キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】久井大夢とゴンナパーは決着つかず熱闘ドロー!チュームーシーフーが古木誠也をハイキックKOで王座奪取、大沢文也が引退試合の大谷翔司を容赦なくKO介錯、渡部蕾がまさかのヒジでコウシにTKO勝ちWBCムエタイ王者に、前田大尊が壱からダウン奪い番狂わせ勝利、古村光はスラサックに一歩及ばず、ランバーの弟子ギンペットがヒジ&ヒザでKO勝ち

2026/02/15 17:02
MAROOMS presents KNOCK OUT.612026年2月15日(日)東京・後楽園ホール※U-NEXTにてLIVE配信 ▼メインイベント(第11試合)KNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチ 3分3R△久井大夢(TEAM TAIMU/王者)=62.45kg判定2-1 ※28-29、29-28×2、29-29×2△ゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者)=62.4kg※久井が防衛に成功。 両者は王者ゴンナパーに久井が挑戦するタイトルマッチとして行われ、延長戦で久井が判定勝ちしたが、ジャッジ内容に関して物議を醸していたため、今回のダイレクトリマッチで決着をつけることに。  1R、開始と同時にいつも通り前蹴りで奇襲をかける久井。ジャブと前蹴りを出す久井は左ストレートも。ゴンナパーは左ロー。h時歳の右三日月、ゴンナパーは左カーフからの右フック。久井も左カーフを蹴る。ゴンナパーの右フックで久井は左目を瞑る。そのチャンスを見逃さず左右の強打で前へ出るゴンナパー。  久井は左カーフを蹴り、ジャブを出して回復を待つ。前へ出るゴンナパーが左フック、久井をコーナーへ詰めると久井はクリンチ。久井のワンツーに右ヒジを合わせようとするゴンナパー。下がる久井にゴンナパーがジャブ、組むとヒジ。久井は右の三日月とジャブで反撃するが、ゴンナパーの圧力と強打が目立った。  2R、ゴンナパー応援団の大声援が鳴り響く。久井は下がりながら右カーフ、いきなりのワンツーでゴンナパーをグラつかせる。ジャブ、左ストレート、左ボディとパンチをまとめてゴンナパーを圧倒する久井。しかし、ゴンナパーも立て直して前へ出る。そこへ久井が左フック。それでもゴンナパーは前へ出てくる。久井のワンツー、右フック、ジャブ。  ゴンナパーが強振してくるとタックルのように組み付いてしまう久井。離れるとジャブ、ゴンナパーを足払いでコカしてみせる。前に出るゴンナパーは左ミドル、久井はジャブ。ステップで大きく回り込み、ゴンナパーの突進をかわしていく久井にゴンナパーはワンツー。組むとコカすのは久井の方だ。  3Rが始まる前、久井は手を振り上げて観客を煽る。ゴンナパーが入ってくるところに右ヒジ、ワンツー、ジャブを合わせる久井。打ち合いとなり、ゴンナパーがヒジをフルスイング。勢いで自分が倒れてしまうほどだ。久井はバックステップで離れるとジャブ、前に出るゴンナパーをかわし、顔面前蹴り、ジャブ、組み付くと首相撲からの崩しとゴンナパーを翻弄。  それでも前へ出て左右フックを放つゴンナパー。久井は打ち合わず、胴タックルでゴンナパーを止めてしまう。するとゴンナパーは首相撲からのヒザ。久井は左の縦ヒジ。笑うゴンナパーはパンチを打ち、ヒザ。組んでゴンナパーを投げ捨てる久井。そしてワンツー。ジャブでゴンナパーの足がもつれる。  首相撲と崩しも駆使し、パンチの連打で決定的な場面も作った久井だったが判定はドロー。久井のドロー防衛となった。 [nextpage] ▼セミファイナル(第10試合)KNOCK OUT-BLACKフェザー級タイトルマッチ 3分3R×古木誠也(REX GYM/王者)=57.35kgKO 3R 1分38秒 ※左ハイキック〇チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP/挑戦者)=57.35kg※チュームーシーフーが新王座に就く。古木は初防衛に失敗。 古木はフルコンタクト空手で多数の優勝・入賞歴があり、持ち前の破壊力で2022年12月に工藤“red”玲央を初回KOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座に就いた。