▼第8試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R
×加藤久輝(West A/ALIVE/第2代HEAT総合ルールミドル級王者)
KO 2R 1分40秒 ※3ノックダウン
○AKIRA Jr(フィリピン/若獅子会館総本部/蹴拳スーパーミドル級王者)
加藤はハンドボール出身で日本代表も経験。2009年から大道塾で空道を始め、2010~2014年全日本体力別重量級5連覇と2010・2012・2013全日本無差別優勝を達成。2013年からはMMAに参戦し、HEAT、Bellator、RIZINで活躍。2018年6月からはK-1にも参戦し、2連勝で2019年3月にK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアンに挑戦したが判定負け。再起戦でK-JeeにKO勝ちするも、2020年3月のタイトルマッチでの再戦では王者K-JeeにKO負け。9月には延長戦の末に新鋭の杉本仁に判定負け、2021年3月はサッタリ・ウィラサクレックにKO負けを喫して3連敗となったが、2022年4月に愛鷹亮にKO勝ちして連敗ストップ。しかし、同日のトーナメントで谷川聖哉にKO負け。戦績は6勝(5KO)5敗。
AKIRA Jrはフィリピンと日本のハーフで、関西を中心に活躍する重量級ファイター。これまでRKSクルーザー級と蹴拳スーパー・ミドル級の2本のベルトを獲得している。2022年8月11日、K-1九州大会でK-1初参戦。K-1クルーザー級のトップ戦線で活躍するANIMAL☆KOJIをKOし、インパクトを残した。戦績は14勝(5KO) 8敗1分。
1R、サウスポーの加藤が開始1分半で飛び込みの左ストレートでダウンを奪うと、スーパーマンパンチからの左右フックでダウンを追加。一気に襲い掛かる加藤にAKIRAも右を返すが、加藤の左フックがヒット。AKIRAもまだ強打が生きているため警戒したか、加藤は距離を取る。AKIRAの左フックにグラつく加藤だが、すぐに左右フックで逆襲。右フック、左ボディの3連打は加藤。攻め疲れたか、両者動きが止まったところで初回終了。
2R、加藤はまたもスーパーマンパンチから左右フックの連打。AKIRAも右を返す。疲れが見える加藤へAKIRAは右のボディストレート。そして加藤のヒザ蹴りにAKIRAの右フックがクリーンヒットすると加藤が大きくグラつき、AKIRAがラッシュでダウンを奪い返す。一気にラッシュをかけるAKIRAが右フックでダウンを追加。何とか立ち上がった加藤だが、AKIRAの右ストレートを浴びて加藤が大きくバランスを崩し、レフェリーがストップした。
逆転KO勝ちを飾ったAKIRAは「何とかクルーザー級のトップ戦線に立つことが出来ました。最終的にサッタリまで絶対に行くのでよろしくお願いします」と、クルーザー級の上位陣を引きずり下ろしていくと高らかに宣言した。