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レポート

【K-1】黒田斗真が石井一成との延長戦死闘を制して優勝、KANAがKO圧勝、金子晃大もKO、玖村将史が鮮やかKO勝ちでゆうちゃみ祝福、初来日ラテスクがサッタリを衝撃KO、ジョムトーンがまたも圧巻のKO

2022/12/03 13:12

▼第5試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R
○新美貴士(名古屋JKファクトリー/第5代Krushフェザー級王者)
判定2-0 ※30-28、29-29、30-27
×國枝悠太(Never mind)


 新美は2020年に第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントを制して同王座を獲得。2021年に3度の王座防衛に成功し、K-1 AWARDS 2021ではKrush MVPにも選出された。しかし今年4月の『K'FESTA.5』では椿原龍矢に敗れ、5月のKrush後楽園大会では玖村修平に敗れてKrushフェザー級王座から陥落。8月のK-1フェザー級世界最強決定トーナメントでは1回戦でワン・ジュングァンに敗れてプロキャリア初の3連敗。戦績は14勝(6KO)7敗。


 國枝はMA日本キックボクシング連盟を主戦場にし、2021年1月からKrushに参戦。初戦は龍斗に判定で敗れたが、3月の2戦目では林京平を1Rで豪快KO。6月には鷹大も初回KOで仕留め、9月にK-1初参戦を果たしたが小澤海斗に判定で敗れた。2022年は1月に桝本翔也にKO勝ち、4月は岡嶋形徒に判定負け、9月は覇家斗にKO勝ち。戦績は12勝(7KO)7敗3分。


 1R、いつも通り前へ出て左右フック、左ミドル、ヒザを繰り出す新美。この前進に國枝はコーナーへ詰まる。コーナーを背にしたままワンツーを打つ國枝はコーナーから脱出するが、新美はすぐに前へ出て詰める。國枝はそこへ左フック。國枝はよく見てワンツーから新美のブロックの隙間から左フックを上手く当てていく。それでも新美は前へ出て國枝をコーナーに詰めてワンツー、左ミドル。


 2Rも前に出る新美をワンツーで迎え撃つ國枝。コーナーに詰められても連打を繰り出して脱出する。それでも新美は前へ出てワンツーとヒザ蹴りで國枝をコーナーへ。それでも國枝は左右の連打で脱出。新美は左ミドルで國枝の右腕を狙い撃ち。これで國枝は手数が減る。新美はジャブ、ワンツー、ヒザ蹴り。國枝はコーナーを背負ってパンチを返すがパワーは失われているか。新美は左ミドルで左腕を蹴り、ボディへヒザを突き刺す。完全に新美がペースを取り戻した。


 3Rも新美は左ミドルで國枝の右腕を狙い撃ち。國枝もワンツーを返すがそこへ新美が左ミドルをボディへ。新美が蹴り、國枝がパンチを返すという展開だが、パワーは明らかに新美が上回っている。國枝はコーナーを背負う時間が長くなり、新美はロー、ヒザ、左ミドル。新美の左右連打に國枝も左右を返して行くが、コーナーを背負っているため新美に押されている印象。そこへ新美が左ヒザを突き刺す。さらに左ミドルの連打に國枝の腕が下がる。


 最後まで攻め抜いた新美が判定2-0で勝利。得意の無限ラッシュに引くところは引くという冷静さも加わっての新スタイルを見せた。

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