2023年8月、小倉尚也を初回KOで破り王座初防衛に成功。しかし、2024年12月のドスティン・オルティス戦で体重超過、王座を返上した。2025年4月に階級をフェザー級に上げると9月にはSBの内藤凌太に判定勝ちしてKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者に。11月、SBのS-cupに参戦も1回戦でサタントンに敗れた。戦績は14勝(10KO)4敗。  チュームーシーフーは中国の少数民族であり戦闘民族として知られる「イ族」の出身。2023年6月に初来日、龍聖から右フックでダウンを奪い、延長戦で判定負けも龍聖を苦しめて一躍注目を集めた。2024年2月の再来日では久井大夢と対戦し、激闘の末にチュームーシーフーが左フックでダウンを奪って勝利している。10月には栗秋祥梧とKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦を争ったが、延長戦で判定2-1の惜敗。2025年4月、内藤凌太に判定勝ちで戦績は28勝(10KO)6敗。また、1月にはMMAデビューも果たし、1RでKO勝利している。  両者は9月にKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で戦うことが決まっていたが、チュームーシーフーが怪我により欠場。変わって古木と内藤が王座決定戦を争い古木が王座に就いた。  1R、両者かなり近い距離でフックとローを交換。古木がフックを放てばチュームーシーフーは左ストレートを返す。古木は右前蹴りを連打し、チュームーシーフーをコーナーへ追い詰めると左右の連打。これをブロックしたチュームーシーフーは左を返す。  向かい合った古木が一瞬左のガードを下げたところに、チュームーシーフーが右へ回り込むような動きからの左フックでダウンを奪う。古木が右を伸ばすところにチュームーシーフーは左フックをフルスイング。さらに右フックも連打。古木は顔面とボディへの前蹴り。  2R、チュームーシーフーが左ミドルから右フック、ワンツーの連打、左フック。古木もワンツーから前へ出て左ボディ。チュームーシーフーの右フックにグラつく古木。チュームーシーフーはさらに左右フック、右フック、右ボディストレートで古木をグラつかせる。  チュームーシーフーの左右フック、左ストレートを被弾する古木だが倒れない。右を打ち返す。チュームーシーフーは顔面とボディを打ち分け、右フックを強振するが古木は耐える。ワンツーに吹っ飛ぶ古木。チュームーシーフーが後ろ蹴りからの連打を見舞ったところでスタンディングダウンがとられた。  3R、チュームーシーフーの左ショートをもらって鼻血を出す古木だが、それでも前へ出る。古木の右ストレートはかわされ、チュームーシーフーの左ストレートはヒットする。右カーフを蹴った直後に、右へ回り込んだチュームーシーフーは死角からの左ハイキック。これが見事に決まり、古木はダウン。レフェリーがストップした。  チュームーシーフーはマイクを持つと「コンバンハ、KNOCK OUT! 自分がKNOCK OUTに参戦したのが2023年でしたが3年かけてやっと念願のベルトを手にすることが出来ました。この階級の王になるために厳しいトレーニングを経て日本のリングに上がりました。KNOCK OUTの王者らしくこれから戦っていきます。もちろん王者として、このベルトを防衛したいですが、チャンスがあればアンリミテッドルールもREDルールも興味あります。自分が中国人として初めてのKNOCK OUT王者になりたいと誓って実現しました。中国はいま春節なので中国の同胞の皆さん、おめでとうございます。そしてイ族として戦っていきたいと思います」とアピールした。 [nextpage] ▼第9試合 KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R〇大沢文也(ザウルスプロモーション/同級王者)=62.4kgKO 3R 0分44秒 ※右ストレート×大谷翔司(KNOCK OUTクロスポイント渋谷/同級第3代王者)=62.5kg  大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手。2018年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」で準優勝。