▼第11試合 スーパーファイト -63kg契約 3分3R延長1R
〇ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/第4代K-1 WORLD GPライト級王者)
TKO 1R終了時 ※ドクターストップ
×岩﨑悠斗(PURGE TOKYO)
ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2018年4月に佐々木大蔵を下して第5代Krushライト級王座に就き、同年9月に大沢文也、2020年1月に横山巧、6月には篠原悠人の挑戦を退け3度の防衛に成功した。そして12月のK-1で林健太を破り、第4代K-1 WORLD GPライト級王座に君臨したが、2021年7月の初防衛戦で朝久泰央に判定2-1で敗れ王座を失った。その後は 3連勝で2連続KO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』では白鳥大珠を1R2分42秒、右フックでマットに沈めた。戦績は112勝(25KO)30敗3分。
岩﨑は高校時代にK-1甲子園に出場し、プロデビュー後はJ-NETWORKスーパー・ライト級王座とS-BATTLE KICKライト級タイトルを獲得。2013年7月からKrushに参戦すると、東本央貴、佐々木大蔵、安保瑠輝也から勝利を収めた。しばらく試合から離れていたが、2022年4月にPURGE TOKYO所属としてKPKB(九州プロキックボクシング)に参戦し、ダルビッシュ黒木から復活のKO勝利を収めている。戦績は20勝(9KO)4敗2分。
『THE MATCH 2022』での勝利からK-1に凱旋出場となるゴンナパーの対戦相手に大抜擢という形となった岩﨑だが、中村拓己K-1プロデューサーは「実力的には勝つ可能性も十分にある」と評した。
1R、サウスポーのゴンナパーに岩﨑はジャブと右インロー、ゴンナパーはノーモーションの左ストレートを出しつつ、左ミドルと左ローを蹴る。このノーモーションの左ストレートが岩﨑の顔面にヒット。岩崎は左フック、左ボディを打つがゴンナパーの左ストレートをもらってしまう。そして左ミドルからの左ストレートでゴンナパーがダウンを奪う。ラウンド終了直前にはゴンナパーが左ハイキックを直撃。
そして2R開始前、岩﨑はハイキックで鼻を負傷し、試合続行不可能であることが告げられ、ゴンナパーのTKO勝ちとなった。
ゴンナパーはマイクを持つと「応援してくれた皆さん、ありがとうございました。次回はぜひタイトルに挑戦したいと思います。随分長い間待っています」と、現王者・朝久泰央へのタイトル挑戦&再戦をアピールした。