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レポート

【K-1】トーナメントは金子晃大が玖村将史にリベンジして優勝、武尊はバチバチ打ち合い、与座優貴が朝久泰央に延長戦で勝つ番狂わせ、KANAがダウン奪う復活勝利、芦澤竜誠が逆転KO勝ち

2022/02/27 13:02

▼第7試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R
×小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定0-3 ※29-30×3
○玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)


 小澤は空手とアマチュアボクシングをバックボーンに2014年6月のKrushでプロデビュー。11戦目で武尊の相手に抜擢され、乱闘騒ぎを起こすなど武尊に喧嘩を売って注目を浴びた。2016年8月には大岩龍矢を破り、第2代Krushフェザー級王座に就く。武尊には2016年11月の初代フェザー級王座決定トーナメント決勝戦で連敗を喫するもののライバルとして君臨。しかし、西京春馬に連敗を喫して2戦目でタイトルを奪われると、その後は連勝と連敗を繰り返している。前戦は2021年9月に國枝悠太に判定勝ち。戦績は15勝(7KO)9敗2分。


 玖村は空手を学び、キックボクシング転向後は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年6月には「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場。同年10月の試合を最後に網膜剥離(全治3カ月)で戦線離脱していたが、階級を上げて復帰。2020年11月の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で新美貴士に敗れて涙をのんだ。その後は2021年3月に鷹大に勝利、5月には椿原龍矢に敗れるも、12月には才賀紀左衛門を1Rでマットに沈めて注目を集めた。戦績は16勝(8KO)9敗1無効試合。


 1R、積極的に前へ出るのは玖村。パワフルはローとミドルを蹴る。サウスポーの小澤もローを返すが、玖村のパワーにやや押され気味。小澤が左右フックを打つと玖村は右フックを返してヒットを奪う。小澤は左ヒザを突き刺すが玖村は構わず右ミドル、右フック。至近距離でフックを繰り出す小澤に玖村も打ち合い、離れると右ミドル。玖村のパンチからの右ミドルが何度も小澤を捉える。


 2Rも蹴りからパンチにつなぎ、前へ出ていく玖村。小澤は左ミドルをクリーンヒットさせると、飛び込んでの左ヒザを突き刺す。玖村の右カーフに小澤は右から大きく回す右フック。玖村の右ミドルと小澤の左ミドルの蹴り合いとなる中、玖村の右フックがクリーンヒットして小澤がグラつく。パンチをまとめる玖村に小澤は防戦一方となり、またも右フックをもらうがこのラウンドは耐えきった。


 3R、飛び込むような左ヒザを突き刺す小澤に玖村は右の三日月を蹴り返す。小澤も負けじとまた左ヒザ。さらに左ヒザをどんどん突き刺しって行き、玖村も右ヒザを蹴り返す。小澤の右フックで玖村がグラつき、小澤が攻め込むが玖村も右ヒザで反撃。ヒザの蹴り合い、両者至近距離でのワンツー。玖村がワンツー打ち込んでいき、右で小澤のアゴが上がる。小澤も必死に打ち返すが玖村のパンチの手数とヒットが目立つ。


 両者譲らずのシーソーゲームとなったが、判定3-0で玖村が勝利を収めた。

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