2022年4月に瓦田脩二を破り、第7代Krushライト級王座に就くも2023年6月の初防衛戦で里見柚己との再戦に敗れ、王座を失った。2024年12月、KNOCK OUT初参戦を果たすとUNLIMITEDルールでバズーカ巧樹に判定勝ち。2025年5月、大谷翔司との再戦を判定3-0で制して第4代KNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いた。  6月には再びUNLIMITEDに挑み、祖根寿麻から判定勝ちしている。11月に初のREDルールでゲーオガンワーンに挑んだが、判定2-0で敗れた。戦績は33勝(3KO)22敗3分1無効試合。  大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2020年8月にJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。2023年6月はKrushに乗り込んで児玉兼慎から判定勝ち、12月には再びKrushで大沢文也に延長戦の末に勝利。2024年12月、セーンダオレックとの再戦でTKO勝ちし、第3代KNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いた。しかし、2025年5月の初防衛戦で大沢にリベンジを許し王座を奪われた。7月の再起戦では木村涼仁にKO勝ちしたが、9月にKrushで児玉兼慎に敗れた。戦績は24勝(15KO)11敗3分。  1R、大谷はジャブ、大沢はいきなり右フックの強打を叩き込み、右ストレートから左ボディとアグレッシブは攻めを見せる。ジャブを突いてペースをつかもうとする大谷に大沢は左ボディ。かと思えばガードを固めて下がり、大谷を誘っての左ボディも。  ジャブを打ってガードを上げさせ、左ボディを狙い撃ちにする大沢。左ローも蹴る。大田には前へ出てワンツーも大沢がバックステップ、最後に右ストレートを当てた大谷だが、不十分だった。  2R、大谷は左のパンチからの右ロー、大沢は左のフェイントから右ボディを打つ。ジャブを打つ大沢はガードを固めて「来いよ」と大谷に話しかける。大谷は左右のボディ、左ロー、右フックからの左ロー。大沢は左右に上体を動かして左フック、右ロー。大谷が右を出すとかわして左ボディ。大田には右ストレートを出すが、大沢は手を広げて“効いてないよ”のポーズ。  3R、両者はハグ。大谷は左ボディから右ロー、左フックから右フックもパワーが感じられない。“来い”とカモンゼスチャーした大沢は、左のフェイントから右ストレートをジャストミート。大谷はバッタリと倒れ、レフェリーが即座に大沢のKO勝ちを宣した。  宣言通り大谷を介錯した大沢はマイクを持つと「押忍、大沢文也変わっちゃいました。ごめんなさい、泥試合しなくて。僕の話は1個だけでいいです。4月、沖縄大会、出られるんじゃなくて出ます。沖縄の記者会見の日も空けてあるんでよろしくお願いします」と、沖縄大会への出場をアピール。  続けて「大げさじゃなくて、僕は大谷選手がいたから格闘技を辞めないで頑張ってきたのがあって。いつもアウトボクシングなんだけれど今回は前に出ると決めて。それは大谷選手だから出来て。2~3年前に初めてやった時に大谷選手に勝っていたら僕は強くなっていなかった。負けて、絶対に超えてやるって毎日毎日努力しました。この間まで5連勝できたのも、大谷選手のおかげで強くなりました。もう一回、大谷選手に拍手してください。僕は大谷翔司という男が本当に大好きです。ありがとうございました」と語った。 [nextpage] ▼第8試合 WBCムエタイ日本フライ級王座決定戦 3分5R×コウシ・ノーナクシン(ウォーワンチャイプロモーション)=50.65kgTKO 2R 1分00秒 ※ドクターストップ〇渡部 蕾(KNOCK OUT クロスポイント大泉)=50.65kg※渡部が新王座に就く。  コウシ(曽我昂史)はジュニアキック49冠王という前人未到の記録を成し遂げたジュニアファイター。2022年4月24日の『BOM』でプロデビューし、その後はタイを主戦場に活躍。日本では『BOM』や『スックワンキントーン』に出場し、2024年4月にはWMOインターナショナルミニフライ級王者となった。  