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レポート

【K-1】黒田斗真が石井一成との延長戦死闘を制して優勝、KANAがKO圧勝、金子晃大もKO、玖村将史が鮮やかKO勝ちでゆうちゃみ祝福、初来日ラテスクがサッタリを衝撃KO、ジョムトーンがまたも圧巻のKO

2022/12/03 13:12

▼第17試合 -56kg契約 3分3R延長1R
○玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushスーパー・バンタム級王者)
KO 2R 1分46秒 ※左三日月蹴り
×イスマイル・アル・カディ(キプロス/ALEXY MUAY THAI CYPRUS/KOKフライ級世界王者)


 玖村は2018年1月にKrushデビューを飾り、同年に行われた「第6代Krushスーパー・バンタム級王座トーナメント」で優勝して王座に就いた。2019年6月には「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に参戦するも決勝で武居由樹に敗れる。2020年3月には無敗の金子晃大と注目の大一番を戦い、勝利を収めた。9月の2度目の防衛戦では軍司泰斗を退け、今年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では決勝で金子に敗れて王座戴冠ならず。6月の『THE MATCH 2022』では那須川天心のライバル・志朗から右フックでダウンを奪い勝利を収めたが、9月にコンペット・シットサラワットスアに判定負け。戦績は20勝(10KO)5敗。


 カディはイラク・バクダッド出身で、現在はキプロスに活動の拠点を置く。豊富なアマチュア経験を誇り、プロデビュー後は2019年にイギリスのムエタイイベントMTGPで初のベルトとなる-55kgインターコンチネンタル王座を手にすると、2022年にはISKAの-60kgナショナル王座を獲得。さらに今年7月にはギリシャのマノリス・カリシスを下して、東欧の格闘技イベントKOKで世界フライ級王座を手にした。まだ荒削りながら強烈なパンチを振り回して前に出る超攻撃型ファイターだという。


 1R、カディは積極的に前へ出るが、玖村は前蹴りを突き刺す。ワンツー、さらに左フックを繰り出すカディへ玖村は左フックをヒット。さらに大振りの左右フックを放つカディへまたも玖村が左フックをクリーンヒットさせる。玖村は左ボディ、右ロー。大きなフックを振り回すカディへ玖村は左ボディからの左フック。スピードで完全に優る玖村。リングサイドからはゆうちゃみの「まさ君、頑張れ」との応援の声が飛ぶ。右ローを蹴り、追い詰めていくと左ボディを叩く。アしカディは左フックを返すが、左ボディを嫌がる。しかし、アル・カディも猛烈な左右フックを打ち返す。ラウンド終了間際、玖村の左ボディでアル・カディはダウン。


 2R、さっそく左ボディを打つ玖村へカディが思い切り左フック。玖村はこれをもらってしまうが、打ち合いでも下がらず左フックをヒットさせる。再び前へ出る玖村がローを蹴り、ジャブを突く。ロープを背負ったカディへ左三日月蹴り、そして右ストレート2連打でダウンを奪う。カディは思い切りフックを振り回すが、再び玖村が左三日月蹴りを突き刺すとカディはたまらずダウン。玖村のKO勝ちとなった。リングサイドではゆうちゃみが「イエーイ」と大喜び。



 玖村はマイクを持つと「地元大阪の皆さん久しぶりです。大阪で3年ぶりに試合して、K-1大阪初めて出させてもらったんですけれどKOで勝ててよかったです。9月に負けてしまってタイトルが遠のいたと思うんですが、金子選手、敵なんですけれど今日は勝ってもらって3月のK’FESTAでタイトルマッチよろしくお願いします。コンペット選手が権利あるのは分かっているので、3月(金子に)やり返して次に(コンペットに)やり返すのでよろしくお願いします」と、金子への挑戦をアピールした。


 そしてリングを降りるとゆうちゃみが駆け寄り、拳を合わせる。仲良くツーショットに収まった。

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