▼第15試合 スーパーファイト K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
〇和島大海(月心会チーム侍/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)
TKO 1R 1分34秒 ※レフェリーストップ
×メレティス・カコウバヴァス(ジョージア/ICO Infusion-70kg欧州王者、FFC-70kg王者、KGP-70kg王者、IFP-72kg世界王者)
和島は第1回K-1アマチュア全日本大会優勝など、アマチュア大会で数々の実績を残して2016年7月にKrush初参戦。サウスポーから繰り出す破壊力十分のパンチと蹴りで2020年3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントではアワターン、城戸康裕を破って決勝へ進出するも、木村“フィリップ”ミノルに敗れて準優勝。9月のK-1ではラーシーシンをローキックでKO撃破、12月は藤岡裕平を左ハイキックで初回KO、そして2021年7月には木村からダウンを奪って苦しめたアビラル・ヒマラヤン・チーターを3Rにローキックで仕留めて3連続KO勝ちを飾ると、12月に木村に挑戦して左ミドルでKO勝ち、K-1王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝を遂げている。戦績は17勝(14KO)4敗。
メレティスは筋骨隆々の身体から繰り出される強烈な右ロングフックを武器に衝撃的なKO勝利を連発。過去にジョーダン・ピケオーにも勝利するなど、ヨーロッパの70kgでナンバーワンのハードパンチャーという呼び声も高い。ファンの間ではそのファイトスタイルと風貌から“欧州の木村“フィリップ”ミノル”と呼ばれ、かねてからK-1参戦が熱望されていたファイターだ。身長179cm。ICO Infusion-70kg欧州王者、FFC-70kg王者、KGP-70kg王者、IFP-72kg世界王者。戦績は42勝(35KO)7敗。
1R始まってすぐ、サウスポーの和島が放った左ローがローブローに。かなり強烈に入ったがメレティスは立ち上がって試合続行の意思を見せる。インターバルが与えられ、試合再開。右インローを蹴るメレティスにすぐ左インローを返す和島。
カウンターの左前蹴りをボディへ槍のように突き刺した和島は左ハイも浅くだがヒットさせる。メレティスの突進をバックステップでかわしての左ストレート、もう一発左を打ち込み最後は右フック。
ダウンから立ち上がったメレティスだが、レフェリーは様子を見てストップ。和島がメレティスの良さを出させずに圧勝を飾った。
和島はマイクを持つと「メレティス選手、日本へようこそ。今日はこんな感じやったんですけれど、何回やっても僕が勝つのでまた日本へ来てください。今日はヘラヘラしようと思ったんですが、テンションがアレなので今日はこの辺で終わっておきます」と笑顔で語った。