▼第12試合 K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント準決勝(1)3分3R延長1R
×池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者)
判定0-3 ※29-30×2、28-30
○石井一成(ウォー・ワンチャイプロモーション/WBCムエタイ世界スーパーフライ級王者)
※石井が決勝戦へ進出。
池田と石井は両者とも1回戦を2R KOで勝ち上がってきた。両者は初対決。
1R、開始と同時に前へ出る池田。まずは右ミドルの蹴り合い。池田はジャブを突いて前蹴り、石井が右ローを蹴ると池田は右ストレートを合わせに行く。圧をかけていく池田に下がる石井に池田はジャブ、石井の右に右を合わせる。前蹴り、右ボディストレートで自分の距離を保つ池田。石井は左ボディから一気に左右フックをまとめていくが、池田は打ち合いに付き合わない。ハンドスピードで優る石井が回転力を活かした左右フック、右ストレートをヒットさせる。
2R、池田は前蹴りから後ろ廻し蹴り、長い距離を取って右ストレートを伸ばす。石井は飛び込んで左フック、右ストレートを打つが池田は打ち合わず離れてジャブを突く。池田は圧をかけて右ロー、左ミドル。そしてジャブで距離を作る。石井は右ローと左インローに活路を見出したか、ローを蹴って左ボディ、右ストレートをヒットさせる。さらに右アッパー。石井が左ボディで連続ヒットを奪い、池田の動きが鈍る。池田のジャブにも左ボディを返す石井。しかし、終盤に池田が右ストレートを2度ヒットさせる一進一退の攻防に。
3R、池田が打ち合いを挑んでいくがここは回転力の速い石井が上回る。離れると池田は右インロー、石井は左ボディ。両者の距離はかなり近くなっているため、石井の左ボディがヒットする。池田も右フックを当てるが、石井の連打が目立つ。さらに左ハイキック。前に出る池田が右ストレート、右フック。石井も右アッパーと左ボディ。池田はヒザを突き上げる。残り30秒、池田が打ち合いに行き石井も応戦。至近距離でパンチを交換させ、足を止めての打ち合い。池田が右ハイ。足を止めての打ち合いの中、本戦終了のゴングが鳴った。