渡部は2024年9月にKNOCK OUTでプロデビューし、5勝(3KO)無敗の快進撃を続けていたが、2025年8月の「第5代Krushフライ級王座決定トーナメント」1回戦で優勝候補の安尾瑠輝と対戦し、3RにKO負けを喫した。10月の『GOAT』ではSBの片山魁とのホープ対決で2RにKO勝ち。トリッキーかつ派手な戦いぶりが印象に残る選手。  1R、コウシは右インロー、渡部はジャブ。渡部は右の前蹴りを顔面、ボディ、足と蹴り分ける。右横蹴りを顔面に当てる渡部、コウシが入ってくると左ストレートで迎え撃つ。コウシの右ミドルにはボディへのワンツー、左ストレートを思い切り合わせに行く。  顔面への横蹴りで誘う渡部は、コウシが攻めてくるとワンツー。コウシが技を返そうとすると左の縦ヒジをガードの隙間から打ち込み、カットに成功した。  2R、コウシは眉間から流血。渡部は笑顔の左ストレート。コウシも右ストレートを放つが渡部の距離が遠い。渡部はジャブからまたも左の縦ヒジをガードの隙間から打ち込み、コウシはドクターチェック。ここでストップがかかり、渡部が新王者となった。  コウシが得意とするムエタイルールでTKO勝ちした渡部は「最高っす。自分もヒジで切って勝つと思ってなかったので。でも練習していたことなので良かったです。この先はクロスポイント大泉のみんなでもっとKNOCK OUTを盛り上げて、今年の顔は大泉が獲ります。これからももっともっとかまして強い相手を倒していくので応援お願いします」とアピール。応援団からの声援に応えた。 [nextpage] ▼第7試合 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R×壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)=54.9kg判定0-3 ※28-29×3〇前田大尊(マイウェイジム)=54.8kg  沖縄出身の壱は空手をベースに持ち、ボクシングを経て上京してムエタイを始めた。2008年11月にLPJNバンタム級王者、2022年11月に第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者となった。2023年8月の初防衛戦で古村光に敗れて王座を失ったが、2024年4月のリマッチで王座奪還。6月にはムエタイの激闘王と呼ばれたチョークディーから勝利を収め、7月の『ONE Friday Fights』で初参戦初勝利。 「KICKBOXING JAPAN CUP スーパーバンタム級トーナメント」では12月の決勝戦へ進出するも、森岡にKO負けを喫した。2025年3月、LPJN認定スーパーバンタム級王座を獲得したが、6月に森岡悠樹にKO負けでKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座を奪われた。10月には繁那に判定勝ちでWBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座を獲得。12月にはウェイトップにTKO勝ち。戦績は31勝(12KO)12敗1分。ONE FFで2勝1敗。  前田は小学1年生でキックボクシングを始め、アマチュアで4冠王に。プロでは2023年7月に一航からハイキックでダウンを奪っての勝利で名を挙げ、2024年2月にはWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座決定戦も行っている(判定負け)。「KICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント」の1回戦では一航を返り討ち、12月の準決勝で壱・センチャイジムに敗れた。その後は1勝2敗1分、2025年12月には川野龍輝に判定負け。戦績は10勝(3KO)6敗1分。  1R、壱が右の蹴りを放つと前田はスピードのある右軸足蹴りを合わせる。両者とも蹴りを多用し、壱は前田の返しの蹴りにも構わず蹴っていく。  2R、壱の左ストレートにワンツーを返す前田、壱の左ローにも右ローを返す。前に出る壱が前田の左に右クロスを決めて前田が倒れたが、ダウンにはならず。足を止めての打ち合いになると前田が左フック、壱が左ストレート。前田が蹴り続ける右インローにバランスを崩した壱。すぐに前へ出て左ミドルを蹴っていく。  前田が伸ばしたジャブがカウンターになったか、壱がダウン。立ち上がった石費あいきなり打ち合いに行き、前田の左ストレート、左ハイ、左ヒジが前田を襲う。