▼第10試合 K-1ライト級 3分3R延長1R
×篠原悠人(DURGA/第6代Krushスーパー・ライト級王者)
KO 2R 1分14秒 ※左アッパー
〇与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
篠原はK-1甲子園2015 -65kgで優勝し、2016年4月にK-1初参戦。2018年K-1ライト級世界最強決定トーナメントでは1回戦でゴンナパーをKOする大番狂わせを起こして3位になり、2018年8月にはKrushスーパー・ライト級王座に就いた。同王座は返上してライト級に本格転向し、2020年6月ゴンナパーが保持するKrushライト級王座に挑んだが判定で敗れ王座奪取ならず。9月のK-1大阪大会で卜部功也、2021年3月のK’FESTAで西京佑馬に敗れて3連敗を喫したが、7月に谷山俊樹に判定勝ちすると続く12月も石田勝希に判定勝ち。今年2月のK-1では瓦田脩二にも勝利。戦績は16勝(6KO)6敗。
与座は2017年極真会館第6回全世界ウェイト制空手道選手権大会で軽量級優勝の実績を持つ空手家で、2019年3月にキックボクシングに転向。7戦全勝(3KO)の快進撃を続けていたが、2020年2月の鈴木千裕戦で初黒星。その後は久保政哉、喜入衆に連勝したが、2021年3月の『KNOCK OUT』で宮越慶二郎に判定2-1で惜敗。12月にKrush初参戦を果たし、蓮實光を左ハイキックで豪快KO。今年2月の第2戦でいきなり現ライト級王者・朝久泰央と対戦すると、延長戦で勝利する番狂わせを起こした。戦績は11勝(5KO)2敗。
1R、近付いてくる与座に篠原はワンツー。圧力をかける与座に篠原はロープを背負う形となるが、ジャブを付いて左へ回り込んでいく。篠原はスイッチも見せる。与座は両腕ブロックを固めて前へ詰めていき、左ボディを打って右ロー。篠原はガードの上からでも構わずパンチを打って与座を下がらせようとするが、与座はどんどん前へ出て左ボディと右ロー。篠原は与座のガードの隙間を縫うようなショートアッパー&フックをねじ込んでいく。
2R、与座が踏み込んでくると篠原はスイッチしてのワンツーで迎え撃つ。コーナーに詰めた与座が右カーフを蹴ると篠原はついに耐えきれずダウン。立ち上がった篠原はパンチの連打とヒザ蹴りで応戦するが、与座が右ローを蹴って左アッパーを突き上げると片足立ちになり、レフェリーがストップした。
セコンドの野杁正明と勝利を喜ぶ与座。リングサイドで試合を見ていた現王者・朝久泰央の前でまたもインパクトのあるKO勝ちを収めると、マイクで「言いたいことは一つだけで、自分がこれからK-1ライト級、そしてK-1を引っ張って行きたい存在になりたいと思います。そのためには王者でないと始まらないと思うので、そこにいる朝久選手、怪我を治してタイトル懸けてもう一度戦ってください」とアピール。
すると朝久がベルトを持って立ち上がり、サムズアップするとその親指を下に向けて宣戦布告。与座は「じゃあ、決まりってことで」と話した。