2026年2月23日(日)東京・後楽園ホール『RISE 196』にて、フェザー級(-57.5kg)王座次期挑戦者決定戦3分3R延長1Rで同級3位・梅井泰成(Mouton)と対戦する同級4位・大森隆之介(EX ARES)のインタビューが主催者を通じて届いた。
大森は2020年1月のプロデビュー後、2021年7月に有井渚海に負け連勝がストップするもその後は格上を次々と撃破。2024年3月、13戦全勝の山田虎矢太をバックハンドブローでKOする大番狂わせを起こした。8月にはバンタム級王者・大﨑孔稀に挑戦したが判定で敗れ王座戴冠ならず。2025年4月、鈴木真彦からダウンを奪っての判定勝ちで名を挙げた。10月の「フェザー級王座次期挑戦者決定トーナメント」準決勝では翔に勝利。戦績は11勝(6KO)3敗。
『倒しにいく』のが今回のテーマ
――フェザー級次期挑戦者決定戦となりますが、今の心境はいかがでしょうか?
「来るべくして来たなみたいな。正直安本よりも強いと思っているし、なので別にびっくりもしないですね。来るだろうと思っていた相手も来たし、いけるだろうなと思っていました」
――試合に向けて心身ともにコンディションは良好ですか?
「体も調子良いです。ぶっちゃけ翔戦の時は格闘技に対してのモチベーションがすごく下がっていて、『このままで大丈夫なんかな。いつ辞めよう』くらいの気持ちは正直あったんですよ。だけどタイに行って向こうにいる人に会って、あれだけしんどい練習しているくせに楽しく格闘技をやっていて。ONEの舞台を見て盛り上がりがすごいなと思って、自分の中ですごく明るいものを見たんですよ。こういう舞台にしていくのもすごいし、自分が上がるのもすごいし、自分の中で格闘技の可能性が広がったっていうのがあって、今はメンタルもめちゃくちゃ良いです」
――会見での発言で、今まではマイナスな面が強調されるようなことが多い印象だったんですけど、最近はポジティブな面が強調されている気がするのですが、何か心境の変化はありましたか?
「自分で仕事し始めたのもそうだし、色んなストレスが増えたのもそうなんですけど、自分の人生に対して心配がなくなりましたね。このまま勝ち続けてやっていけばいけるなっていうのもあるし、格闘家としても成功できるなっていう気持ちはすごくあります」
――最近経営者になってビジネス的な話もよくするようになってきて、そういうところが心境の変化というか人間的に成長した面になったんですかね?
「経営者とか言えるレベルではないんですけど、考え方は周りのおかげで変えられたなっていうのはあるし、自分自身がやりたいことのためにどう動いたらいいかっていうのは考えるようになりましたね」
――昨年のご自身の試合を振り返ってみていかがですか?
「全部勝ってるんですよ。全部勝っている割に、納得のいく試合は一つもなかったなっていうのはあって」
――鈴木真彦戦も納得いかなかったですか?
「そうですね。守りに入ったなっていうのは感じていて。というか大きいことをずっと言っていたじゃないですか。ずっとどこかで“勝たないといけない”っていう気持ちもあって、勝たないといけないのはずっとあったけど、“本当に負けたらダメだ”っていうのがすごくあったんですよ。なので守りに入る戦い方をしているなっていうのはKO率にも出ているし、自分のスタイルには合っていないなと思っています」
――それは何が原因だったんですか?
「背負い過ぎていたっていう部分もあるし、自分が本当に変えてやろうっていうのは感じていたんですけど、今は自分が勝って報われたい、有名になりたい、チヤホヤされたいっていう思いがあるので、そこに正直になるとスパーリングでも全然いけるようになりました。『倒しにいく』っていうのが今回のテーマです」
――今回対戦する梅井泰成選手の印象はいかがですか?
「気持ちの入った気持ちいいファイターですよね。それが1番というかそれしかないというか。色んな武器もあるし色んな良いところや成長しているのも僕も感じているんですけど、1番先に来るのは“良いファイターだな”っていう印象ですね。僕が敵ながら応援したくなるファイターだなと思います」
普通に僕の力を出せば倒れる
――個人的にも親交があったということなんですけど、どのくらいの仲なんですか?
「東京に行ったら毎回泊まりに行っていたし、僕が東京に行くっていうのを当日の朝に連絡しても、それでも泊めてくれるみたいな感じです。東京に来たら絶対に飯代とかを出させてくれないんですよ。それくらい可愛がってもらっていましたね」
――お互いを殴れるかっていう質問があった時に、梅井選手は「殴れない」って仰っていて、大森選手は「殴れる」って仰っていて、それを見た梅井選手は「殴れないって言ってる自分がバカみたいだ」って開き直ってました。
「僕は殴れるんだけどなって思ってました笑。でもできる事なら通らなくてよかった道だとは思うんですけど、心の中でいつかやるかなとは思っていました。ただ別にやるからといって、この試合が終わった後に僕は何も思わないし、大好きな先輩は先輩なんで」
――梅井選手は会見からタイトルマッチに向けて気持ちが入っている感じがしますよね。
「それは感じました。気持ちは絶対に入っていると思いますね」
――タイトルマッチにいきたい気持ちは大森選手も同じくらい持っていますか?
「タイトルマッチにいきたい気持ちはめっちゃあります。タイトルマッチにいって安本とやりたいっていう気持ちがすごいあります。安本が待っている今の状況もちょっとイライラするので、チャンピオンだから当たり前だけど何でお前が待ってんの?って思うので(笑)」
――ベルトが欲しいというよりも安本晴翔に対する気持ちの方が強いですか?
「そんなに強いんかお前、みたいな。なんかやってみたいんですよね」
――そういう強い思いがあるとファンは感情移入しやすいですよね。
「確かにそうですよね。僕は何かにとらわれたくないっていう思いがあって、やりたいやつとはやりたいし、勝ちたいやつには勝ちたいんですよ。そこは変わらずあるので、安本には負けたくないんですよね。大﨑孔稀もそうだったんですけど、なんかムカつくんですよね。大﨑孔稀は根っこの悪さを感じるし、安本は根っからのアホだからムカつくんですよ(笑)」
――タイトルマッチまで楽しみになりましたが、今回の本番はこの挑戦者決定戦の試合ですね。改めて梅井選手と殴り合えますか?
「もちろんです。1ラウンドで倒すつもりでいるし、普通に僕の力を出せば倒れると思っています」
――どんな試合がしたいですか?
「ガチャガチャはしたくないですね。すっぱり終わると思っています」
――梅井選手はガチャガチャを狙ってくると思います。
「絶対ガチャガチャくると思います。このインタビューがオフィシャルなので本当に書いてほしいんですけど、“バッティングだけ注意してほしい”。梅井泰成はバッティングがめっちゃ多いんですよ。あんなに金的蹴られるのもおかしいんで、バッティングと金的はほぼほぼ梅井本人の責任なのかなと思っています」
――気をつけろよって話ですか?
「そうですね。だって毎試合やばくないですか? バッティングだけは絶対にあかんで(笑)。もし当たったとしたらそっちが悪いです」
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「僕は吹っ切れた部分があって、自分自身がやりたい格闘技を自由奔放にやっていくっていうのが自分に合っていると思うので、今回も勝ちは変わらないですけど、楽しい大森隆之介が見れるように作っていくので、ぜひ楽しみに会場に来てもらえたらなと思います」