▼第3試合 K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R延長1R
〇軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1 WORLD GPフェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、30-27×2
×ファク・スアレス(アルゼンチン/WGP Kickboxing 世界-60kg王者)
※軍司が準決勝へ進出。
軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2020年9月に2階級制覇を懸けてKrushスーパー・バンタム級王者の玖村将史に挑戦したが判定負け。12月からフェザー級に階級を上げると3連勝を収め、12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦。延長戦の末に判定勝ちで第5代王座に就いた。2月には武尊とエキシビションマッチで拳を交え、続く3月には斗麗を延長戦の末に退けた。戦績は17勝(4KO)5敗1分。
スアレスは南米の立ち技格闘技イベント『WGP Kickboxing』で活躍するアルゼンチン出身・在住のファイター。多彩なパンチのコンビネーションとローキック、そして打ち合いを好むアグレッシブなファイトスタイルで「WGP Kickboxing」の-60kgのベルトを巻いた。戦績は20勝(7KO)7敗。2020年3月に江川優生との試合で初来日を果たす予定だったが、江川の欠場で来日が中止となっていた。
1R、スアレスの左フックをもらってグラついた軍司だがすぐにワンツーで反撃。左ボディ、右ローを交えたパンチの連打で逆襲する。右ボディストレートと左ボディで軍司が攻めれば、スアレスも右ストレート&左右フックで前へ出る。軍司は左ミドル、左ヒザとレバーを攻めて右ストレート。スアレスは右フックを思い切り振るが、軍司は見えている様子。
2Rもスアレスは右フックを思い切り振って来るが、軍司はしっかりガードして左フックを合わせ、ボディから顔面へとつないでいく。左ボディの連打とヒザ蹴り、さらに顔面へもヒザを突き上げる軍司。スピードが落ちてきたスアレスへ軍司が右フック。コーナーへ詰めてパンチの連打からボディへヒザを突き上げ、さらにパンチでもボディを攻める軍司にスアレスは防戦一方。身体がくの字に曲がる。
3R、軍司はガードを固めて前に出て距離を詰め、ワンツーと左フックで攻める。スアレスもワンツーを返していくが、軍司のパンチをボディにもらうと身体を丸めてしまう。下がるスアレスの左右フックを余裕でかわし、左ボディとヒザ、そして左フックで追い回す軍司。反撃を見せるスアレスだが軍司にボディを詰められると後退を繰り返し、判定3-0で軍司が玖村修平の待つ準決勝へ進出した。