▼第5試合 K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R延長1R
〇横山朋哉(リーブルロア)
KO 3R 1分41秒 ※左ハイキック
×スタウロス・エグザコスティディス (ギリシャ/Nasos/Mejiro Gym)
※横山が準決勝へ進出。
横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、プロ戦績は7勝(3KO)2敗。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場、抜群の破壊力で4連勝(3KO)と快進撃を続けていたが、2019年8月の試合で朝久泰央に敗れた。2020年2月には中島千博と好試合の末に判定勝ちして再起を飾ると、9月には第8代Krushスーパー・フェザー級王者の西京佑馬に判定勝ちするなど5連勝。「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、2022年1月の決勝で中島千博にリベンジを許した。6月に石田勝希から合計3度のダウンを奪う判定勝ちで再起を飾っている。戦績は12勝(6KO)3敗。
スタウロスはこれまでWKBC・WAKO・ISKAの世界タイトルを獲得し、2017年9月のK-1初参戦では元スーパー・フェザー級王者の大雅ををKOする波乱を起こした。2017年11月に小宮山工介に判定負け、2018年3月『K'FESTA.1』の「第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では一回戦で武尊に惜敗。同年9月にはスプリット判定で皇治に敗れた。しばらくK-1参戦が途絶えていたが、2019年6月にK-1でも活躍していた闘士の引退試合の相手を務めて復活の勝利。12月のK-1名古屋大会では大岩龍矢に判定で敗れた。今回は約3年ぶりの来日となる。戦績は33勝(12KO)11敗。
1R、サウスポーの横山は左ロー、左ミドル、左前蹴りと左の蹴りを多用。スタウロスが左フックで入ってくると右フック、ワンツーを合わせる横山。距離を詰めて横山にロープを背負わせるスタウロスは右フックを連続ヒット、横山も左フック、左ミドル、飛びヒザ蹴りで反撃する。
2R、左の長い蹴りを多用する横山は、左右フックから奥足への左ロー。この左ローが何度も決まる。スタウロスの振りの大きなフックはしっかりブロックし、右フックから左ストレート、そして左の蹴りをロー、ハイと蹴り分ける。横山の左右フックからの左ロー。スタウロスは入り込むたびにヒザやワンツーをもらい、ほぼ一方的な展開に。
3Rも距離を支配するのは横山。逆ワンツー、左ロー、左フックで攻め、スタウロスが入り込もうとするとステップで離れる。さらに近付いてくるとヒザを突き上げる横山。スタウロスは何も出来ず、ほぼ一方的な展開に。最後は左ハイをクリーンヒットさせ、スタウロスは失神。横山が鮮やかなKO勝ちで準決勝へ進出した。