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レポート

【K-1】黒田斗真が石井一成との延長戦死闘を制して優勝、KANAがKO圧勝、金子晃大もKO、玖村将史が鮮やかKO勝ちでゆうちゃみ祝福、初来日ラテスクがサッタリを衝撃KO、ジョムトーンがまたも圧巻のKO

2022/12/03 13:12

▼第11試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
○ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム/ラジャダムナンスタジアム4階級制覇)
KO 2R 0分22秒 ※左ストレート
×森田奈男樹(エイワスポーツジム/第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝)


 ジョムトーンはラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座を14歳で獲得すると、フェザー級、スーパー・フェザー級、ウェルター級の4階級制覇を達成。WBCムエタイでも世界フェザー級、世界スーパー・フェザー級、世界スーパー・ライト級と3階級を制覇。WMCでも世界フェザー級王座を獲得している超一流選手。


 日本では2004年11月に新日本キックの2階級制覇王者・菊地剛介にK-1ルールで判定勝ち、2011年10月に大和哲也にムエタイルールで判定勝ち、2019年8月には日菜太からダウンを奪っての判定勝ちを収めている。また、増田博正やT-98、アトム山田にも勝利。他にもアヌワット、ゲーオ、ノンオー、サゲッダーオ、シントンノーイ、イ・ソンヒョン、ダビット・キリアら強豪からも勝利した。2022年9月にK-1初参戦を果たすと、アビラル・ヒマラヤン・チーターをハイキックで初回KOしてビッグインパクトを残した。戦績は207勝(47KO)42敗4分。


 森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューし夜叉猿に判定勝ちすると、11月の2戦目では藤岡裕平に空手仕込みの蹴りを連発し、左ハイキックでKO勝ち。3戦目も藤村大輔を2R46秒、後ろ蹴りでKO。8月にはイゴール・シウバも多彩な蹴りでKOした。戦績は4勝(3KO)無敗。


 1R、サウスポーのジョムトーンに森田は右インロー、左ロー。左の内廻し蹴りがジョムトーンに浅くだがヒットする。ジョムトーンは前へ出て左ミドルから右ストレートを狙う。左ミドルを蹴るジョムトーンに森田は右インローを蹴るが、ロープを背負ったところでジョムトーンが矢のような左ストレートを突き刺してダウンを奪う。森田は後ろ廻し蹴り、右インローを蹴るがジョムトーンの前進に下がり続ける。ジョムトーンは左ストレートを顔面とボディへ。森田も反撃するが、ジョムトーンがワンツーを軽く当てると続いて素早いワンツーでダウンを追加。


 2R、右ローを蹴る森田にジョムトーンはギアを上げたかのようにスピードを増した左ストレートを次々と当てて前へ出ていく。コーナーを背負った森田へ左ボディ、続いて左フック、森田が打ち返してくるところへ左フックをクリーンヒットさせ、崩れ落ちる森田。ここでレフェリーが試合をストップした。


 K-1で連続KO勝ちを飾ったジョムトーンはマイクを持つと「今日2回目の参戦になりました、応援ありがとうございます。次回はぜひタイトルに挑戦したいです。強い選手とやりたいです」と、笑顔でタイトル挑戦をアピール。リングサイドにいた現スーパー・ウェルター級王者の和島大海も笑顔で拳を握って“やりますよ”とのポーズを見せた。

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