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レポート

【K-1】黒田斗真が石井一成との延長戦死闘を制して優勝、KANAがKO圧勝、金子晃大もKO、玖村将史が鮮やかKO勝ちでゆうちゃみ祝福、初来日ラテスクがサッタリを衝撃KO、ジョムトーンがまたも圧巻のKO

2022/12/03 13:12

▼第16試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R
×マハムード・サッタリ(イラン/TEAM OTA/ICF/K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント優勝)
KO 2R 1分38秒 ※左フック
○ステファン・ラテスク(ルーマニア/SCORPIONS IASI/ISKA世界クルーザー級ジュニア王者)


 サッタリはWAKOアマチュアムエタイ世界ミドル級王者、ムエタイ・プレジデントカップ2012優勝、ムエタイ・アジアンビーチゲーム2014優勝、ムエタイ・アジアインドア&マーシャルアーツ2017優勝などの実績を持ち、プロ戦績は20勝(12KO)無敗。2020年10月のKrushに初参戦を果たすと谷川聖哉を右フックでKO、2021年3月のK-1では加藤久輝をもヒザ蹴りでKO。7月の第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントでもRUIと谷川を初回KOに沈め、圧倒的な強さで王座に就いている。12月にはANIMAL☆KOJIを1Rわずか30秒でKOし初防衛にも成功。


 そして今年4月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」では最軽量(85.20kg)にも関わらずK-JeeをKO、京太郎に判定勝ち、谷川をKOして優勝。6月の『THE MATCH 2022』ではHOOST CUP日本ヘビー級王者・内田雄大を1R1分18秒、左フックで豪快TKOして東京ドームを大いに沸かせるビッグインパクトを残した。


 ラテスクは初来日。ジュニア時代にISKA世界クルーザー級王座に就き、プロではまだ無冠だが11勝(5KO)2敗の戦績を誇る。10月20日にモルドバで行われた試合でもKO勝ち。その端正なルックスと将来性を感じさせる戦いぶりから、現地では“GOLDEN BOY”と呼ばれているという。身長187cmでオーソドックス。20歳。


 1R、ジャブをボディへ打っていくサッタリ。右ロー、右ミドルを蹴るサッタリにラテスクは左フックを振る。前へ出るラテスクにサッタリは右ロー。大きな左右フックを打つラテスクに、サッタリはインから左右フックを当てていく。ラテスクの圧に下がるサッタリだが、右ボディ、右インローを蹴るのはサッタリ。ロープを背負わせるとラテスクは強烈な左ボディ。


 2R、サッタリは左右ミドル。左右フックを叩きつけるとこれをガードしたラテスクは左フックを返す。サッタリは回り込もうとするがそこへラテスクが強烈な左フック、サッタリは一瞬グラつく。圧を懸けて追い詰めるラテスクの左フックに下がったサッタリへ左アッパーを叩き込んでダウンを奪う。さらにラテスクが左フックを振ってサッタリを吹っ飛ばすと、倒れかかったサッタリに左右フック。レフェリーが試合をストップし、ラテスクが豪快KOでサッタリに初黒星を付けた。


 衝撃日本デビューを果たしたラテスクはマイクを持つと「今日は応援ありがとうございました。押忍」とだけ話し、手を上げて声援に応えた。

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