▼第14試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
○林 健太(FLYSKY GYM/第3代K-1 WORLD GPライト級王者)
判定3-0 ※30-27×2、30-28
×不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者)
林はK-1参戦経験のある父を持ち、2013年8月からK-1 JAPAN GROUPに出場。強打を武器に2018年12月のK-1ライト級世界最強決定トーナメントで優勝すると、2019年3月には卜部功也に大番狂わせの勝利で第3代K-1ライト級王座に就いた。2020年12月の初防衛戦で王座を失うとスーパー・ライト級に転向し、前戦は2022年9月に小嶋瑠久にKO勝ち。逆転KOが多い激闘派だ。戦績は21勝(14KO)9敗2分。
不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、2019年12月には大和哲也にKO勝ち。2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。2022年は4月に小嶋瑠久をTKO、9月に大野祐志郎をKOに破り連勝中。戦績は43勝(20KO)17敗2分。
両者は2021年12月の大阪大会で対戦し、1Rからノンストップの打ち合いを繰り広げて会場を沸かせ、ダウンを奪った林が勝利している。今回約1年ぶりの再戦となった。
1R、近い距離で互いにワンツーを打つ中、左アッパーからの右フックを返そうとした不可思に林が右フックを振り抜いてさっそくダウンを奪う。立ち上がった不可思は前へ出て林にロープを背負わせ、右ストレート、左フック、右ロー。しかし、林が右を一発入れると形勢逆転。林の強烈な連打をもらう不可思。それでも前へ出て打ち合いに行く不可思へ林もよく見て右フック。不可思は前蹴りから右ストレート、左フック。手数が少ない林は左ボディ。不可思はどんどん前へ出て手数を出すが、林がヒザを顔面へ突き上げると不可思がフラついた。
2Rも前に出るのは不可思だが、林の的確な強打で不可思はグラつく。アッパーを空振りしたところへ林が右フックを打ち、不可思は大きくバランスを崩す。それでも右ストレートを繰り出して前へ出る不可思へ林はワンツー強打。どれだけ被弾しても前へ出て左右の拳を繰り出す不可思。左右ボディには林が左フック。
3Rも前に出る不可思はワンツーからヒザ、そしてボディ。林は左ボディから右フック。手数が多いのは不可思だが、林の方が明らかに一発一発が強い。不可思は左右ローを蹴り、飛びヒザで前へ。林は右ショートアッパー、不可思のヒザへ左右フック。不可思も負けじとワンツー・右ロー。林のヒザにも不可思は下がらずパンチ出して前進。林も疲れが見えるが、右フック、右ストレートを返す。終盤、林の右が連続して不可思を捉えるが不可思は下がらず攻撃を出して前へ出る。