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レポート

【K-1】黒田斗真が石井一成との延長戦死闘を制して優勝、KANAがKO圧勝、金子晃大もKO、玖村将史が鮮やかKO勝ちでゆうちゃみ祝福、初来日ラテスクがサッタリを衝撃KO、ジョムトーンがまたも圧巻のKO

2022/12/03 13:12

▼第6試合 スーパー・ファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R
×椿原龍矢(月心会チーム侍/第4代K-1 WORLD GPフェザー級王者)
判定0-3 ※26-30×3
○兼田将暉(RKS顕修塾/元RKSフェザー級王者)


 椿原はK-1甲子園2017 -55kg王者。2020年9月、K-1で江川から番狂わせの勝利を奪い、2021年3月のタイトルマッチでの再戦でも返り討ちにして第4代K-1 WORLD GPフェザー級王者となった。5月の王者としての第一戦はノンタイトル戦で玖村修平に判定で勝利したが、12月の初防衛戦で軍司に敗れて王座を失った。2022年8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で斗麗に敗れている。戦績は14勝(3KO)5敗1分。


 兼田は関西キック界のフェザー級でトップに君臨する22歳。『K-1甲子園2017』の-60kgで優勝した後、ACCELフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、元RKSスーパーフェザー級王者と3つの団体で王座を獲得している。2017年11月にK-1で横山朋哉に判定勝ち。2021年4月には『KNOCK OUT』に参戦し、栗秋祥梧から判定2-0で勝利を収めたサウスポー。2022年1月のKrush初参戦では龍斗に判定勝ちし、6月には林勇汰にも判定勝ち。戦績は17勝(6KO)2敗。


 1R、前に出るのは兼田。サウスポーから左の攻撃を繰り出していき、椿原は右ミドルやジャブで迎え撃つ。近距離で兼田が右フックを合わせるが直後に椿原が左フックを返す。椿原の蹴りを鮮やかにかわした兼田だったが、椿原はパンチをまとめ打ちして左フックを何度もヒットさせた。


 2R、前に出る兼田を椿原は前蹴りで押し戻す。椿原がワンツーを打った直後、前に出て来た椿原へ右フックからの兼田の左ショートストレート。大きくバランスを崩した椿原がマットに手を着きダウンとなる。兼田は圧を強めて前へ出て、右前蹴りから右フック、椿原は左インローを連発。後傾気味に構える兼田はジャブを突き、椿原が攻撃を繰り出すとスウェーバックでかわしていく。


 3R、後がない椿原は前へ出てパンチのラッシュを仕掛ける。ヒザ、ハイキック、バックスピンキックも。しかし兼田はペースを変えずジャブ、後傾気味の構えで椿原の攻撃をスウェーでかわす。椿原は右ストレートを伸ばすが、それもスウェーでかわされる。ならばと椿原は右の三日月、さらにヒザ。兼田は受けに回らず右フック、左ストレート。椿原のラッシュがやむと前へ出てパンチで後退させると、左ストレートの2連打でダウンを奪う。


 ニヤリと笑みを浮かべた兼田はさらにパンチでラッシュをかける。椿原も打ち返すが、兼田はよく見てスウェーでかわし、自分は左ハイ、左フックを当てていく。笑みを浮かべてポーズをとる余裕の兼田。試合終了のゴングが鳴ると兼田はセカンドロープに飛び乗って勝利をアピール。判定3-0で兼田が元K-1王者にテクニックで圧勝した。

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