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レポート

【K-1】軍司泰斗が斗麗をKOで返り討ちにしてトーナメント制覇、石井一成がKOで初陣飾る、江川優生が連敗脱出、鈴木勇人が“ど根性”で近藤魁成に逆転KO勝ち、与座が圧巻KO勝ち

2022/08/11 13:08

▼第15試合 K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇壬生狼一輝(力道場静岡/第7代Krushバンタム級王者)
判定3-0 ※30-29×3
×峯 大樹(若獅子会館)


 壬生狼は幼稚園から日本拳法を学び、のちにキックボクシングに転向。地元・福岡と九州の大会でキャリアを積み、高校在学中にプロデビュー。九州のキックボクシングイベント「大和」のバンタム級王座も獲得した。高校卒業時に福岡を離れ、力道場静岡に入門。ジムの2階で寝泊まりしながら練習漬けの日々を過ごす。2020年8月にKrush-EXで勝利を収めると、同年11月のK-1福岡大会で元Krushバンタム級王者・晃貴を、2021年1月のKrushでは松本日向を撃破。3月には吉岡ビギンをも破り第7代Krushバンタム級王座を獲得した。しかし、2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では決勝へ進出するも黒田斗真にKO負けで初黒星。12月の黒田との再戦では延長戦で判定負け、2022年3月の初防衛戦では池田幸司に判定負けと連敗中。戦績は12勝(2KO)3敗。


 峯は2019年10月にRKSバンタム級王座を奪取すると、同年12月よりKrushに参戦。藤田和希、高橋享祐に勝利するも萩原秀斗、池田幸司、松谷桐に敗れている。前戦は2022年4月に大村修輝から延長戦の末に判定勝ち。K-1には今回が初出場。戦績は8勝(3KO)5敗。


 1R、まずは右ローの蹴り合いからスタート。壬生狼はハイキックや左フックを散らしながら右カーフを蹴る。峯は壬生狼がパンチで来ると打ち合うが、先手を取られている印象。壬生狼の左インローがローブローとなって試合は中断。ジャブの差し合いの中、峯が左フック。壬生狼はパンチ&ローでゆさぶりをかけ、サウスポーにスイッチして前へ出ると同時に左ストレート。


 2R、クリンチ状態になるとカカトで峯の脚を蹴る壬生狼。両者とも速い回転のパンチを繰り出す。その中で壬生狼が左フック、左ボディをヒットさせる。蹴りからパンチ、ボディから顔面と攻撃を散らす壬生狼。


 3R、前に出る壬生狼に峯も打ち合う。至近距離でフック、アッパーを打ち合う両者だがホールディングが増える。接近してパンチを出し合い、ホールディングという展開が続く。峯には警告が与えられた。壬生狼はボディへの飛びヒザ。残り30秒、壬生狼は左フックから右ロー、もう一発右ロー。しかし、両者組み合ってしまう。


 勝敗は判定にもつれ込み、壬生狼の勝利となった。

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