▼第3試合 K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R延長1R
〇レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)
KO 2R 1分01秒 ※2ノックダウン
×アヤブ・セギリ(モロッコ/スペイン)
※レオナが準決勝へ進出。
レオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央、小宮山工介らを撃破。2019年9月には西京佑馬を下して第9代Krushスーパー・フェザー級王座に就き、12月には山本直樹をKOして初防衛に成功。さらに2020年3月、村越優汰をも3Rにマットに沈めてKO勝ち。7月には武尊の盟友である大岩龍矢を判定に下して2度目の防衛に成功したが、2021年3月に武尊と大激闘の末にKO負けして連勝は「9」でストップ。武尊に敗れた後タイトルは返上し、12月に-61.5kg契約でマキ・チャーチャイにダウンを奪って判定勝ちしたが、2022年6月の『THE MATCH 2022』では中村寛と62kg契約で対戦して判定負け。戦績は29勝(12KO)7敗1分。
セギリは過去にK-1 WORLD MAXで魔裟斗とも激闘を繰り広げたアルトゥール・キシェンコの元で練習を積んでいる。固いガードと前に出る圧力を活かした手数の多いファイトスタイルで、スピーディーなパンチとタイミングよく繰り出す回転技が武器。スペインの国内タイトル、ISKAのインターナショナルタイトルを獲得。オーソドックスで戦績は10勝(8KO)3敗。
1R、長い距離でジャブを繰り出すレオナはいきなり左フックをヒットさせる。左手を下げたデトロイトスタイルで構えるレオナへセギリは飛び込んでの右フックをヒットさせる。前後へステップを踏んで飛び込みのジャブを出すレオナへ、セギリは体勢を沈ませて潜り込んでの左から右フック。レオナはヒザを突き刺す。ジャブを次々と命中させるレオナだったが、ラウンド終了間際、セギリが左フックを空振りしたと見せかけての右バックハンドブローでダウンを奪った。
2R、ローの蹴り合いからレオナが右ストレートを繰り出すがセギリは頭を振ってかわす。ならばとレオナは距離を詰めて連打を見舞うと右フックでダウンを奪い返す。思い切り左フックを振り回すセギリをレオナはステップでかわし、連打からクリンチ状態になるとセギリを押し倒し、ロープで後頭部を強打したセギリはダウンしたまま立ち上がれず、レオナが2ノックダウン(トーナメントルール)で大岩の待つ準決勝へコマを進めた。