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レポート

【K-1】トーナメントは金子晃大が玖村将史にリベンジして優勝、武尊はバチバチ打ち合い、与座優貴が朝久泰央に延長戦で勝つ番狂わせ、KANAがダウン奪う復活勝利、芦澤竜誠が逆転KO勝ち

2022/02/27 13:02

▼第16試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※30-27×3
×ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館)


 佐々木は2008年にK-1甲子園でベスト8入り、同年5月にプロデビューし、2016年にKrushライト級王者となった。2018年4月の2度目の防衛戦で同王座を失い、スーパー・ライト級に転向すると同年11月のK-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントでは準優勝。2019年6月大会では不可思をTKOで下している。2020年2月大会で鈴木勇人を破り、ライト級に続いての2階級制覇に成功。7月に近藤拳成を相手に初防衛し、12月のK-1では大和哲也を判定3-0に降している。今年5月には平山迅を破り2度目の防衛に成功。9月のK-1では元同門の林健太にも勝利して怒涛の8連勝中。戦績は30勝(6KO)17敗1分。


 トファネリは世界闘英館空手道選手権大会70kg未満級優勝。MMAとキックボクシングの二刀流で、キックボクシングでは2018年5月の『RISE』で直樹に判定負け、2020年7月のRISEで原口健飛に敗れたが、中野椋太や麻原将平を鮮やかなバックスピンキックでKOしている。2020年11月のK-1に初参戦し、ウェルター級で野杁正明に判定負け。スーパー・ライト級に階級を落とした2戦目では元Krush王者・鈴木勇人からTKO勝利を収めた。2021年5月の林健太戦ではKO負けし、それ以来の試合となる。戦績は15勝(10KO)10敗1分。


 1R、右カーフを蹴ってくるトファネリに佐々木は右ローを蹴り返す。ワンツーの連打でヒットを奪うトファネリ。さらに前へ出て後ろ廻し蹴りを繰り出す。佐々木はジャブと右フックで反撃、右ボディからの左フックでダウンを奪う。ここで深追いせず、佐々木はジャブを突いて左ミドル。トファネリは変わらず前へ出ていく。


 2R、佐々木は真っ直ぐのワンツーを打ち、右ローを蹴る。トファネリのハイをかわすとすぐに右ロー。ジャブを突く佐々木にトファネリが右ストレート。これで佐々木がグラつくが、佐々木はワンツーで打ち合う。またもトファネリの右をもらって大きく仰け反る佐々木。それでも左フックを打ち返し、近距離での左右フックでトファネリを棒立ちにさせる。佐々木は左ボディを突き刺しての左右フック、左ミドル。トファネリはバックハンドブローを繰り出すが、佐々木はかわしてワンツーの連打。


 3R、ジャブを出しながら左へ回り込む佐々木。右ローとワンツー、トファネリはハイキックを狙う。佐々木は右ローを蹴りながら前へ出てワンツー、トファネリは左ミドルを返すが、佐々木は細かくパンチを当てて左ミドルにつなぐ。右のスネをぶつけるような佐々木独特の右ロー。残り10秒で両者足を止めての打ち合いを見せたが、どちらもクリーンヒットはなく試合終了。


 ダウンを奪った佐々木が判定勝ち。これで9連勝となった。

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