前田は再び左フック、ジャブを打ち、壱はダウンを奪い返そうと前へ出たが倒すことは出来なかった。  3Rも壱は勢いよく前へ出ていきパンチを強振して逆転を狙う。前田は右三日月から左フック、左ローを蹴る壱にジャブを当て、壱は鼻から大量出血。それでも前へ出て左右フックとヒジを打つ壱。前田は下がりながらジャブ、右ミドル。  壱は左ストレート、左ヒジでどんどん前へ出ていき、前田はバックハンドブロー。それでも壱の勢いは止まらず、左ヒジ、前田は右足を払う。前田の右ストレートに左ヒジを返す壱だが、ダウンを奪い返すことは出来なかった。  判定は3-0で前田が番狂わせの勝利を飾った。 [nextpage] ▼第6試合 KNOCK OUT-REDフェザー級 3分3R×古村 光(FURUMURA-GYM/第3代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者)=57.25kg判定0-3 ※28-29×2、28-30〇スラサック・クルーダームジム(タイ/クルーダームジム)=56.1kg 古村はタイ・ラジャダムナンスタジアムのリング(新人戦)にも上がり、勝利を収めている。2019年に選手発掘のため行われた『K.O TRYOUT』でKNOCK OUTのTRYOUT生に選ばれたサウスポー。2023年8月、壱を判定2-1で破りKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座を奪取したが、2024年4月の再戦では判定で敗れ王座を奪われた。2度参戦している『ONE Friday Fights』ではいずれもKO勝利でインパクトを残した。2025年10月にSB初参戦を果たすもサタントンに判定負け。戦績は12勝(10KO)7敗1分1無効試合。 スラサックは元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級15位。12月13日の『RWS』で福田海斗と対戦し、1R開始から福田と打ち合いを開始して左縦ヒジでダウンを奪うと、強烈な左ボディを打つなどして2度のダウンを追加。1R2分34秒、KO勝ちを飾ったばかりだ。福田を圧倒したことで一気に注目を集め、早くも来日が決まった。2024年1月に『TOP BRIGHTS』に来日した時は品川朝陽のカーフキックでKO負けを喫しているが、今回は本領発揮なるか。戦績は55勝13敗2分。  1R、スラサックは左右フックでいきなり突進し、組み付くと右ヒジの連打。ブレイクになると古村は右カーフ、右ミドルをキャッチしての右ロー。スラサックが入って来るところに右フックを合わせる古村だが、スラサックは右ミドルを2発蹴る。そして再び左右フックで突進。  古村が左フックを当てると突進するスラサック、古村はバックステップでかわす。古村の左インローにスラサックは左ミドルを返すが、古村がキャッチして振り回す。右ミドルから思い切り左右フックを振り回し、油断ならないスラサック。  2R、スラサックは“来い”とカモンゼスチャー。古村は待ちの姿勢でスラサックが来るところに右ミドル、ジャブを合わせる。左三日月も蹴る古村。左の前蹴りを突き刺す古村にスラサックは下がる。  右ミドルを蹴り返してくるが、古村が左前蹴りと左ストレート。スラサックが入り込もうとしたところには飛びヒザを合わせに行き、焦ったスラサックが左右を振って前に出るのはかわす。  3R、どんどん前に出るスラサックが右フックからの右ヒジで古村の左目上をカット、流血する。ドクターチェック後に再開。前に出て右ミドルを蹴るスラサックに古村は左ミドル、スラサックも右ミドルを蹴り返す。大きな右フックを叩きつけるスラサック。古村も左ストレートで反撃。組むと首相撲で崩して右ヒジを打つスラサック。  判定3-0でスラサックが古村を破った。 [nextpage] ▼第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級 3分3R ※ボクシンググローブ×MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM)=69.8kgKO 2R 2分48秒 ※3ノックダウン〇ギンペット・バーンランバー(タイ/バーンランバージム)=69.45kg  MASATOは九州で腕を磨き、WPMF日本ウェルター級王座、M-1 JAPANスーパーウェルター級王座を獲得。