▼第7試合 K-1スーパー・ヘビー級 3分3R延長1R
×坂本英則(修実館)
KO 2R 2分30秒 ※右フック
〇丸山公豊(宮田ジム)
両者は6月14日に行われた対戦カード発表記者会見にて、坂本が「動けるデブはちゃんと強いっていうところを見せられればと思っています。やっぱりデブ同士で一番重い階級として、破壊力があるところを見せられればなって思っています」と言えば、丸山も「坂本選手は動けるデブ、キックが得意な方だと。自分も動けるデブと言えばそうですね、動けるデブのパンチが得意な方といったところで、しっかり自分の得意分野を生かして、相手をKO出来るようにやっていきたいと思います」と、両者とも“我こそは動けるデブ”だと張り合った。
1R、坂本はジャブから右ロー、丸山はワンツー。両者とも巨体を揺らしてリング上にステップで弾む。ジャブの相打ちから坂本は右ロー。丸山の右フックをかわした坂本は左フック。前に出る丸山へ坂本は左右ロー。前に出る丸山が思い切り右フックを打ち、坂本を脅かす。坂本は軽快なステップを踏むと左ミドル。すぐに前へ出る丸山が豪快な左フック。
2R、丸山はクラウチングに構えてのパンチ重視の構え。坂本はややアップライトの蹴りやすい構え。このラウンドも前へ出るのは丸山で、ステップで回り込もうとするのは坂本。丸山が左右フックで坂本にロープを背負合わせるが、坂本は前蹴りとローで脱出。コーナーへ詰めた坂本が右ストレートをクリーンヒット。ステップで逃げる坂本だが丸山が追いかけてまたも右ストレートをヒットさせる。ロープを背負う坂本は丸山のパンチを浴び、坂本が前へ出たところで丸山が右ショートストレートを合わせる。
この一発で坂本が崩れ落ち、丸山のKO勝ち。地元での勝利に丸山は涙を見せた。丸山にはドレス姿の熊田曜子からトロフィーの贈呈。
丸山はマイクを持つと「どうでした? 動けるデブ。去年、この場で失神KOして正直なにも覚えてないんですけれど、こうやってしっかりK-1の舞台で勝てたことを心より嬉しく思います。またどんどん…リベンジマッチでもいいですよね、実方選手。ぜひそういった試合を組んでもらえたらありがたいと思います」と、涙を流しながらのマイクアピール。2021年7月のK-1福岡大会でKO負けを喫した実方宏介へのリベンジを希望した。