▼第19試合 スーパーファイト K-1クルーザー級 3分3R延長1R
×K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者)
判定0-3 ※25-30×3
〇谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント準優勝)
K-Jeeは福岡を拠点として2019年には初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントで3試合ともKOして初代王座に就いた(同王座は返上)。2020年12月の福岡大会でK-1同級王者シナ・カリミアンに挑戦し、1R1分54秒の速攻勝負でTKO勝ち。第2代王座に就いたが、2021年3月の再戦でカリミアンに王座奪還を許した。今年4月のK-1無差別級トーナメントでは1回戦でムハマード・サッタリにKO負けを喫している。戦績は21勝(18KO)12敗。
谷川は第1回&第3回真正会全日本空手道選手権大会重量級優勝の実績を持ち、極真会館にも挑戦して2016年第33回全日本ウェイト制空手道選手権大会重量級4位、2016年第48回全日本空手道選手権大会7位入賞の成績を収めた。2017年5月にキックボクシングでプロデビューし、2020年3月よりK-1 JAPAN GROUPに参戦。2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するもサッタリにKO負けで王座戴冠ならず。今年4月の「K-1無差別級トーナメント」でも決勝進出を果たしたがサッタリにKOで敗れた。戦績は9勝(4KO)6敗1分。
1R、右カーフを蹴るK-Jeeに谷川も右ローを蹴る。もみあいになったところで谷川が後頭部へパンチを見舞ってしまい、注意が与えられる。谷川が左ハイをヒットさせ、K-Jeeが左インローを蹴り返したところローブローとなってしまう。再開後、谷川が右カーフ、両者フックを打ち合って右ローも蹴り合う。谷川の右ローでバランスを崩すK-Jee。谷川の左ハイで身体を丸めるK-Jeeに谷川はパンチとヒザ。右ローを蹴り合うが、明らかに谷川の威力が優っている。
2Rも谷川の右ローに身体が傾くK-Jee。接近戦で谷川が右フックを打ち込むとK-Jeeが後退、そこへ谷川が連打を見舞う。動きが鈍いK-Jeeに谷川が右インロー、これはK-Jeeの奥足の内側を中足で蹴るという珍しい技でK-Jeeがダウン。立ち上がると右ハイを見舞う谷川。K-Jeeはワンツーを打つがスピードもパワーも感じられない。谷川は右カーフ、左フックと攻める。
3R、谷川は右ローを徹底的に狙い、左ハイも蹴る。K-Jeeは前へ出て右ストレートを打つが、谷川がブロックして右ローを蹴る。パンチを出すたびに右ローを蹴られるK-Jee。谷川はヒザ、前蹴り、左フックも。右カーフで大きくバランスを崩すK-Jee。そして右フックでついにK-Jeeが崩れるようにダウン。
立ち上がると左フックを繰り出すK-Jeeだが、谷川に右ローを蹴られる。逆転を狙うバックハンドブローは不発。しかし最後の最後にK-Jeeの右ストレートがヒットし、谷川がフラッとしたところで試合終了。