタイに練習に行かれたそうですね。 「その後、5月17日にムエロークの試合を控えていたので、それに合わせてタイに2週間1人で勝手に行きました。タイに行けば誰でも強くなれるわけじゃないし、たったの2週間で何が変わるの!? という話なんですけど、日本にいてこのままでは絶対に強くなれない、自分の中で何かを変えないと強くなれないと思った時に、練習に対する意欲だったり、気持ちが重要だなと。タイに行くと、朝にまずランニング10キロからスタートして、そこからダッシュして、それからミットして。また夜も練習するという、もう練習しかない環境だと、すごく気合が入るので、そのために行きました。結果的にムエロークで結果を出せたので、良い修行だったなと思います」 ――そのムエロークでは韓国の長身選手のチョン・アヨンが相手でしたが、カナ選手との再戦を意識した戦い方をされたんですか。 「そうですね。アヨン選手は大きくてガツガツ来る選手だったので、そこは意識しました。でも、あまり意識しすぎてムエロークで負けたらもったいないので、しっかりアヨン選手の対策をしながらも、一応カナ選手のことは意識はしてましたね」 ――イメージ通りの戦い方はできたんですか? 「結構、再起戦の相手としてはきつい相手を用意されて、恐怖心はありましたけど、思ったとおりの試合はできたなと。そういう強い相手とやらないと、上には行けないのでやれて良かったと思います」 ――次の再戦に向けての調整具合はどうですか。 「めっちゃ練習していて、今はジムのある八王子に住み込みで練習しています。同じ失敗は許されないというのは、自分でももう分かっているので、次は絶対に勝たなきゃいけないですね。人生を懸けてでも勝ちに行かないといけないと思っています。これだけやっていたら、もうやることはないというくらい練習をやれば、自ずと自信が付いてくるのかなと思って頑張っています」 ――タイトル防衛に成功したら、その先はどういったことを考えていますか。 「本当に命を懸けて獲ったWBCの世界ベルトなんで、まずはそれを絶対に守りたい気持ちがあります。そこから先は、もう流れに身を任せるというか、オファーが来た試合に応えていきたいし、世界の舞台で戦っていきたいと思います」 ――ではONEの2戦目も視野に? 「そうですね。ONEにもやっぱり出たいのでONEのベルトを目指します」 ――では最後に試合を楽しみしているファンにメッセージを。 「こんなに早く再戦が決まって、みんなはどっちが勝つのか予想していると思いますけど、自分は人生を懸けて戦いに行くのでぜひ応援よろしくお願いします」
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