KNOCK OUTでは渡慶次幸平、津崎善郎に敗れているが2023年11月にはクンタップに勝利。2024年6月には杉原新也に判定勝ち、10月は高橋幸光にも判定勝ち。KNOCK OUTでの前戦は2025年6月に蛇鬼将矢に判定で敗れた。戦績は13勝(5KO)9敗2分。  ギンペットはランバー・ソムデートM16のバーンランバージムがプンルアンに続いて送り込む刺客。『MAX MUAYTHAI』で王者になったことがあるという。戦績は64勝(11KO)15敗1分。  1R、MASATOの右ミドルをキャッチしたギンペットは右ロー、その後も右ローを蹴っていく。MASATOは首相撲に持ち込むが、ギンペットに顔を押されてコントロールされる。組みやすしと考えたか、ギンペットは首相撲を多用。  2Rも首相撲に持ち込まれるMASATOだが、ギンペットは同じように右手を伸ばして組み付こうという動きで右フック、返しての左フックも繰り出す。組み際に左ヒジも放つギンペット。しつこい首相撲のヒザをもらったMASATOはダウン。  徹底した首相撲からのヒジ&ヒザのギンペット。MASATOは前蹴りで突き放すも組まれてヒザをもらう。ギンペットは組み際に右ヒジ、さらに右縦ヒジで追撃してダウの奪う。すぐにくんでヒザに行くギンペットは、ヒザを蹴り返してきたMASATOに右ヒジを叩きつけ、3度目のダウンを奪ってKO勝ちした。  ギンペットは「日本に初めて来れて緊張しましたが、KNOCK OUTに参戦出来て嬉しい気持ちでいっぱいです。KNOCK OUTはとてもいい団体で凄く嬉しいです。ぜひまた来日したいです。次回もぜひKNOCK OUTに参戦したいと思いますので、これからもよろしくお願いします」と丁寧な挨拶をした。 [nextpage] ▼第4試合 KNOCK OUT-RED -64.0kg契約 3分3R ※ボクシンググローブ△ロムイーサン・TIGER REON(REON Fighting Sports Gym)=63.85kgドロー 判定1-0 ※30-29、29-29×2△REITO BRAVELY(BRAVELY GYM)=63.85kg ロムイーサンは元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級2位、元BBTVミニフライ級1位の肩書きを持ち、現在は健太率いるREONジムのトレーナーも務める。これまで日本の試合では森井洋介、勝次などから勝利を奪い、2024年11月と2025年7月の2度、久井大夢に勝利。10月に『GOAT』でのBLACKルールで龍聖に判定負け、12月も重森にREDルールで敗れて連敗中。戦績は62勝(19KO)33敗2分。 REITOはジュニアムエタイで三冠王となり、16歳でプロデビュー。2019年10月にKOSスーパーフェザー級王座、2020年12月にはM-1 JAPANライト級王座を獲得。2022年4月の『KNOCK OUT』初参戦ではスアレック・ルークカムイから得意の左ストレートでKO勝利を収めている。また、2022年10月の『RIZIN』ではわずか34秒、左ハイキックでTKO勝ち。2024年2月の『RIZIN』でも古村匡平を左ストレートで初回KO勝ち。8月には『ONE Friday Fights』に初参戦もKO負け。2025年9月のKNOCK OUTで乱牙を左ハイキックでKOした。戦績は17勝(10KO)8敗6分。  1R、ロープを背にして動くロムイーサンにサウスポーのREITOはじりじりと近付き、単発で攻撃を当てに行く。ロムイーサンはいきなり前に出てくると右ミドルを蹴る。ロムイーサンの蹴り足をキャッチし、右ボディを打つREITO。  2R、ロムイーサンはテンカオを突き刺すとそのまま組み付く、ヒザ蹴りを見舞う。さらに前へ出て右ミドル。REITOは左ミドルハイを蹴り返して前へ行くが、ロムイーサンはテンカオから組み付いてのヒザ。右ミドル、前蹴りをもらうREITOは左ボディストレートを打つが、ロムイーサンに捕まってヒザをもらい、最後はコカされる。そのすぐ後にも首相撲に捕まるREITO。  離れると右ミドルを蹴るロムイーサンは、REITOが近付くと首相撲からのヒザ。徹底したループでREITOを削っていく。REITOは左ボディストレートを一発当てるが、すぐにロムイーサンにミドルを蹴られてヒザに持ち込まれる。  