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レポート

【K-1】軍司泰斗が斗麗をKOで返り討ちにしてトーナメント制覇、石井一成がKOで初陣飾る、江川優生が連敗脱出、鈴木勇人が“ど根性”で近藤魁成に逆転KO勝ち、与座が圧巻KO勝ち

2022/08/11 13:08

▼第17試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇江川優生(POWER OF DREAM/第3代K-1 WORLD GPフェザー級王者)
判定3-0 ※30-27、30-28、29-28
×マキ・チャーチャイ(真樹ジムAICHI/ISKAムエタイ世界スーパーライト級王者)


 江川は2013年10月に高校生でプロデビュー。高いボクシングスキルを武器に連勝を重ね、2019年1月にKrushフェザー級王座を奪取。6月には初防衛を果たし、11月の第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントでは3試合連続初回KOで王座に就いた。「K-1 AWARDS 2019」ではMVPにも輝いている。怪我のため12月の武尊とのエキシビションマッチ以来試合から遠ざかり、2020年9月のK-1で椿原龍矢とノンタイトルマッチで復帰戦を行ったが、まさかの判定負け。2021年3月、王座を懸けての再戦でも延長R判定で敗れて王座を失った。今年4月にはスーパー・フェザー級に階級を上げたが大岩龍矢に敗れ3連敗。戦績は14勝(14KO)5敗1分。


 チャーチャイは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級3位で、戦績は138勝(32KO)43敗15分(日本での戦績は4勝1敗1分)のサウスポー。2020年12月の『ホーストカップ』で大石駿介と引き分け、7月の再戦では3R43秒、ヒジ打ちによるTKOで大石を破り、ISKAムエタイ世界スーパーライト級王座を奪取した。10月10日の『スックワンキントーン』では鈴木真治に判定2-1で勝利し、WMOインターナショナル・スーパーライト級王座も獲得している。K-1には昨年12月の大阪大会に初参戦、レオナ・ペタスを相手に判定負け。


 1R、江川の左ボディをもらったチャーチャイは後退、江川はステップを前後に踏んで飛び込んでの左右ボディを叩き込む。さらに江川は右三日月蹴り、右ロー。身体をくの字にしながらもチャーチャイは左ミドル、左ローを蹴り返す。江川はボディとローでダメージを与えつつ、左アッパーも突き上げる。タフなチャーチャイは左ミドルを蹴りながら前へ出ていき、江川をさがらせてボディへヒザ蹴り。江川のワンツーをおもらってもチャーチャイは前へ出てくる。


 2R、江川はチャーチャイとミドルの蹴り合いをして両者笑顔を見せる。江川は右ローも蹴る。前に出てくるチャーチャイへ江川が右フックからの左フック、さらに左ボディも。タフなチャーチャイはロープ際へ追い詰められても左ミドルを蹴り、少し休んで再び前へ出る。江川の左右ボディにチャーチャイは両手を広げて“もっと来いよ”と不気味な笑顔。


 3Rも左右ボディを命中させる江川だが、チャーチャイは前へ出て左ローと左ミドルを蹴る。チャーチャイはカモンゼスチャーで江川を挑発。チャーチャイの前蹴りがローブローとなって中断となる。江川は左右にステップで動きながら入り込んでの左右ボディ。チャーチャイは左ミドルと左ローを蹴るが、勝っていると思ったのか完全に流しモード。江川は何度もボディへアタックを仕掛けたが、タフなチャーチャイを仕留めることは出来なかった。


 判定は3-0で江川が勝利。連敗ストップに江川は笑顔を見せた。

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