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レポート

【K-1】黒田斗真が石井一成との延長戦死闘を制して優勝、KANAがKO圧勝、金子晃大もKO、玖村将史が鮮やかKO勝ちでゆうちゃみ祝福、初来日ラテスクがサッタリを衝撃KO、ジョムトーンがまたも圧巻のKO

2022/12/03 13:12

▼第1試合 K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント1回戦(1)3分3R延長1R
○池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者)
KO 2R 1分15秒 ※右フック
×アンビ・エンスエ・アボモ(赤道ギニア/Pure Impact/FCKBMT -57kgカタルーニャ王者)
※池田が準決勝へ進出。


 池田は幼稚園で空手を始め、中学からは陸上部にも所属。一時は空手の練習から足が遠のき、大学入学後に「飲んだくれて遊んでいた」日々を過ごしていたが、一念発起してReBORN経堂に入門。アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビューしたが大学卒業後、一度は就職したものの、K-1ファイターの道を諦めきれずに退職。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫したが、その後は連勝して2022年3月に壬生狼一輝を判定で破り王座に就いた。7月には野田蒼をKOして初防衛に成功している。戦績は8勝(4KO)3敗。


 アボモは身長165㎝の28歳、FOKBMT-57kgカタルーニャ王者で戦績は19勝(8KO)4敗。スペインを中心にヨーロッパで試合を行い、「身体つきがゴツくて身体能力が高い。テクニカルで技術がある。池田選手とは技の攻防でかみ合う相手になると思っている」(中村拓己K-1プロデューサー)という選手。セコンドにはアルトゥール・キシェンコが就く。


 1R、前に出て左ミドルを蹴っていく池田が、左ローフェイントからの右ストレートで早速ダウンを奪う。池田は左ハイ、左ミドル、右ハイと蹴りで前へ出る。アボモは右ストレートを打ち返すが、リーチの長い池田には届かない。池田はジャブ、ワンツー、右ハイと蹴りを多用しつつ右ストレートを繰り出すが、アボモも左を打ち返す。アボモは軸足蹴りで池田を転倒させると、そこから前へ出て距離を詰めるが池田はバックステップで距離をとる。


 2R、池田の左ミドルに右フックを返すアボモ。池田は長い距離から右ロー、右ストレート、左ミドル。池田は一度左ミドルで腕を蹴っておいて、続いての左三日月蹴りで2度目のダウンを奪う。左右フックで前に出ていくアボモだったが、池田がそこへもう一度左三日月蹴り。池田がKO(トーナメントは2ノックダウン制)で幸先のいいスタートを切った。

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