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レポート

【K-1】トーナメントは金子晃大が玖村将史にリベンジして優勝、武尊はバチバチ打ち合い、与座優貴が朝久泰央に延長戦で勝つ番狂わせ、KANAがダウン奪う復活勝利、芦澤竜誠が逆転KO勝ち

2022/02/27 13:02

▼第17試合 スーパーファイト K-1女子フライ級 3分3R延長1R
○KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者)
判定3-0 ※30-27×3
×RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)


 KANAはK-1&Krush女子部のエースとして活躍。2016年4月に紅絹との王座決定戦を制し、第2代Krush女子フライ級王者となった。同王座は2017年1月にメロニー・ヘウヘスに奪われるも、同年12月に奪回。2019年12月に行われた初代女子フライ級王座決定トーナメントで優勝し、初代K-1女子フライ級王座も手にした。2020年11月にノンタイトル戦で壽美に判定で敗れ、しばらくリングから離れていたが今大会で復帰。戦績は17勝(7KO)3敗。


 RANは第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-55kg優勝。2020年2月の『RISE GIRLS POWER』でAKARIとの女子高生対決に敗れたが、9月の同大会ではAYAに判定勝ちしている。2021年3月、Krushに初参戦するとファエゼ・ウィラサクレックに勝利したが、7月に真優、12月は池内紀子に敗れた。戦績は4勝6敗。


 1R、前に出るKANAにRANは前蹴り、クリンチになってもKANAは右フックを連打して攻撃の手を休めない。ジャブで入ったKANAが右ストレート。RANは前蹴りをフェイントしての左フックを狙い、さらに右ローを蹴る。KANAの右ミドルをキャッチして右ストレートを打つがこれは注意を受ける。ワンツーを繰り出すRANにKANAは右カーフを蹴る。


 2R、KANAは右ミドルをしっかり当てていき、RANが左フックから右アッパー。KANAは左ボディを打つと、打ち合ってくるRANに右のカウンターをクリーンヒットさせてダウンを奪う。立ち上がるとRANは負けじと右フックをヒットさせ、右ストレートから左フックそして右アッパーのコンビネーションを見せる。KANAはヒザ、そして左右ボディ。KANAはボディを攻めつつ、左右フックの連打。RANをグラつかせる。


 3R、KANAの右ハイをかわしたRANが右ハイのお返し。KANAに臆することなく攻めの姿勢を見せる気が強いRAN。KANAの左右フックにも左右フックを返してくる。KANAの右フックからの左フックに一度は下がるRANだが再び前へ。KANAは左ボディを攻め、右カーフも蹴る。RANが前へ出来るところにはヒザ蹴りを突き刺す。思い切って左右フックを放つRANだが、KANAの左フックもヒット。打ち合いになるとしっかり左右フックを当てるのはKANA。それでもRANは立ち続けて打ち合う。


 RANも根性を見せたが、判定3-0でKANAが復帰戦に勝利した。


 涙を見せるKANAは「今日ここに戻ってこれて本当に幸せです。この負けてからの期間もたくさん支えてくれて、サポートしてくれて応援してくれた人たちのおかげでKOにはならなかったですが勝利できました。もっともっと先頭を引っ張っていく立場として魅せる試合をしたかったんですが、RAN選手も気持ちが強くて倒せなかったので次は倒します。このK-1を目指す選手がどんどん増えていて、自分が先頭としてK-1女子をひとつ上のレベルのステージに持っていきたいと思います。これからもK-1女子を盛り上げるために頑張っていきます。K-1最高!」とアピールした。

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