▼第7試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R
×玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/Krushフェザー級王者)
判定0-3 ※30-25×2、30-26
○斗麗(WIZARDキックボクシングジム/2022年K-1フェザー級世界最強決定トーナメント準優勝)
玖村は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2020年11月の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で新美貴士に敗れて涙をのんだ。今年2月に第2代Krushフェザー級王者・小澤海斗に勝利、そして5月には新美貴士を破りKrushフェザー級王座を奪取。8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦でジャオスアヤイをKOしたが、準決勝で軍司にKO負けを喫した。戦績は19勝(9KO)10敗1無効試合。
斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。2021年2月に6戦無敗でKrushフェザー級王者・新美貴士に挑んだが、判定で初黒星を喫した。今年8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で第4代K-1フェザー級王者・椿原龍矢を判定で破り、準決勝ではワン・ジュングァンにも判定勝利して決勝へ進出したが、軍司泰斗にKOで敗れ準優勝に終わっている。戦績は11勝(4KO)3敗。
共に王者・軍司を追随するフェザー級トップクラス同士の対戦となった。
1R、互いにミドルを蹴り合う中、左ハイも蹴る斗麗に玖村は右カーフ。斗麗は左右に構えをスイッチさせつつ、バックステップも使って間合いを作る。玖村は右カーフを狙い撃ち、斗麗は左ミドルを蹴る。玖村が左ミドルを蹴った直後、斗麗が前へ出ての右クロス直撃からのフック&右アッパー連打でダウンを奪う。詰める斗麗がパンチで攻めると見せてボディへのヒザ。さらにワンツーの連打。玖村は耐えた。
2Rも斗麗は構えをスイッチさせ、サウスポーからの左ミドル、左ストレートをヒットさせる。玖村は得意の右を狙っていく。斗麗が距離を詰めると玖村が左ボディ。斗麗の左フックに右ストレートを返す。斗麗のパンチをもらう玖村だが、下がらずすぐに打ち返していく。斗麗はサウスポーで右ジャブ主体に変え、バックハンドブローやバックスピンキックで威嚇。玖村は右ボディを打ちに行こうとするが斗麗は待っていましたとばかりに右フックを合わせて2度目のダウンを奪う。
3Rもサウスポーに斗麗は様々な角度のジャブを多用し、左ミドルを蹴る。斗麗は玖村の左わきを潜らせる右アッパー。ジャブで玖村の前手を触って意識をコントロールする斗麗は左ストレートをねじ込む。右へ右へと動いて玖村の死角から打つ斗麗。玖村は右ローを蹴り、斗麗がパンチを出してくると打ち合おうとするが斗麗はかわして左を当てていく。