3R、前に出て来るREITOを右ミドルで迎え撃ち、REITOがパンチで攻めてくると首相撲からヒザ。離れるとまた右ミドル、前蹴り。REITOは左ボディストレート、左ハイをかすめる。この左ボディストレート、左ハイをもう一度当てたREITOはヒジも繰り出して前へ。左ミドル、左横蹴りと攻勢に。ロムイーサンは逃げ切り体勢で組んでのヒザ。最後はREITOが攻めて終えた。  判定はドローとなった。 [nextpage] ▼第3試合 KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R×乱牙(フリー/NKBライト級王者)=62.4kgKO 2R 0分38秒 ※左フック〇木村涼仁(Bellus Gym)=62.2kg  1R、右カーフからのワンツーで前へ出る木村に乱牙も右カーフを蹴る。蹴りとワンツーのバランスがいい木村は、サウスポーにもスイッチして左ミドルを蹴る。右のフェイントから左ボディを当てる木村に、乱牙はしつこく右カーフ。木村のワンツーにのけ反る乱牙。木村はサイドキックも繰り出す。  2R、木村がジャブからの右フックを振り抜くと、乱牙が吹っ飛ぶようにダウンしてマットに頭部を打ち付ける。即ストップとなり、セコンドからもタオルが投げられ木村のKO勝ちとなった。  木村は「この前後楽園で負けてから、復帰戦を勝ててKOで後楽園に戻ってこれてホッとしています。これからKOを連発して盛り上げる選手になりたいと思います。今日もまだ出し切れてないので期待してください」と、今後の自分に期待して欲しいと語った。 [nextpage] ▼第2試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R△YOSHIHIRO(teamYU-TO)=57.4kgドロー 判定0-1 ※28-29、28-28×2△歩希(team VASILEUS)=57.4kg  1R、YOSHIHIROは右ローと左ミドル、蹴り主体に攻めて歩希がパンチを出してくると右で迎え撃つ。歩希が右ローを蹴ると強い左ミドルを出すYOSHIHIRO。歩希は左カーフと左ボディ、YOSHIHIROはスイッチして左ハイから左ストレートを打っての左ヒザというコンビネーション。  一発一発が重いYOSHIHIRO。奥足へ左ローを蹴る。歩希も左ボディ、右ストレート、右三日月、右ローを的確に当てていく。  2Rが始まってすぐ、歩希の左ボディでYOSHIHIROが後退。すかさずラッシュをかけるYOSHIHIROがヒザでスタンディングダウンを奪う。歩希は前蹴り連打からヒザ、YOSHIHIROもワンツーとで反撃。歩希の左ボディに苦しみながらも、鼻血で顔面を朱に染めながら打ち返す。  3R、ワンツー・逆ワンツーの歩希にYOSHIHIROも全力のワンツーとヒザで反撃。歩希の左フックに大きくグラつくも、また前に出てワンツーを打つ。右ボディに左ローで前へ出るYOSHIHIRO、さらに左ボディストレート。歩希は右ミドルからの右ストレート。両者フラフラになりながらもフルスイングの右を放ち、互いに被弾するが歩希の方がパワーがある。  判定はジャッジ1名が歩希を支持したが、文字通りの痛み分けドローとなった。 [nextpage] ▼第1試合 KNOCK OUT-RED(ボクシンググローブ)フェザー級 3分3R×北島颯人(和術慧舟會AKZA)=57.45kg判定0-3 ※28-30×2、27-30〇大渕 翼(React Gym Shonan)=57.25kg  1R、サウスポーの北島に右ミドル、右ロー、右ボディストレートで前に出る大渕。組むとヒジとヒザも繰り出す。右の三日月から右ストレートを入れた大渕は、そのまま組んでコカす。北島は左ストレートのカウンター、組み際の左ヒジを狙うが組まれると大渕にヒザを蹴られる。さらに蹴り足キャッチでコカされる。  2Rも前に出ていくのは大渕でワンツー、前蹴り、右ボディ。北島も組んでのヒザとヒジを出して中盤から反撃。  3R、組んでヒザを蹴り合う両者。離れると大渕が前蹴り、左ヒジ。北島は左ストレートを打つが、大渕に組まれてヒザを蹴られる。大渕は前蹴り。終了直前、大渕の右フックで北島が大きくバランスを崩した。  判定は3-0で大渕の勝利となった。
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