▼第1試合 K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R延長1R
〇寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※30-27×2、30-28
×銀次(VAINQUEUR GYM)
※寺田がリザーバーに決定。
寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んで同じく『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると、現在まで5勝(2KO)無敗。2021年12月には無敗のホープ対決として注目された松山勇汰戦で豪快KO勝ちを飾り、今年5月には稲垣澪に大差の判定勝ち。
銀次は福岡在住の選手で、九州プロキック・フェザー級王者、TENKAICHI同級王者、大和57.5kg王者の三冠王。戦績は16勝(7KO)3敗3分。2021年5月のKNOCK OUTに初参戦し、小笠原裕典と延長戦の末に引き分けた。9月の九州プロキックボクシングでは、過去2度勝利を収めている栗秋祥梧と3度目の対決を行い、2R1分40秒で右ボディブローによるKO勝ち。10月には龍聖とKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦を争ったが判定で敗れている。
1R、前に出る銀次に寺田は左フックを合わせに行く。銀次は右カーフ。寺田が前へ出てくると銀次は右のクロスを狙う。すると寺田は左ボディ。銀次は顔面とボディへ打ち分けるが、入り込むところに寺田に左フックを合わされてダウンを奪われる。立ち上がった銀次に寺田は右フックを連打、銀次は寺田の左ボディに左フックを返す。至近距離での打ち合いとなり、銀次も強気に返す。
2R、前に出てくる銀次の前足を寺田は蹴り。ロープに詰めると寺田は左ボディ、銀次もすかさず左フックを返す。銀次は左ボディから左フックのダブルをヒットさせる。前に出る銀次に寺田はやや手数が減った。お互いに相手の入り際に左フックを打ち、銀次は左のダブル。寺田も左右フックを返す。
3Rも前に出るのは銀次。右ローを蹴ってパンチにつなぐ。寺田は下がりながら左ミドル。銀次は左右ボディを打って顔面へパンチをまとめる。寺田は足払いで2度銀次を転倒させた。中盤まであまり手が出なかった寺田だが、中盤を過ぎるとジャブ、左フックを出して前へ出て、足払いで銀次をまたコカす。前に出る寺田が左右フック、銀次もこれに応え足を止めて打ち合うが、寺田がヒットで上回ったか。