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レポート

【K-1】優勝は怪物・朝久裕貴をストップしたレオナ・ペタス、大和哲也がダウン奪って初防衛、秒殺KOの金子晃大が鈴木真彦との再戦を希望、玖村将史がコンペットに敗れる、和島大海が初回KO圧勝、ジョムトーン圧巻KO勝ち

2022/09/11 14:09

▼第10試合 tvk開局50周年記念試合 -58kg契約 3分3R延長1R
×西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
延長R 判定1-2 ※10-9、9-10×2
〇森坂 陸(エスジム)
※本戦の判定は30-29、29-30、29-29。


 西京はアマチュア時代から活躍し、2014年に16歳でプロデビュー。2015年にK-1甲子園で優勝。2017年6月のK-1で小澤海斗に勝利すると、続く10月のKrushでは小澤の持つベルトに挑み、再度勝利して第3代Krush-58kg王座に就いた。2018年3月のKrushで村越優汰に判定勝ちして王座防衛し、6月の「第2代K-1代フェザー級王座決定トーナメント」では朝久裕貴、芦澤竜誠を下して決勝に進出するも、足を負傷して村越優汰に無念のTKO負け。2019年1月の防衛戦で江川優生に敗れてベルトを失い、6月のK-1でホルヘ・バレラをKO。11月の「第3代フェザー級王座決定トーナメント」に参戦。1回戦のアーサー・メイヤー戦で先制のダウンを奪い、試合を有利に進めるも左足骨折のアクシデントで無念のTKO負けを喫した。今回はそれ以来となる約2年10カ月ぶりの復帰戦。戦績は15勝(5KO)5敗。


 森坂は2017年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年3月にはK-1出場も果たしている。2017年7月には現K-1フェザー級王者・江川優生から勝利を収めた戦績が光る。2020年には「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」に出場して決勝まで勝ち上がったが、決勝で新美貴士に敗れて王座を逃した。3月のK-1では軍司泰斗に判定負け、12月のK-1でも斗麗に判定負けと3連敗を喫したが、2022年4月のKrushで竹内将生に判定勝ちして連敗を脱出した。7月30日のKrushで亀本勇翔から判定勝ちしたばかり。戦績は14勝(3KO)12敗2分。


 1R、サウスポーの西京はステップから入ってくる森坂を左ストレート、左ミドル、左インローで迎え撃つ。前へ出ていくのは森坂だが入ってくるところをワンツーで迎え撃つ西京。変則的な動きを見せる森坂に、西京は慎重な出足だ。


 2R、西京が右ローで先手をとるが、森坂が前へ出て間合いを詰めていく。森坂のローブローで中断後、再開しても前へ出るのは森坂。左右フックに西京は左フックを返す。躍動感のある動きから蹴りや左右フックを打つ森坂に、西京は被弾はしないが手数が少ないか。ジャブを突きまくり、森坂の前進をかわす西京。森坂は右ミドルを当てると右ストレート。


 3Rも右を当てに行く森坂はバックハンドブローも見せる。西京はジャブ、左ストレート。森坂もフックをガードの上から叩きつける。右ミドルを当てる森坂に西京がワンツーでヒットを奪う。前に出る森坂に西京は左ストレートを狙い撃ちにする。打ち合いになったところで森坂の左フックが命中。森坂は前に出て打ち合いに行き、西京はノーガードになって挑発するが右フックをもらってしまう。“効いてないよ”と笑みを浮かべた西京も打ち返しに行った。。


 本戦の判定は三者三様のドロー。延長戦へ突入する。森坂の右ローにワンツーを合わせる西京。森坂は変わらず前へ出て西京のガードの上からパンチを叩きつける。下がる西京は左ミドルを蹴り、ジャブで距離を開けると左ストレート。森坂はそれでも前へ出て左右フックを繰り出す。手数を出して前へ出て行く森坂は有効打はなくても攻めの印象。西京は手数が減り、判定2-1で森坂がK-1での初勝利を奪った。

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